表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/909

18話 小さな悪意





「ツバサくーんお待たせー待ったぁー?」


ツバサの姿に手を降って駆け寄ると。


すごい顔で見られた


そんな顔出来るんスね


「…おはよぅ園田さん」


「ちっ、ノリわっる」


ぺっと唾を吐くフリをする



「女の子なんだから、フリでもそんな事しちゃだめだよ」


お前は、お母さんかっ


寝不足による謎のテンションで

なんだか今日は、イケイケな気がしてきた。


「うわぁ、園田さん目の下隈、凄いね」


そう言うツバサの目の下も黒く染まっていた。


「人工精霊でも寝不足は駄目なんだ?」


「んー、そうみたい。別にしんどいとかはないんだけど。眠たい、、」


二人揃って欠伸をする


「まぁ仲良しなのね!」


声の方を見ると、ぽっちゃりしたお姉さんが居た。


パンツスーツスタイル

先生?


「おはようございます、ツバサ・ブラウン君。園田ミライさん」


にこりと笑いかけられて

つられて微笑む


「「おはようございます」」


アニメでも見たこと無い先生だ


「えーっと私は今井ミアリーと申します。あなた達の担任ではないのですけれどね、とりあえず本日は私があなた達の案内を言いつかっておりますの」


「あ、よろしくお願いします。」

ツバサが頭を下げる


「さぁお二人共参りましょうか?」


ミアリー先生の背中を追いながら、

ツバサに小声で話しかける


「その隈って、ノート読んでくれたからよね?」


「?他に何があるの?」


「いや荷造りとか」


「一時間で終わったけど?」


「!?」




「さあ着きましたわ」


ミアリー先生が、立ち止まる

目の前には大きな扉がある


まるでお城の扉だ


ツバサは驚いていたが


ミライは何度も画面越しに見た事がある


特別クラスの教室だ。



柄にも無く緊張する


ふと右肩が暖かくなったと思ったらツバサが優しくさすってくれた


「大丈夫だよ」

小声でそう告げられると

ふっと肩の力が抜けた。



よし、大丈夫大丈夫!



先生に続いて扉を潜る


先生、ツバサ、ミライの順だ


ナチュラルにツバサがミライの前に行ってくれた。


(ノリ悪いとか言ってごめんね)


背中をそっと拝んでおく


中は大学の講堂のような造りになっていて、通常クラスとは大違いだ。


アニメの背景としては知っていたミライだが、やはり実際に見ると迫力が違う。



後ろの席の方に巨大な天蓋ベットが有るのは見なかったことにしよう。




凄く広い講堂だが、今見える人影は20人もいないように思う


皆思い思い、バラバラに座っているようだ。


机の上で寝転んでガッツリイビキかいている奴もいる。


めっちゃ見覚えがある

こ一時間前に見た










比較的前の方に三人組が居るのが目に入った


ユアン・バラキン

一乗寺エリカ

ライアン・エアー

の三人だ


「はい!皆様おはようございます!!」

ミアリー先生が声を張り上げる



「「「おはようございます」」」


「っす!」

「おはよー」

「グォー…グォー」

パラパラと声が上がる


「本日は編入生をお連れしましたの

皆様仲良くしましょうね」



そう言ってミアリー先生が、ミライとツバサを前に促す。


「ツバサ・ブラウンです。よろしくお願いします。」


ツバサが一度ミライを、見てから頷いて

自己紹介をする


拍手がおこる

イビキも聞こえる


ちなみに前の三人組の拍手がめっちゃ凄い

三人なのに10倍くらい人が居るみたいに聞こえる


なんか煙出てるし


めっちゃ怖い




「園田ミライです、よろしくお願いします。」


ぺこりと頭を下げる



またまた凄い拍手が三人から聞こえる

機関銃かな?


あと、イビキうるさい




「本日は皆様の担任のジョーンズ先生はお休みです。ですので訓練場を開放致します、そちらへ行かれる方はご自由にどうぞ。」

続けてミアリー先生は言う


「ここでは今から、編入生の方への説明ビデオを流します。見たい方はこちらに残ってくださっても結構でございます」



その言葉が終わるより早く何人かは講堂を出ていった。

多分訓練場に行くのだろう



「ではあなた達はお好きな席に着席なさってください。」



「どうする?」

ツバサ君を見ると、近くの席に、目を向けていた


「そこの端にする?」


入り口から一番近い所だ


「うん、そーしようか」


ツバサ君に着いて入り口近くの席に腰を下ろす


ふと頭上に影が指す


見上げるとユアンが、立っていた。



「おはよう二人共、僕たちは少し訓練場に行ってくるから、また後でね」


「ひぇっ、あ、おはよう。」


「おはようユアン、うんまた後でね」


言わずもがな最初がミライで

次がツバサの挨拶である


入り口では、エリカとライアンがユアンを待っている


煙出てるのエリカちゃんからなの?

大丈夫?


二人の元へ行くユアンの背中を見ていると

彼はくるりと振り向いてこちらに何か言っている


が・ん・ば・っ・て・ね


頑張ってね?

なんで今?


ユアンはにこりと微笑むとそのまま三人で講堂を出ていった。



頑張ってね。

ユアンの言ったその言葉の意味はすぐにわかる事になる



講堂に残ったのは

ミライとツバサ


あと後ろ方の席でローブ被った奴

顔は見えていないがミライはこのキャラを知っている

あまり関わりたくないキャラである

なのでそちらを見ないように意識する



あとは寝てるにゃん子


その、四人だけである



少しすると、講堂が薄暗くなり

目の前に巨大なスクリーンが現れた


そして映像が流れ出す



最初は、寮のルール、とか食堂の使い方など


普通の紹介映像だと思ったが


後半は

はっきり言って最悪だった


魔物に襲われる人、生きたまま食われる人、焼ける町、村


戦場の映像が無修正グロ画像満載で

お届けされたのである


前半の紹介映像は20分ほどであるのに対し、後半は2時間みっちりグログロのオンパレードだった


あえて酷いところを抜粋したとしか思えない編集に、終わった頃にはゲッソリしていた


にゃん子も途中で起きて、顔色悪くしてえずいていた


朝ごはんおにぎりだけで良かったね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