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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

別の世界ではただの日常です

盲目

作者: 茅野榛人

 俺は友人が起こしたスプレー缶の爆発事故により、両目を失明した。

 普通だったら友人を恨むだろうが、俺は友人に感謝している。

 なぜなら最近、幸福な世の中の光景が目に入らなくなったからだ。

 自殺の瞬間、有名人の訃報、妻の浮気現場、嬉しい光景など一つも見れなくなった。

 だから俺は、これ以上不幸な光景を目に入れられなくしてくれた友人に感謝しているのだ。

 ふと友人から突然遊びの誘いを受け、手を引かれ、肩を借りながら、友人との思い出の場所である、B公園に連れてかれた。

「おい、ところで何して遊ぶんだ?」

「手押し相撲だよ」

「懐かしいなぁ」

 手押し相撲は俺と友人が初めて遊んだ遊びだった。

「それじゃあ行くぞ、よーい、始め!」

 俺は思いっきり友人を押した。

「おい誰か落ちたぞ!」

「キャー!人殺し!!」

「さっきあの人、崖に立っている人押したんです!」

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