74話 ロンリー
「ほんなら。私は先生達の所にもお土産持っていくさかい、また後でねぇ」
残った紙袋を持ってライアンが部屋を出ていこうとする
先生へのお土産は分けていたみたいだ。
チラリとお菓子の箱が見えて
そっちが良かったとミライは思った。
「あ、ライアンさん。今日午後からは座学の授業らしいですよ」
一応声をかけておく
「あらー?そうなんありがとうな。
座学かあ、めずらしなぁ。
うん。一度寮戻るからほんなら授業でぇやね」
と言って手を振ってくれた。
珍妙丸と志穂も部屋から出ていくみたいだ。
「治すことは出来ませんが少し、影憑きを拝見させて貰えますかしら?」
「うむ。場所を変えるか」
エリカがミライへと近づいてきた。
「ふー、やっと帰ってこれたわ。
私も直接ココに来たから一旦寮に戻る事にするわ。
だからまた後で教室でね」
と言って去っていった。
さり際にブランへなんでサングラス?と聞いていたが無視されていた。
普通に気になるよね。
ブランは今メキシコのおじさんと化している。
ボディーガードから進化したのだ
とりあえずミライはBボタンを探した。
嘘です。
ユアンも
「僕もちょっと呼ばれていてね、名残惜しいけど、また後で。」
と去っていく。
なんだかんだと皆居なくなっていく。
ツバサと安藤も何やら話をしている。
すると部屋に今井先生が来た。
「ルージュ兄妹。こちらへいらしてくださいますか?任務でございますのよ」
と言ってブラン達も出ていくようだ
「ミライ。寂しいだろうが、すぐに帰ってくるので。心配はいらんぞ」
と優しく言って、手を握り指でサワサワされた。
なんかやらしい
ミシェルかコイツ?
「あーうん。いってらっしゃい」
「いってきます。あねさま。」
マロンとブランは出ていった
ひょっとこのお面とサングラス帽子の格好で。
(まさか任務もそのまま行くの?)
ミライは不安になった。
結局安藤とツバサは男二人だけで行く、と言って道場に向かっていった。
にゃん子もいつの間にか居なかった。
あ、ぼっちだ。
とミライは思った。
泣いた。
「一人ではありませんぞ」
とダンディーな声がした
握り潰しておいた。
仕方ないので中庭で日向ぼっこをすることにした。
要するにサボりである。
ウトウトして。ふとなんか温かいなと横のなにかにすり寄って
ハッとした
驚いて目を開けたミライを
赤くて濁った目が至近距離から見つめていた。
「びゃああああ!!!!!?????」
女子にあるまじき悲鳴が出た。




