53話 匠の技■
挿絵有ります。
ご注意ください。
次の日道場へ向かう途中でツバサと合流出来た。
「おはよーツバサ君」
「おはよう園田さん」
「いやー、それにしても昨日はなんか大変だったよね」
「そうだね。それにしても安藤が、まさか協力者になるなんて、最初は絶対思わなかったよ」
クスクスと笑うツバサ。
「いやー、それな。てかあいつキャラ濃すぎて、むり。設定生えまくりだもん」
茶化すようにミライは言う。
でも二人とも仲間が増えたのは正直嬉しかった。
道場に、入ると先客が居た。
「あー遅かったなお前ら」
「「どちらさまですか?」」
ツバサとミライの目の前には
ピッチリとした黒の戦闘服を着た細身で長身の男が汗をかきながら立っていた。
艶のない黒髪は頭頂部は短めで、ウルフとまでは、いかないが襟足が少し長い
右側で分けた前髪の下には雲の様な模様の入れ墨が浮かんでいる。
目元が涼やかな美青年が、ミライ達を不思議そうに見ていた。
着物が似合いそうである。
「はあ?安藤だろーが、なにいってんだ?」
その言葉にミライは思った
いい加減にしろ安藤!!設定生やすな!!
と
一応アルバムを見ていたので確かに面影はあるな?とミライは思ったが
ツバサは知らないので、めっちゃ驚いて居た。
よくよく見ると左側の二の腕にバンダナが巻いてある。
「えー!!大改造○的ビフォー○フターみたいっ」
ツバサは叫んだ。
あ、テレビはそれなりに見てたんだ
とミライは思った。
落ち着くと
「で、なんでそんなイメチェンしてるんですか?」
ミライが尋ねると安藤が答える
「ケジメだ。」
「……なるほど、それ髪は染め直したんですか?」
ツバサが問う
「おー、元は黒髪なんだよ俺はよぉ」
とにかく、今日はどうしますかと話していると何やら外が騒がしくて
バン!!と道場の扉が開いて
泣きながら男が二人飛び込んで来た
「若ー!!!」
「若!!やっと昔の若に、戻ってくれたんですねー!!」
取り巻きの二人だ。
その後ろで嬉しそうに珍妙丸がこちらを見ていた
安藤いい加減にしろ!!




