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100話 お買い物




6月の頭になった。

そろそろ試験も近づいたある日




「あらぁ。めずらしぃねぇ、ミライちゃんひとりなんて、どないしたの?」


ライアンに声をかけられてミライは思いっきり振り返った!!


「ライアンさんっ‼帰ってたんですか?他の皆は?」


ツバサ達に最近ハブにされてるミライは

人に餓えていた。


満面の笑みでライアンに近づく


「あらあら。なんや随分と嬉しそうやねぇ」


それにライアンもニコニコと返す


「ごめんなぁ。帰ってるん私とにゃん子ちゃんだけやと思うんよ?

皆バラバラになってるさかいねぇ」


「そうですか。

…にゃん子も帰ってるんですか?」


「せやねぇ。あ、ほらこっち来るわぁ」


ライアンの視線の先には

走ってこっちに来るにゃん子の姿が、あった。



「わーミライちゃん久しぶりやしー!!」


にゃん子も嬉しそうだ。


とりあえず皆でベンチで駄弁る事にした。


ニコニコしているライアンの顔を見て、

ミライはハッとした


そう言えばまた、変なお土産渡されるのでは、、?


トラウマである


震えるミライをライアンは不思議そうに見て


「あ、ごめんなぁ。今回はお土産ないねん、楽しみにしててくれたんやったら堪忍やでぇ」 

と言った。


「え?へー?あー!残念だなぁふーん、そっかぁー」

(よっしゃァァァ!!!!)


喜びがバレないように

ピューピュー口笛を吹いて

そう言うミライにライアンが


「あらぁ?ほんなら次回は、目いっぱいええもん買って来るわぁ。楽しみにしててなぁ」


と言った。



(あああああ‼!!!しまったァァァ!!!!)


頭を抱えるミライを

アホやなぁと言う目でにゃん子は見ている



「へぇー!!モールがあるんや!!うち行ったことないしー!!」


話をしている流れで、前にマロン達と出掛けた事を話すと

にゃん子が食いついて来た。


「あらぁ、なら3人で放課後に行ってみる?」


とライアンが言うので

そうする事にした。


リングを貰って着替えて集合する


ライアンは

シンプルな黒のジャケット白のインナーにダメージジーンズ。

足元はショートブーツだ。

そしてポニーテールにしていた。


(おー!!なんか雰囲気変わるなぁ)


「ライアンさん!!似合いますねそう言うシンプルなの」


「ふふふありがとねぇ」


ミライは地味なブラウスにGパンだ。

ちょっとよれている

変な紐も出てる


「ミライちゃんは、、、ふふふ」


と笑って誤魔化された

すみませんね褒めるところが無くて


ぐぬぬとなっているとにゃん子が走ってきた


「お待たせぇー!!早く行くしー」


「あれ?にゃん子制服なの?」


にゃん子は制服だった


「んー、だって服買うの勿体ないもん」


「こらぁ、にゃん子ちゃん女の子やねんから、あかんよぉ?」


ライアンは今日はにゃん子の服を見に行くよぉと

スタスタ先に行ってしまった。


慌ててミライ達も追いかける


足の長さの違いか、ついていくのでやっとである


ぐぬぬ。


「うわー凄いなぁ!!うちこんな所初めてやしー、」


と言ってにゃん子がぴょんぴょんしている


なんか意外だ。


「あんまり出掛けたりしないの?」


「んー、……そやね!!家でゲームしてる事が多いしー」

とにゃん子は言う


そう言えば課金してまでゲームやってるんだったなコイツ


冷ややかな目で見るミライに


「別に良いやんかぁー!?」

とにゃん子が騒いでいる


それをライアンが、あらあらと眺めていた


平和である。


服を見に行ったが、にゃん子が、高い高いと、騒ぐので中々買えていない


「もーにゃん子ちゃん、ゲームにはお金使うんと違うのぉ?」


とライアンは呆れ顔だ。


ふと、何かを見つけたようで何処かに行くと、手に何かを持って戻ってきた。


シュシュだ。


二つ持っている


赤と黄色だ。


「これなら、安いし、私とお揃いで買わへん?」

とにゃん子に黄色のシュシュを手渡している


「え?、、お揃い」


にゃん子はそれを見つめて


「………買う」

と呟いた。


それを眺めていたミライは

(あれ?ここでもハブ?)


と涙ちょちょぎれていた







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