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悪魔狩りの魔女  作者: 華井夏目
15/63

13. 野外授業はわく・ハラです!

 目の前に爽やかな緑が広がる。包み込むような葉の間から暖かな日の光が差し込み、優しい草木の匂いが(フレンダ)の鼻を燻ぶる。


 やっぱり自然っていい。この温もりも匂いも不思議と人の心を穏やかにしてくれる。人がどれほどの技術で文明を発展させようと、結局は犬や猫と同じ動物なんだって事をこの自然は思い出させてくれる。


『花の魔女』、そう呼ばれる事がこれほど誇らしい事は無い。この綺麗な自然の力が私の中にあるんだから、その力があると思うと私は何でも出来る気がする。


「フレンダ~!何してるの?遅れてるよ~」


 遠くからエレナの声が響く。どうやら私はいつの間にか集団から離れて一人立ち止まっていたみたい。


 今日はエレナ達と初めての合同授業で、しかも野外授業で修道院近くの森林公園に来ている。


 公園とは言うものの町中にある小さなものなんかじゃなく。普通に樹海。それも保護生活圏(狩り人に守られている生活圏)の外側に位置してる公園だから、その辺から普通に魔物や悪魔が出る。


 ——とは言っても、先生の話じゃここにいるのは魔物だけで悪魔はほとんど現れないという。その魔物も比較的温厚なものしか居ないから、あまり害にならないと言ってた。


 ・・・ほんとかな。


 何て思いつつ私は目の前にある草木に心惹かれながら急いでみんなの元へ駆け寄り、華奢なあかりの背中に後ろから抱きついた。急な私の抱きつきにあかりはびっくりして身体が固まり、肩を上げてどうしたらいい?といった感じに身体を強張らせている。


 そんな彼女の可愛い反応を楽しみながら私はご機嫌な声で言う。


「野外授業って何かワクワクするよね。」


「そう?」


 硬直したままのあかりが首を傾げてそう言った。その言葉に私があかりは楽しくないの?と尋ねようとした時、彼女の声に釣られてエレナがしょうがないといった笑みを浮かべて私に言う。


「フレンダはまだまだ子供だね~」


「こども。」


 エレナだけじゃなくヘレンにもそう言われて急に恥ずかしくなった私は「子供じゃないよ!」と声を上げた。そしたら、あかりもクスリと笑う。私は、更に恥ずかしくなった。


 なんてやり取りをエレナ達としていると集団はちょっとした広場に辿り着く。すると、一団を先導していた先生達が足を止めた。そして、その内の一人、サリーが振り返りながら私達に声を掛ける。


「は~い静かに、二クラス合同だからってはしゃがないでみんなここに集まって!」


 可愛らしいサリーの言葉に合わせてシスター達は続々と彼女の近くに集まっていく。その波に私達も流され彼女の近くへ近寄るとその声に耳を傾ける。


「えー、ここは修道院が管理する森林公園です。今日は先日話した様に保護生活圏外での生存と圏外の生物に対しての対応を実戦形式で学んでもらいたいと思います。」


 改めて授業内容を確認してシスター達は不安気な動揺を見せる。その反応にサリーは優しい声で私達を励ます。


「まあ、そう硬くならず簡単なオリエンテーリングだと思えばいいわ。各チェックポイントを通過しながらここから五キロ先のゴールを目指して頑張ってください。」


「「「「「「「「は~い。」」」」」」」」


「もし何かあればこれから支給するリュックの中にあるロケット花火を空に飛ばして知らせてください。先生が至急その場に急行します。」


 サリーと一緒に先導していたケイという先生が私達にそう呼び掛けた。


 今回、同行した講師はサリー、ケイ、リン、それとヴィクトリアと言う先生の四人だ。


 どの先生も歴とした狩り人で、全員左耳に狩り人を証明する『クォーツ・クロス』と言う長さ四センチ程の水晶で出来た十字架のピアスをしている。


 だから、何があってもきっと大丈夫。


「あ、因みにゴールへは単独で向かってもいいし、チームを組んで向かってもいいわ。それは各人の判断に任せます。それじゃあ、各自近くの先生からリュック取りに来てくださ~い。」


