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56話 カレーなる食卓




「あてって?」


ツバサが尋ねると安藤は答える


「お前ら昨日一緒に居ただろー?廊下でちらっと見たぜ」

「マロン・ルージュだよ、あいつならなんとかすんだろ。

あの魔法オタクなら絶対話に、乗ってくんぜ。」


「なるほどね!!確かに。

それにツバサ君の正体も知られるのが早まるだけで、アニメでもマロンは誰よりも早く気づいてても誰にも言ってなかったから、大丈夫だね」


ミライは声を弾ませる。


「でも、連絡先知らないよ?」

ツバサがそう言うと安藤はにやりと笑った


「あー、あいつ等なら研究所にいんだろ。」



かくして三人は研究所に向かうのだった。


「ここが研究所なんだ?」


こぢんまりとした、白い建物だ

入口にベルがあるので鳴らすことにする


暫くすると、エプロン姿のブランが出てきた。


「ん?ミライか?それと貴様か、、」

ミライとは昨日打ち解けて名前呼びになっていた

ツバサには、思うところあるみたいで眉をしかめる

それから安藤を見て


「誰だ?見ない顔だな」

と言った。


「あー?安藤だよ同じクラスだろがぁ」


ブランも声をあげて驚いていた


「急に来てごめんね。今大丈夫ですか?」

ミライが尋ねる


微かにカレーの匂いがする

「今料理中だ。」


ブランがそう言うと、その後ろからマロンが顔を出した。


「あにさま。かれー。皆で食べると。

おいしい、、よ?」

と言ったので

今日のお昼はカレーになった。




「とりあえず上がるといい。

もてなしは期待するなよ」



ブランは途中だったみたいで、また暫く台所にこもるようだ


通された部屋は普通の生活空間に見えた。

奥に扉が、あるのでその先は研究施設になっているのだろう


「二人でここに住んでるの?」

ツバサがマロンを膝に乗せて尋ねる


「ん。りょうは。あにさま。

いやだって」


妹と離れたくなかったんですねわかります。


とりあえずマロンに、かいつまんで説明する


「ん。どうすれば。いい?」


安藤はそういうマロンにツバサの手を握らせると

「二人とも目つぶれ」

と言ってまた、背中に手をあてる


「!!」


マロンが飛び上がった


「お前にも見えただろがぁ?どうだ。

なんとかできそうか?」


汗だくの安藤がマロンに尋ねる


「うん!うん!ちぃあにさますごい!!」


と頬を上気させて興奮していた。



戻ってきたブランがツバサとマロンを見て複雑そうな顔をしていた


マロンが嬉しそうだからなんにも言えないようだ。


とりあえずカレーを食べることになったので、机を囲む


「すごいな皆、ちゃんと料理できるんだなー」

ツバサはライアンの事を思い出しながら、ブランにそういった。


「ふん!当たり前だ」

と返すブランに


「あにさま。うそはだめ。かれーしか。つくれない」

と言った


マロンの好物がカレーだからである




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