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109話 野良猫がないた







にゃん子は 胸がポカポカしていた


ライアンとお揃いのシュシュを見るたび


ポカポカしていた。

ずっとこんな毎日が続けば良いのにと思った






そんなのは絶対無理なのに






にゃん子が部屋に帰ると鍵が空いていた



嫌な予感がした



案の定

部屋の中には


「あー?遅かったね。野良猫ちゃん?」


女がいた



片目が潰れ、頭の上に半分千切れた猫耳がついている


その女は、にゃん子へと微笑みかけると


髪を掴んで引きずり倒した



「はあ?お前何盛ってんだ?

クソ野良猫の分際でよぉっ‼」


凄まじい形相で 

にゃん子へとつばを飛ばす


「誰のお陰でお前が生きてられると思ってるんだ?ぁあ?聞いてんのかおぃこのクソメス猫がよぉ?」


「人が優しくしてやったらよ、はあ?何?シュシュとか買っちゃってんの?金は全部こっちに寄こせっていってるよねぇぇえ?なんでかなぁ?バレないと思った?全部知ってんだよぉ」


にゃん子は震えて

動けない

「しかもお前、なんか面白い話し方してんだろう?ハハハ、好きな男の真似かよ?きめぇんだよ」


髪を掴んで顔を床に擦りつける


「しかもお前なんでツバサ・ブラウンと仲良くしてるわけえぇぇぇ?あいつのせいでお前こうなってるんだよわかってんの?ねぇ?ねぇ?」


にゃん子は何も言えない


「はぁ。全部あいつのせいだあいつのせいだあいつのせいだあいつのせいだ」

女はブツブツと髪をかきむしる


そしてにゃん子のシュシュを奪うと


踏みつける

踏みつける

踏みつける



「はぁ。わかってるのかな?にゃんこちゃん?早くアイツを殺さないと、私があのお前の好きな男殺すよ?ねぇ?ねぇ?良いのかなぁ?」


「ちっ、だんまりかよ。

つまんねーなお前。あの方もお待ちなんだ。早くソレであの化け物を殺せよ。」



そう言うと女はいつの間にか消えていた。



にゃん子は震えてそして泣いた







「………ライアン。助けてよぉ


うち殺したくない。」





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