91話 仲間
「これ、貰っちゃってホントにいいの?」
遠慮がちにツバサが問う
「あー、良いんだよ。どうせ死蔵してたんだ。使われた方が佐助も喜ぶぜ」
と安藤。
ミライは少し安藤を見直した。
「うむ、それはお主が幼少の頃に親方様から頂いた品であるな?」
と珍妙丸が問う
「おー、そうだよ。ま、俺のお下がりだからよ。気にすんな」
と安藤はツバサの肩をまた叩いている
「ありがとう!!本当安藤君が仲間になってくれて良かったよ!!」
とツバサは大興奮している
「お、おう」
安藤は照れている
ミライは思った
志穂はいつも良いところを見逃すな、と
〜〜〜〜
ツバサの興奮も落ち着いたので、
珍妙丸をそっと遠ざけて3人でコソコソ話す
すまんな珍妙丸ハブにして。
そう魔賢者ノワノワールについてである
まあ話すと言っても、アニメには名前しか出て来ないのだが
「へー?そいつがツバサをねえ、んじゃある意味父親だな」
と安藤が言う
こちらでは父親の居ないツバサは軽く動揺していた。
「アニメでは出てこないし、死んでるような?匂わせ描写もあったから関わることは無いと思うよ」
とミライは言う
そうアニメの中で
「あいつが、居ればな、、」
「よせ。あの事故だしかたねぇよ」
と言うモブのセリフが、あるのだ。
「あ!!実際どうなのか知ってる?」
ツバサと安藤に聞いてみる
そうだ二人ならこの世界の事詳しいじゃん!!とミライは思った
ちなみにミライの記憶には情報は無かった。
「しらねー」
「僕も知らない、ごめんね」
と二人
安藤が加藤を呼ぶ
「おい!加藤。お前調べとけや」
何故か嬉しそうに加藤は
「はい!!若の頼みならっなんでもやります!!!」
とやる気満々だ。
ミライは思った
ん?今なんでもって言った?
その後、何故か追い出されたミライはトボトボ歩いていた。
ふと視線の先にまた執事さんが居た。
真っ直ぐこっちにやってくる
「こんにちは」
と執事
「こんにちは、、?」
とミライ
前と変わらず長い黒髪をみつあみにして片側から流している
ただその、顔には前と大きく違うところがあった
その整った顔には無数の切り傷と痣があったのだ




