35話 恋 花 コイバナ
なんだか気まずい空気になったのを
にゃん子がぶち壊してくれた
「なーなーお二人さーん今日はミライちゃんの部屋のベットで皆で寝よーよ」
「えっ!!うちで寝るの?」
「そやそや、だぁってめちゃ広ーいベットやん!!しかもめちゃいい香りしてたし」
「私は別にいいわよ」
エリカがそう答える
「二人がいいならそうしようか」
そうと決まったら、とりあえずお風呂に入ってからミライの部屋へ行くことにする。
お風呂はエリカの部屋で入ることになった。
なかなか広くて綺麗だった。
「はー、さっぱりしたねー」
「そやなぁー」
「ふふ、そうね」
3人でホカホカしながらミライのベットへ寝転ぶ
3人でも全然余裕である
「んーそれにしても、めちゃいい匂いやなぁ」
「ほんとね」
にゃん子とエリカがうっとりとしている
「んーそうだね。」
ミライはクンクンと鼻を花束に近づける
ふと気づく
真ん中の一輪の薔薇が造花で有ることに。
引き抜いて、かいでみるとその造花から甘い匂いがしていた
「あー匂い染み込ませてある感じかな?」
クンクンしていると胸焼けしそうになって、ベットサイドに置く。
にゃん子とエリカは大絶賛だが
ミライには甘すぎる匂いに、酔いそうだった。
「んー?それ造花なん。かわいー」
にゃん子が造花を持ち上げてうっとりと呟いている。
「ん、良ければあげるよ。」
「えーホンマに!!やったーありがとー」
いそいそと鞄にしまっていて
少し笑えた
にゃん子は意外と女の子らしいみたいだ。
匂いがやわらいで、ミライがウトウトしていたら、
ふいににゃん子がにやにやしながら近づいてきた
「うふふん、ちょっぴ待ってや、まだ寝かせないしー。女が3人集まってんねんで!やる事あるやろー?」
「プロレス?」
ミライがはぐらかすと
指をワキワキさせてにゃん子が言う
「んー?そうしてもええけどー?ただしギブは許さないけどー?」
「あーうそうそ。冗談!!」
二人で、じゃれているとエリカがポツリと呟く
「恋話、する?」
チラリとみると耳が真っ赤になっていた
3人円になるようにベットの上に座り込む
「じゃあ誰からいく?」
「はーい、はーいうちはミライちゃんの話が聞きたいでーす」
にゃん子が挙手する
「えー話す事別に、なんにも無いよ私」
「またまたまたー、、ユアンといい感じやーん」
「いやいやいや、無いから、止めてよ」
肘でツンツンしてくるにゃん子にイラッとする
静かなエリカに目をやれば
おずおずと切り出される
「あ、あのね、ツバサさんって彼女いるのかな?」
ミライは一瞬頭が、白くなる
がハッとしてそれに答える
「いやー居ないんじゃない?それに今日エリカといい感じだったじゃん!」
ハーレムの為にもここで好感度を稼いでおかないと、と思う
「え?そ、そう見えた?」
「うん!なんか二人ってお似合いだよねー」
嬉しそうにモジモジしているエリカに
すかさずそう返す
手応えを感じる傍ら
何故か胸が痛むミライだった
小さくにゃん子が呟いた
「あほやなぁ」




