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44話 エフェクト。





暫く警戒していたが、ミシェルはピクリとも動かない


死んでるの?

それともミシェルだと思ったけどアレ、ローブ掛けか何かか?


とミライは思った。



ふと周りを見てみると、


にゃん子とライアンは料理本を仲良く読んでいる

チラリと見えた題名は『4本足なら何でも食べられる!!実践野営料理』

と書いてあった。




ユアンは桜と話し込んでいる

どうやら昨日まで桜が、行っていた任務の話を聞いているみたいだ



ラグの引かれた

以降休憩スペースと呼ぼう


休憩スペースではツバサがエリカとマロンに絵本を読み聞かせているのが見えた


絵本なんてあるの?

と言うかあの中だとツバサが一番年下では?


あ?でも精神年齢的には前世合わせたらおっさんだからおかしくない?


とぐるぐるしていたら


険しい顔のブランがジリジリ近づいてきた



右肩はやめてっ


せめて左でお願いしますっ!!


右肩を守りながら慄いていると


「さっきは、本当に済まなかった。

醜女などとは本気で思っていない。」


とボソリとブランが言った。


ついに幻聴が?

と思っていると顔に出てたみたいで



「おい、失礼な女だな。貴様」


「あ、いえ。なんかすみません」


「勘違いするなよ。麗しいとも思っていない。」

フンと鼻で笑ってブランはそう言う


ミライはイラッとした



空気がひやりとしてユアンからの視線を感じたので

大丈夫だよーと手を降っておいた。


ブランも冷や汗かいていた


「……虎の威をかる女狐め」


限りなく小声でブランが言った


おい聞こえてんぞこら



「ふん、一応私の名前を教えておいてやる、私はブラン・ルージュ。

そしてあそこで可憐に絵本を読んでいるのが我が妹であり我が姫のマロンだ。

貴様もあの可愛さを少しはみならうと良い。」


またイラッとしたがまあミライは大人なので笑顔で流す事にした。


本当は反応するとユアンが、怖いからである


「あー、そうですね。みならいます。

えーと私は園田ミライです。」


「……」


何故か話は終わった筈なのにブランは隣で、立っている


ミライは周りをキョロキョロして理解した


ぼっちは嫌ですもんねわかります。


ブラン・ルージュは

二期終盤で、敵に狙われて殺されかけている主人公の、身代わりになり死ぬのだ。


得意の幻惑魔法で、主人公の姿を真似て

「ふん、妹を泣かせるなよ……ツバサ」


と言って敵をひきつけて、そのまま殺される。


そして死ぬ間際にツバサと一緒に笑っているマロンの事を思い出すのだ。


まあいいやつではある。


それに助ける為には親しくなっておいて損は無いなと

ミライは話しかける事にした。


「あーブランさん?」


なんか嫌そうな顔をされた

「……ブランで良い。なんだ?」


「あー?」

あー話題話題が無いっ!!


ふとマロンが、目に入ったので


「あーいやー本当妹さん可愛いですねーあんなに可愛いと兄としては心配ですよねー」


ととりあえず妹上げ作戦をすることにした。

(くっ煽ててるのがわかりやすすぎたかな?)

とミライが、思っていると


ブランの背後に薔薇が咲くエフェクトが、でた


(ん?)






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