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61話 捕獲




二人に掴まれてミライは

そのままズルズルと引きづられていく。


(腕がーもーげーるー)


今のミライの顔はおよそ女子がしていい顔ではない


先程のマロンとは違って

捕獲された珍獣のようである。


山田はポカンとしてそのままミライ達を見送っている。



「お前ウロチョロすんじゃねえよ。

知らない人にはついてくなって、教育受けてねーのかよ」

安藤がミライに言う。


「いや、一応知り合い?ではあったよ、、」


「疑問符の時点で他人も同然だろう。

少し慎みをもて」

とブラン


何故説教されているのだろうか

解せぬ


ミライが不貞腐れているとツバサがやって来た。

因みにミライはまだ捕獲されたままである。


「園田さん、さっきのって山田君と川谷君だよね?」

その言葉にミライは安藤へドヤ顔を向ける


頭をしばかれた。


〜〜〜〜


「あーあ。行っちゃたよ」

へらへらと山田がそう言うと川谷は呆れたようにため息をついて


「……接触しろとは言われていないだろ」

と山田に言う


「んー、まあいいじゃん。あの子上手くやってるみたいだね」


意味深な会話をして二人はそのまま歩いて行ったのだった。




〜〜〜



「あーこれ、マロンちゃんに似合いそう!!」


「うむ!!なかなかわかっているな。

その調子だ!!」


「これはどうかな?」


ミライ達は今、子供用の服屋さんに来ていた。


「おい、そろそろ行くぞお前ら」


ミライ、ツバサ、ブランの三人は今マロンを着せ替え人形にしている


安藤は一人店前のベンチで座っている。

かなり待たされているので、額には青筋が浮かんでいた。



ミライ達は晩御飯には少し早かったので色々と見て回る事にしたのである。


「あー、ちょっとあとちょっと待っててください。」

ミライが安藤へと声をかける、ふと黒いものが視界の端を横切った。


黒ローブのミシェルが居た。


ミライは見なかったことにした。






その後は安藤の希望によりゲームセンターへ向かった。


「あー、コレほしい!!」

ミライが声を上げる


「どうしたの?」

ツバサが覗き込むと、ケースの中にピンクのクマのぬいぐるみがあった。


よく見ると、それはクレーンゲームだ。


「へー、確かに可愛いね。クマ好きなんだ?

やってみる?」

ツバサがミライに問う

「うーん、でも私下手くそだから、、やめておくよ」

そうミライが言うとマロンが近づいてきた。

「やる。」


「え、マロンちゃんやるの?」


コクコクと首を縦に振っている。




ブランがマロンを抱き上げてプレイしているのをミライ達は眺めている


「へー上手いもんだね」

ツバサが感心したように言うと

ガコンと音がして、クマが落ちてきた。


そしてそれをミライに差し出すマロン。


「プレゼント。」


惚れそうになったミライだった。






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