 サリーのその指示を受けてシスター達は徐にリュックを取りに向かう。・・・でも、心なしかリンの方へ取りに向かうシスターは少ない。


 その様子に気付いたサリーは苦い笑みを浮かべながら「中身は全部同じだから誰から受け取っても同じだからね?」と少し困った声でシスター達に言った。


 そんな雰囲気の中、取りあえず私達も近くの先生の元に必要な物が入ったリュックを受け取る。そして、程なくして全員にリュックが行き渡るとサリーが確認するように言う。


「支給品は行き渡ったよね?それでは健闘を祈ります。」


 彼女がその言葉を言い終えた途端、突如私達シスターの足元に魔法陣が現れる。すると、突然身体が光に包まれる。


「え?」


 私の口から不意にそんな言葉が漏れるけど、そんな言葉も虚しく私の視界はホワイトアウトしていく。


 私が再び目を開けた頃には私は今まで居た広場じゃなく、何処かもわからない森の真っ只中に立っていた。


 これって、もしかして・・・・


「開始と同時に空間魔法で飛ばされるなんて、聞いてないんだけど!」


 思わず私は心の声を叫んだ。まさかいきなり森の中に飛ばされるなんて思いもよらなかった。


 というか、辺りに広がるのは一面の木々と草花、地図は持たされているものの目印になる様な物なんてこんな所にある訳がない。というか地図は読めない。なのに——


「どうやってゴールすればいいのよ~!」


「フレンダ?」


 突然後ろから声がした。でも、この声は間違いない。


「一人で何言ってるの?」


「あかりー!」


 そこに居たのはやっぱりあかりだった。彼女は木々の間から現れてキョトンとした顔で私を見つめている。


 たった一人、不安で仕方なかった私は一目散に彼女に飛びついた。


「おわっ!」


「あかりに会えてよかった~!もう独りで森の中に飛ばされてどうしようかと思ったよ~」


 そう言って縋りつく私に彼女はちょっと鬱陶しそうな反応を見せながら困惑した声で言う。


「いや、みんな転送先はある程度固まってるみたいだよ?」


「え?」


「ほら。」


 あかりが指を差した方を見ると、姿こそは見えないものの僅かに女性の話し声が聞こえてくる。そして、それがシスターのものだと確信させるように声のする方から魔女の魔力も感じ取れる。


「ほんとだ・・・な~んだ、じゃあわざわざこんな事しなくても・・・」


 突然の仕打ちに翻弄された私が呆れた声でそう漏らすと、私の腕から逃れたあかりが落ち着いた声でその答えを返した。


「多分、さっきの場所から固まって行動するのを避けたかったんじゃないかな?ほら、あれだけ人がいると流れに身を任せて移動しそうだし。」


 あかりにそう言われて私は確かにと納得する。あのままスタートだったら私はみんなの流れに乗って行動しそう・・・


「でも、ここどこだろ。それが分からないと移動のしようが・・・」


 気持ちを切り替えてあかりと状況を確認しようと私がそう口にすると、隣に立つ彼女は呆れた表情をして私に言う。


「フレンダ、フレンダ。後ろ。」


 その言葉に釣られて私は後ろを確認する。すると、さっきは気付かなかったけど足元に小さな看板が立っていて、そこに『S-13』という字が書かれている。


「S-13・・・これがどうしたの?」


「・・・地図、見てないんだね・・・・」


「・・・見ても分かんないもん。」


 私の発言にあかりは最早呆れを通り越してがっくりとした反応を見せる。だけど、すぐにしょうがないなといった様子であかりは肩を落とし、リュックから取り出した地図を私の前で広げて丁寧に説明してくれる。


「リュックの地図にそのS-13ってポイントが書いてあって・・・ああ、丁度ここ。ここが今の現在地。最初のチェックポイントが、ここだから。地図と、このコンパスを頼りにチェックポイントに向かって歩くの。簡単でしょ?」


 と、あかりは簡単そうに言うが、一行目からもう既に分からない。もしかして彼女は、英語じゃない言語を喋っているんじゃないかと思えてしまうほど、彼女が何を言ってるのか私にはわからない。


