閑話 ブラン・ルージュと姫②
学校に入学して暫く
醜い女がマロンに土下座を強要していた
頭からつま先まで、怒りで支配された。
なんて酷い!!
姫が何をしたのだ!!??
何故こんな事をされなければならない。
とブランは憤った
しかし、それは誤解だった。
久しぶりに姫が楽しそうにしていて
なにがなんだかわからなかった。
何故か姫に近づく男が居たが、その男の目には一欠片の欲望も浮かんではいなかった。
姫がひどいこと。と言った
確かに誤解とはいえ女性にかけるべきでは無い言葉を浴びせてしまった
素直に謝ると
女は幻覚でも見ているかのような目をしていた
失礼な女だ
大体この女のせいで今日は二度も気絶しているのだ
仕返しのつもりで、からかうと
ユアンがこちらを見ていた
クソッ
虎の威をかる女狐め、、
女は聞こえていたのか
笑顔だったが怒っていた。
失礼な女ではあったが一応礼儀として自己紹介と姫の紹介をした。
女は園田ミライと名乗った
女から話しかけてきて
姫を褒めた
自分に欲望の目を向けていない女が、
姫を褒めたのだ
何故か魔力が暴れた
棒読みで私を褒めて来たときは何故?と思ったが
また女は姫を褒めた!
私と、姫が似てると言ってくれた。
嬉しい
その後も暫く話をした
楽しかった
ミライと、呼ぶと変な顔をしていた
なぜだ?
ミライが訪ねてきた
姫が人を昼に誘っていて驚く
とりあえず部屋へ通す
何故だがいつもより頑張ってカレーを作った。
部屋に戻ると男。ツバサと姫が仲良くしていた
姫があんなに楽しそうなのを初めて見て
何故?と思った
私にはあんな顔はさせられない
カレーを食べ終えるとミライと二人になった
ミライは片付けを手伝うと言った
本当にいいやつだ。
罵声を浴びせたのを後悔した
瞳を覗き込まれてドキリとした
その後はまた姫の話をした
ミライも喜んでくれて
嬉しい。
その後テンションが上がって肩を組んだ。
甘い匂いと華奢な体になんだか落ち着かなくなっていると
ツバサに無理やり引き剥がされた
何故だ?
生まれて初めてその日友と姫と出かけた。
姫とミライも仲良くしていて。
あの映画のシーンが頭に浮かぶ
ミライがナンパされていてイライラした
少し彼女は無防備すぎる
本当に楽しい最高の日だった。
まさか幻惑魔法をかけられているんじゃ無いかと、何度も確認した。
大丈夫だった。
次の日は
ツバサの魔法に驚いた
姫が気に入るはずである
なんだか腑に落ちた
ミライが急に手を伸ばしてきて、驚いた
胸がドキドキしている
ミライに告白された
私を見つめて守ってほしいと言われた
赤い顔に潤んだ瞳だった
私を好きだと言うことで間違いないだろう
口から心臓が出そうになって逃げてしまった。
私はなんと返事すれば良いのか
家に戻ると、ふと鏡に映る自分の顔に
叫びそうになった
瞳が、ピンクに染まっていたのだ
話だけは聞いていたが、
ルージュ家の物は稀に恋をすると
瞳がピンクに染まるのだ
ああ、なんてことだ
バクバクする心臓とは裏腹に
あの映画の母親の顔がミライになっていて
私は自覚した
ああ嬉しい、と
瞳を晒すのは恥ずかしいので、サングラスを必死に探した。
次の日返事をするべく
私から声をかけて
告白を受け入れる旨を伝えたら
ミライも喜んでいた
姫がミライをあねとよんだ
確かミライの方が年下だ
義理の姉
つまりミライは私との結婚まで考えているのだと!!
それに姫もそのつもりなのだ!!
奇跡が起きた。
あの映画のシーンが浮かぶ
ミライと姫と私で楽しく手を繋いで
幸せに過ごすのだ。
今は婚約者と言うことだなと思う。
ミライへと肩を寄せると、体がゾクゾクした。
しかし、結婚となると多少の勉強もひつようであるな、と考える
ミライに覚悟を問うと、
肯定の意で返された
幸せだ
頭がおかしくなりそうだ
話し方も変えねばなと告げるとくだけた言葉になる
触れ合って勉強をする
甘い匂いに頭がしびれる
ふと、触れたくなってスリ、と指を滑らせる
ミライは恥ずかしそうにしていた
流石に私も結婚するまでは、これ以上はしない
と思う。
安心させる為に告げると
かわいい顔をしていた。
ああかわいい。
私の物だ。
クラスメイトの女がおかしな事を言う
ミライが否定した
なるほどと思う。
余り大っぴらにするのは恥ずかしいのだろう
前にそんな様な映画も見たなと
ミライに同意しておくことにする
ああ私のミライはかわいいなあ




