51話 モブ先輩ちーっす
ジュースを買って戻ると、安藤に小銭を渡された
「あ?なんだよその顔?」
ミライが唖然としていると
「はあ、、払うに決まってんだろーが」
と安藤が呆れた顔をした。
いや奢らされると思いましたすみません
安藤は意外と常識人だった
皆同じミルクキャラメルチョコレートジュースにした。
ミライとツバサは一口飲んで眉をしかめたが、安藤は美味そうに飲んでいる
ゲボ甘である
安藤は甘党らしい
なんなのコイツ、設定がにょきにょき生え過ぎでは?
とミライはチベスナ顔で安藤を眺めた。
飲み終わると、安藤はツバサを手招きした
「あ、なに?」
「良いからこっち来い」
安藤はツバサの腕や肩を触っている
志穂大歓喜案件である。
ここに居れなくて残念だったな
「あー、マジでなんもやってねーのお前?」
「えーと軽くなら。身体強化出来るけど、、他の魔法は苦手だけどね」
「お前なんでコレで特別クラス来れんだ?あー、お前らが言ってた強制力とかなんとかってやつか?」
安藤は呆れた顔である。
「ちょっと目つぶれや」
「ええ!?」
残念だったな志穂
「良いからつぶれ」
「う、うん」
目をつぶったツバサの背中に安藤は手を置く。
「魔力、今流してんのわかるか?」
「あーなんかあったかい?」
「おー、てかお前かなり魔力多いじゃねぇか、コレで弱えのが逆に不思議だぜ。コントロールが下手くそすぎなんだよ。お前」
そう言うと、手を離す
「あ、えと?」
「まあこんだけ魔力あればなんとでもなる。行くぞ」
安藤はそう言うと教室の入口へ向かう。
慌ててミライとツバサは追いかけることにした。
「どこに行くんですか?」
ミライが尋ねると安藤は答える
「あー、刀がいんだろ、そいつ用の」
ツバサに目を向ける
「道場に行けば宛があるからよ、ちょっと歩くからよお、園田は別に来なくてもいいぜ。」
「や、私も行きます。
道場なんてあるんですね?」
「あーアニメには出てこねえのか?
まあ、俺と後は一人ぐらいしか知らねぇだろうしな。そいつも今年3年目だから多分モブって奴じゃね?」
そう言ってズカズカ歩いていく。
本当に、結構歩いた。
学校の端の端まで来たように思う
生い茂る木々の先に古びた道場があった
「おーおっさん居るかよ?」
ズカズカ入って行く安藤に続く二人
中には一人の男が居た。
確かにミライの知らないキャラなのでモブで間違いない
「安藤。某はおっさんでは無い。
お主とも歳は一つしか変わらぬ」
武士が居た。
無理やり黒く染めた様な髪はうねっており後ろでハーフアップにしている。
長い前髪で目は見えない
道着のような物を着て、刀を3本腰にさしている
体はかなり大きい
ライアンと同じくらいある。
教室でも見てない顔だ。
「客人とは、なんと珍しい。女人までおるとは」
彼は安藤の後ろのミライとツバサに興味があるのか覗き込んできた。




