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78話 サンドイッチ




「一体これはどう言う事なのか説明して貰えるだろうか‼」


伊吹虎がミライの腕を掴んでそう言う


西園寺は座ったまま。

虚空を見つめている


「や、?いやなにがですか?」


「椿が!!意味のある言葉を話すのは10年ぶりなのだっ!!!君は何をしたのだ園田ミライ???」


伊吹虎の言うことが本当ならアニメ通りだった。



伊吹虎は尚もミライへと詰め寄る。


「ちゃんと意味が双方通じていたではないか?!

なぜなのだっ??」


グイッと顔を寄せられてミライは背を反らす


「な、なんのことだかわかりません。

あえて言うなら私が痴漢されてましたっっっ!!!」




伊吹虎に負けじと大きな声で言う!!



「なにっ???!!何故それを早く言わないのであるかっ???」


言いましたけどっっ?

とミライは思った。


ふーふーと息を吐いて、伊吹虎はもう一度

西園寺に近寄る


「……ワタシがわかるか?椿?」


「…………眼鏡」


と西園寺は言った。


アレ?なぜに?


伊吹虎はウ~ンと唸ると、ミライを指差した。

彼女はわかるか?


「………ガチョウ」


先程と違って

あだ名しか口にしない。


「ふむ。なるほど、、んー?」


伊吹虎は頭をひねっている。


ミライはガ、ガチョウ?と首を傾げている。


「ん?ああ、君がユアンに料理をねじ込まれていたからだろう。

ワタシ達も、食堂に居たのだ。」


ミライは

あ、フォアグラ、、、


スンッとなった。


「よし、ミライよ‼協力してくれ。

先程と同じ状態にしてみるのである!!」


いきなりの呼び捨てである


「は?、え?」


やっと開放されたのに、再びミライは自由を失った。


「あのーこんなに密着してなかったですけど?」 


今ミライは、西園寺に両腕を回して密着している。

コアラの様だ。


伊吹虎がグイグイ押してくる


やめろぉ


抵抗しつつ、西園寺を伺うと


目は死んでいたけど

口元が微妙に微笑んだ。



「ファッ!!!!!!!!」

とミライ


「なに?椿お前今笑ったのか!!!!!」


伊吹虎は間にミライを挟んだまま、西園寺へと詰め寄る。


ぐぇーぐるじぃ


ミライが死にそうな声を出している


イケメンにサンドイッチされてるのに全くトキメキが無い。


うぐーっ

ギブギブ、、、、



ミライは気絶した。









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