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54話 風魔




「加藤!!金田!!なんでここにいやがる」


泣きつく二人に、安藤がそう言った


「アンドニから聞いたっすよ!!昨日若が刀を貰いに来てたって」


「某は珍妙丸である」


「人に教えるなんて久しぶりじゃないすかー!!それにそのお姿!!やっぱ若はそうでなくっちゃ!!」


二人はそう言って泣き笑いである

珍妙丸は無視されていた。



加藤と呼ばれた男は金髪で片目隠れ鬼○郎ヘアだ


金田と呼ばれた男は金髪プリンに無精ひげだ


その男達がおいおい泣いているので三人はどんびきである


珍妙丸だけが、うむうむと感動している


「それに!印も、もう隠さないんですね!!虎一郎こいちろう様も喜ばれますよ!」


「あー?うるせんだよお前ら、兄貴は、関係ねぇよ」


「印って、安藤さん、印持ちなんですか?」

ミライが問う


「そうです!!若は風魔憑ふうまつき何すよ!!」


加藤が嬉しそうにそう答える。


「おい加藤、勝手にバラしてんじゃねーよあほ。大体何が印持ちだよ、しょぼくて使えねーっての」


安藤が吐き捨てる。


「へー!!その額の入れ墨は印だったんだね」

ツバサがそう言う。


「風魔憑きって何が出来るんですか?」

ミライが聞くと


嫌そうな顔で安藤は答える


「昨日みてぇに、風にのせて人の会話を聞いたり、そこの風景見たりだ」


「いや、普通に凄くないですかそれ?」


「あんなぁお前らが無防備過ぎるだけで、魔力あるやつならすぐ気づいちまうっつーの。俺の魔力量は多くねぇから

簡単に散らされちまうんだよ」


なおも安藤は続ける


「ユアンなんかにゃ、まず無理だな。絶対無理」


そう言って苦虫を噛み潰したような顔になる。


「だからツバサが魔力コントロール覚えたら、もう通用しねえよ」


「へーそうなんだ」

とツバサが言う


「つーわけで今日は魔力コントロールの練習だな。刀は使わねーから、あっち置いてこい。」


壁際を指差してそう言う



「若は、教えるの上手なんで良かったっすね!!」


金田がツバサにそう言う


「黙れ金田」


安藤に、言われて金田は黙った。


「ねー私やる事ある?」


ミライがそう言うと


「後で色々情報が必要だろがぁ、それまでおっさんと遊んでろ」



と言って手で、しっしってされる


珍妙丸の方を見たらちゃぶ台とお茶菓子を用意してくれていたのでそこから、ツバサ達を見学することにするミライだった。



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