閑話 アニメ一話
そよそよと風が吹いている。
少し髪が伸びたな、とツバサは目の前で揺れる黒髪を見て思った
(あーつまんねえ)
面倒ごとは嫌で、試験で手を抜いて通常クラスに入ったものの。
(毎日、毎日、退屈過ぎて死にそ
うだ。)
チャイムの音に、空腹を思い出す
「ツバサー、今日飯どうする?」
クラスメイトの山田が声をかけてくる
いつも断ってるのにご苦労なこった
「あー、悪い。一人で食うわ」
「オッケー。じゃまたな」
お人好しの山田に軽く手をあげてツバサは歩き出す
「ふぁーっ」
欠伸が出て伸びをする
(なんか、体なまっちまいそーだ)
なんとなくブラブラしてると
食堂についていた。
(まあ今日も、同じ定食でいいか)
ふとなんか騒がしいなと思ったら
子供が絡まれていた。
「いやー?いつもこっちの食堂来てたんだー?誘ってくれれば良いのによー」
「っ!!(アンタが居るからこっちに来てんのよっ!)」
「おーハンバーグうまそー!もーらいっ」
バンダナ男は女のハンバーグを勝手にひと切れ口にほおりこんだ
「ちょっと勝手に食べないでよっ!」
「えーいいジャーン、照れてんのエリカちゃーん。」
「っふざけないでっ!」
パシッ
女が叩こうとした手をバンダナ男が
受け止める。
ギリギリッ
「っいた、ぃ、、」
強く掴まれて女は涙目だ。
「もー、だめじゃん暴力はさぁー」
バンダナ男はニヤニヤ笑っている
ツバサはにやりと笑った。
(丁度良い食事前の運動になりそーだな。)
カチャリと腰に下げた愛刀も喜びの声をあげた気がした。
「おいおい?ガキいじめて楽しーかよ?俺と遊ぼーぜおにーさん?」
ツバサがそう言うと
男は吠えた
「はあ?てめぇには関係ねぇだろうが!!」
「はー、やれやれ。良いから抜けよ。
アンタも刀を使うんだろ?」
男の腰にも刀がさげられているのにツバサは最初から気づいていた。
「ちょっと、!安藤!!通常クラスの生徒に暴力なんて?!だめよっ!!」
「あーそこの子供は黙ってろ」
「なっ!!私は子供じゃないわっ
一乗寺エリカ!!歳だって17なんだからっ!!」
子供もといエリカがそう叫ぶ
それをツバサはやれやれと流すと
目の前のバンダナ男へ抜いた刀を突きつけた。
「ふーん、アンタ特別クラスってわけだ?まさか通常クラスの俺から逃げないよね?」
挑発するようにツバサはにやりと笑う
「てってめぇ後悔しても知らねぇぞ!!」
そう言ってバンダナ男もとい安藤はツバサへと斬りかかるが
ツバサはそれを軽くいなす
「おいおい、まさかそれで本気なわけじゃないよな?」
ツバサは思わず笑みを浮かべてしまう。
「っ!!死んでも知らねーぜっ」
男が刀を振ると妙な気配がした
「おっと、風魔法か?」
「へへっ謝るなら今のうちだぜ」
得意げな男にツバサは言う
「そのそよ風で何が出来るんだ?、
はーやれやれ仕方ないな。俺が本当の風魔法を見せてやるよ」
ツバサは鋭い風を刀に纏わせる
「そっちこそ死ぬなよおにーさん?」
風殺演舞ッッ!!!!
ツバサが刀をヒトフリすると、安藤は吹き飛んでいった。
「はあ軽い運動にもならないな」
そう言ってツバサが食券を買おうとすると、エリカが道を塞いだ
「べ、別に助けて欲しいとか頼んでないけど、一応助かったわ、か、勘違いしないでよね、自分でもなんとかできたんだからっ」
「はーやれやれ。わかったからそこ退いてもらえます?」
「ちょっ!!ちょっと待ちなさいよ!!まだ名前聞いてないっ!!」
「ツバサ・ブラウン。
名乗ったんだから、そこどけよ」
「〜〜〜!!」
エリカは横をすり抜けていくツバサの後を追った
「待ちなさいよ!!まだ話は終わってないわ!!」
「ふむ、通常クラスにあれ程の物がいたとは。」
「ユアン・バラキンにも劣らぬ猛者では?」
「すぐに手配しろ」
ツバサ・ブラウンの特別クラスへの編入をな、、、
つづかない




