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12話 ハーレム




ハーレムの重要性を説くミライを死んだ目でツバサが見つめている



「ねえ、園田さん、本気で僕に、ハーレムなんて作れると思う?」


もし今このツバサの中に居るのが、

アニメやラノベ好きな男だったのなら、

喜んでハーレムを作っていたことだろう。


だが、残念な事にここに居るのは

彼女いない歴前世も合わせて54年のピュアピュア男なのだ


しかもアニメや漫画、ラノベなどにもあまり触れていない中の人(一郎)は

あまりにも常識人であった


「大体ハーレムって、そんな何人も女の人を侍らすなんて、無理だよ。」


もじもじと両手の人差し指を顔の前で合わせて、ツバサはそう言う


「そ、それに騙すみたいでやっぱり、嫌だし」


あまりにもピュアすぎる


このままではハーレムなど実現しないだろう


そうツバサだけだったのならば、だ



ドンッ

机に拳を叩き付ける音にツバサはびっくりする


この場にいるのは他にはミライだけだ

机に叩きつけたのはミライしかいない


「えと園田さん?」


「馬鹿野郎ッ!」

ミライは吠える


「ツバサ君!!君は馬鹿野郎だ!!騙すみたいで、嫌だ??なにいってんの、人の命がかかってるんだよ?!」


その言葉に、ツバサはハっとする


「言ってくれたよね!ツバサ君!!私の共犯者になってくれると!!一緒に頑張ろうと!!」


「う、うん」


「ならハーレムだって作るんだよ!!

私だってツバサ君一人では無理だと思うよ?でも、私が居るじゃない!二人でなら出来るよ!!」


「うん!!」


手と手を握り合い二人は盛り上がる


「最高のハーレムを作ろうよツバサ君!!」


「ああ作ろう!!園田さん!!」


感動の場面だが、内容は最低である




〜〜〜


ぐったりとした二人はソファーにうなだれている


二人してテンション上がって疲れたのだ


「なんか、変なスイッチ入っちゃったね」


「うん、なんかおかしかったね」


時計はもうすぐ正午を指す所だった


「ねぇ、食堂行ってみない?」


「うん、別に良いけど、何かあるの?」


「いや、一応イベントが起こらないか確認しときたいから」


「あー、ヒロインイベントだっけ?」


「そー、昨日それっぽいのはあったけど、もしかしたらまた何か起こるかもしれないし。フラグ回収しときたいからさ、ハーレムの為にも」


「うん、、、」


「浮かない顔だなぁ、ほらハーレム作るって約束したでしょーが。」


ほらほらと背中を叩いて食堂へ向かう


まだチャイムはなってないので生徒は誰も居なかった。


「よし、人で混む前に、ヒロインの事説明するね」


「うん、」

「ヒロイン2は名前は、一乗寺エリカ、ツンデレロリヒロインだよ」


「ツンデレロリ?」


「まあ、そこは流してよ、それで、えっと本当なら昨日君が助けて、仲良くなる筈だったんだけど、それは変わっちゃったし今日またイベント起こったらとりあえずは、様子見つつ助けに入るって事で」


「えーっ、でも怖い人が絡んでるんだよね?」


「まあ、なんとかなるでしょ一応怪我してもすぐ治るわけだし。それに最悪私が先生呼んでくるよ」


「うん、」


「まあイベント起こらない確率のが高いんだからさ、気楽に行こうよ。」


チャイムが鳴ってそこそこ食堂も混んできた。


「あー今のところ何も無しだね。」


「はぁ、良かった。」

ツバサはホッと胸を名で下ろす


「あ、?」


ふと驚愕の声を上げたミライに目をやると食堂の入り口を見つめている


「え?園田さん、まさかイベント?」


「あ、うん、一乗寺エリカを発見したんだけど、、あのピンク髪でツインテールの子なんだけど」


視線の先を追うと小学生みたいな女の子がいた

可愛らしい顔立ちで目だけが強気なツリ目だ。

サラサラとしたピンクの髪を頭の上の方で2つに括っている

遠くから見てもなんだかオーラがある


「あれ?絡まれてるって、隣の男?」


そのエリカに親しそうに話しかけている男が居る


だが、輝くような金髪のイケメンだ。




「ううん、あれは違う、昨日君の代わりに助けていた、ユアン・バラキンだよ」






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