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86話 少しの和解




安藤は道場の壁にキモいお面を2つ飾ると

うんうんと、頷いていた。


何故なにゆえそこに飾るのだ?」


後ろで、珍妙丸が困惑している


「あ?こんなん自分の部屋に置きたくねーからだよ」





〜〜〜〜






チャイムが、鳴ったのでツバサは

安藤へお昼はどうするのかと尋ねた。


「あ?あー、もうすぐおっさんが持ってくんだろ。」


「珍妙丸さんが?」


丁度その時道場の扉が、開いた。


お盆にお握りを山盛りにした、珍妙丸がそこに居た。


よく見ると、後ろに志穂とエリカも居た。


手にはおかずと、汁物らしき容器を持っている。



安藤とエリカはお互い無言で見つめ合っている。



「うむ、昼食を持ってきた故。

みなで食べよ」


珍妙丸はそう言ってちゃぶ台の用意を始めた。


志穂がお茶の用意をしている


エリカはおずおずと、安藤に話しかけた



「ひょーじ、、、安藤。」


「……昔みたいに呼べばいいだろがぁ」


「………うん。ねえアンタそれ一体どういう事なの?」


エリカは気まずそうに

安藤の額を指差す。


額の入れ墨、、印である


「はあ?何って風魔憑きだろがぁ。」


安藤が、何言ってんだコイツと言う顔をする


「な!!何よっ!!そんなの知るわけないじゃないっ!!だってそんなの昔は無かったわ‼」


エリカが言う


そう。豹二郎が引っ越したと聞いた

10歳の頃にはそんなの無かったので

エリカが知る由もないのである


「はあ?お袋から聞いてんだろ?」


「?なんの事よ?」


「?」


二人の会話は噛み合っていない。


「だぁからよぉ、お前、俺が印持ちになって気持ちわりぃから、遊びに来なくなったんだろがよぉ。

お袋が言ってたぜ」


イライラと安藤が言う。


「はぁっ??!!何よっそれっ‼アンタが何も言わずに急に引っ越したんでしょう⁉」


エリカが、叫ぶ


安藤はポカンとしてから


眉をしかめる


「は、あ、?、、、、。

なるほどなぁ、そういう事かよ。は、はは」


そして笑い出す


「はは……ちっ、、あんのババアやってくれるぜ、、」


「ひょーじろう?」


エリカが心配そうに様子を伺っている。


ハー、と息を吐いてから

安藤はエリカへと言う


「俺は引っ越してなんかねえよ。

まあ部屋に閉じ込められては居たけどな。」


印が出て風魔憑きが宿った。


家には魔力なしも居たから簡単に人の話を盗み聞き出来たし見ることも出来た。


母親が、暫く外に出るなと言った


エリカと遊べないの?と聞いたら


あの子はお前を気味悪がってもう家には来ないと

言った。

ショックだったけど

まあ納得はした。



それから会わずに過ごして学校で再会した。



楽しそうにしていやがったからムカついた、嫌がらせしてやろうと近づいては声をかけていたが、、、


母親にハメられたのだ


印持ちになってしばらく。許嫁を紹介された。


要するにそういう事だ。

俺の周りから女を排除したかったのだろう。



思わず拳を握りしめる


血が滴っていた。


「ちょっと!!血が出てるっ!!志穂っお願い!!治してっ」


エリカは慌てて志穂を呼びに行く


それを見て安藤は力が、抜けた


(まあ、もう今更だな。)


それに顔を青くして心配してくれる幼馴染が今は手を伸ばせば届く程近くにいる


はあ、溜め息をついて



「お前なぁ、慌てすぎだろ。

こないだはもっと血だらけだったろーが」


と行ってエリカの後を追う


爽やかな風が、吹いた気がした。


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