「まあ、この公園ある程度道はあるみたいだし起伏もそんなにないから言うほど難しくないよ。」


「ほんと?」


「ええ。心配する事は無いわ。」


 その言葉に私は安心する。彼女の言った事は全然分からなかったけど、一先ずあかりと一緒に居れば大丈夫そう。


「それで、そのチェックポイントがある方って?」


「う~ん、そうね。・・・あっちかな。」


「・・・え、えっと・・・そっち、ほとんど道がないんだけど・・・」


 さっきの言葉とは一変していきなり不安要素を出してきたあかりに、私が困惑気味にそう言うと彼女は言葉を詰まらせるように音を立てながら息を吸うと恐る恐る口にする。


「・・・まあ、何とかなるわよ。」




 なんて少し不穏な雰囲気だったものの、その後特に苦労することなく私達は最初のチェックポイントに辿り着く。


 ・・・・・道中、ずっとあかりに頼りきりだったけど・・・


「おお!フレンダ、あかり!意外と遅かったね。」


 そう言ったのは最初の広場で別々になったエレナだった。彼女は既に合流していたヘレンと一緒にチェックポイントの看板の前で地図を見ている。


「おっそ~い。」


 エレナの言葉に合わせる様にヘレンが気の抜けた声でそう言った。その言葉にあかりは気恥ずかしそうな表情をして二人に声を返す。


「これでもスタート地点から真っ直ぐ来たつもりなんだけどね。」


「そうなの?スタート地点どこ?」


「S-13だよ。」


 エレナの声に私があかりの後ろから覗き込むようにそう答えると彼女はすぐに地図を確認して私達のスタート地点を探しだす。


「あ~、じゃあちょっと遠かったんだね。でもまあ、『勝負は時の運』って言うし、この勝負、私達の勝利ね!」


「いぇ~い。」


「ちょっと、いつから勝負になってたの?って言うか、それたぶん意味が違うよ?」


「ふふっ、そうね。私達の負け。」


「それで何であかりは乗ってるの?」


 急に言い出したエレナの冗談に乗っかったあかりに私がそう返す。すると、不意にみんなから笑みが零れた。


 そんなふざけた話をしているとエレナから「折角合流できたんだから一緒に行く?」と提案が来た。私はそれに「そうしよ~!」とまるで健気な子供みたいに答えて賛同する。


 また四人になって歩き出した私達は、辛うじて道と言えそうなところを歩きながら和気藹々とした空気で次のチェックポイントを目指す。


 途中、数頭かの魔物と遭遇したけど、こちらには興味がないといった様子で私達の脇を通り過ぎて行く。見た目はそれほど可愛くなかったけど、のっそのっそと重たそうにゆっくり歩く姿はとても可愛かった。


 そんな感じで次のチェックポイントまで半分の距離に迫った頃、私の隣を歩いていたあかりが急に立ち止まって表情を曇らせた。


「あかり?どうしたの?」


 気になって私が尋ねると彼女は声を潜めて言う。


「隠れて。」


「え?なになに?」


「いいから。」


 イマイチ状況が理解できないけど、あまりの真剣な面持ちの彼女に私達は彼女の指示通りに近くの木の陰に隠れる。でも、彼女が一体何を感じたのか分からずエレナが眉をひそめてあかりに尋ねた。


「どうしたのよ。」


「何かいる・・・」


 依然として真剣な表情の彼女はそう言うけど私が見た限り辺りには何もいない。ただ、穏やかな自然の姿があるだけの様にしか見えない。


 それはエレナも同感らしく、彼女は一層眉をひそめてポツリと言葉を漏らす。


「何かいるって、何も・・・」


「シッ!・・・来る。」


 あかりがそう言った途端、遠くにある木がメキメキと音を立てて倒れた。そして、今まで感じなかった地響きが伝わり、倒れた木の奥から黒い影が現れる。


 次第に日の光が当たり鮮明になったその姿は、全長百二十メートルはありそうな巨大な四足歩行の獣。頭部には大きな耳に前に突き出す湾曲した角、閉じた口から漏れる太く鋭い牙、体は体毛に覆われ前足には腕の方へ伸びる爪のような物——


 余りの規格外な獣の姿を見て私は前足のそれが畳まれた翼で、現れたあの大きな獣がコウモリだって事に気付くには少し掛かった。


「あれって、まさかグリゴリ・・・?」


 私達と同様に木の陰から覗き込んでいたエレナが深刻な声でそう漏らした。


 グリゴリ・・・以前に聞いた事がある。でもあれは確か——


「何それ。」


 私の隣であかりが言葉を漏らした。意外な事にあかりはあれの事を知らない様で怪訝な顔をしてエレナを見ている。


 実を言うと私もよくは知らないけど何も知らない様子の彼女に私が知っている限りの情報を話す。


「羽を広げたら五百メートルにもなる巨大なコウモリの悪魔よ。とても獰猛で目に付くもの全部に襲い掛かるって聞いた事ある。」


「使う魔法も強力。だから、『飛来する邪悪』って言われてる。」


 珍しく真剣な表情をしたヘレンも言葉を足してくれた。私達二人からそれを聞いたあかりは確認する様に「飛来する邪悪・・・」と漏らす。


「でも、あれの生息地は魔力濃度の高いアメリカ西部のはずでしょ?こんなところにいるはずがない。」


 そう。今、エレナが言った様にグリゴリは本来悪魔の口周辺の危険魔力汚染域が生息域だったはず、こんな穏やかな場所に居るのはおかしい。


「あれだけ大きいんだから大陸を移動したんじゃない?」


 エレナの言葉を聞いてあかりは訝しげな声でそう言った。確かに、その可能性は考えられなくはないけど・・・


「グリゴリが大陸間を移動するなんて聞いた事ないけどな・・・」


 私はそう言って首を傾げる。私の無い頭の記憶をひっくり返して出したうろ覚えの情報だけど、どうやら二人も聞いた事がないようでヘレンが小さく頷く。


 すると、私達よりあれをよく知っているエレナが一層表情を険しくしてこの事態の深刻さを明かす。


「それにグリゴリは特級悪魔よ?現れたら町が簡単に消し飛ぶって言う、大災害級の悪魔・・・もしそんな事が起きればすぐに報道されるでしょ。そんなのに対処できるのは一級狩り人くらいなんだから。」


「一級でも、むりかも。」


 ヘレンも不安そうな顔でそう言った。


 そういえば、二人は確かアメリカの出身。だから、こんなにもあの悪魔の事を知ってるんだ。あの悪魔に奪われた人達やその怖さを知っているからこんなにも怯えた表情を・・・


「ど、どうする?花火、飛ばす?」


 言葉を詰まらせながら私がそう言うと慌てた声でエレナが制止する。


「そんな事したらグリゴリがこっちに気付いて危ないでしょ。ここはあいつが離れてくれるのをじっと待つしか・・・」


「うん、そうね。私もそれが一番良いと思うけど——」


 あかりがエレナの判断に賛同しようとした時、ヘレンがあかりの言葉を遮る様にエレナの裾を引っ張った。


「何?」


 不安と恐怖から不機嫌な声になったエレナが尋ねるとヘレンは一点を見つめて声を漏らす。


「みてる。」


「え?」


 その声に釣られる様に全員がヘレンの視線の先へ目を向けると、いつの間にかグリゴリが私達を凝視していた。


「逃げて‼‼」


 咄嗟にエレナが叫んだ。


 途端にグリゴリが私達に向かって襲い掛かる。あの大きな巨体が不自然なくらいに音を立てず動き、周辺の木々を薙ぎ倒して手足が地面を抉り取りながら私達に迫ってくる。


 それだけでも恐怖以外の何ものでもないのに、グリゴリは普通のコウモリと違って完全な四足歩行をするから地上でも相当な速度が出る。というか出てるし、かなり速い。


「ねえ!あれの地上最高速って幾つ⁈」


「時速六十五マイル‼」


 私の切羽詰まった声にエレナがすぐに答えてくれるけどマイル毎時で答えないで、わからない!


「それって時速何キロよ⁈」


「約百五キロ‼」


 やけくそ気味に私がそう言うとあかりがそう答えてくれた。だけど、時速百キロって——あんな巨体でどうしてそんな速度が出るの⁈てか、それじゃあ私達、どうやっても逃げられない。


 グリゴリがじわじわと私達に迫る。今まで遠くに感じていた地響きが大きくなり倒木の波がすぐそこまで来ている。


 それに、ただでさえ山道で走りにくいのに、そこにグリゴリが蹴り飛ばした木々が私達の周囲に降り注いできて進行を妨害してくる。私達はあれから逃げ延びるどころか倒木を避けるのがやっとだ。


 これじゃあ、私達が殺されるのも時間の問題——


「私が引き付ける!皆は向こうへ!」


 突然、あかりがそんな事を言い出した。私はその言葉に驚愕して声を上げる。


「え⁉ちょっと待って!それじゃあ、あかりは⁈」


「いいから!」


 私の心配を余所にあかりは強い口調で言葉を返す。そして、腰の帯を伸ばしすぐそこにまで迫ったグリゴリの顔を切りつけた。


 傷は一切付かない。だけど、グリゴリの注意は私達からあかり一人に向けられた。


「行って‼」


 彼女はそう言って一人道を外れて森の中へ入り込んでいってしまう。その彼女を追ってグリゴリも森の中へ入りあかりの思い通りに私達から遠ざかって行く。


 待って、そんな事をしたらあかりはどうなるの⁈いくらあかりが強くても流石に一級狩り人でも倒せないかもしれない悪魔をあかりが倒せる訳ない。


 どうしよう。このままじゃ、あかりが——


 地響きが徐々に遠ざかる。倒木の波も徐々に勢いを失い私達の前でその足を止めた。


「あかり‼」


 彼女が消えた方へ向けた私の声は虚しく、遠ざかった倒木と地響きに消えていく・・・

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