98話 真剣勝負
道場で二人の男の声がする
「うし、ちょっと休憩しようぜ」
安藤がツバサへと声をかける
「うん!!、、どうかな?安藤君。僕少しは進歩したかな?」
水を飲みながらツバサは尋ねる
「おー、まあ避けるだけなら及第点って所か?」
今やツバサは身体強化した安藤と珍妙丸二人を相手にして
全て避けられる程になっている
安藤の言葉にツバサは首をかしげる
「それだけじゃ駄目なの?」
「あー?お前の場合゛俺つえー゛つーのをしねえといけないからな。
一応゛佐助゛もあるが、アレはある意味邪道だ。
勝つって言う結果だけ欲しけりゃ問題ないが見学してる大佐に気に入られる為にはイマイチ押しが足んねぇ」
安藤は顎に手を当ててなにやら考えている。
「だからよぉ、次は派手に行こうぜ?」
安藤のイイ笑顔に、ツバサは後退る
嫌な予感がしたのだ。
「は?派手って?」
いつ手に取ったのか、抜身の真剣を構えた安藤は
ツバサへと刀を向ける
「お前俺に切られろや。
だから避けんなよ?」
「えーどう言う事っ!!!!」
ツバサは顔が真っ青である
(え?僕なにかしたかな?ハッ‼まさかこないだ安藤君のプリンを食べたから?いや、それともシュークリーム?いやあのときのケーキ?それとも…?)
結構やらかしてるツバサであった。
見当違いな勘違いをして震えるツバサに安藤は苦笑する
「切られてもぶっ倒されても 死なねぇ、何度も立ち上がってくる」
「そんな男に、興味持たねえやつは漢じゃねえよ」
だから最悪勝たなくてもいい。
切られ慣れろと安藤は言った。
ツバサはゴクリと喉を鳴らした。
そう傷は治るが痛みは感じるからだ
恐ろしくない訳が無い
でも、
今はここにいないミライの事が頭に浮かんだ。
(園田さん……)
そして覚悟を決める
「うん。わかったよ安藤君」
「はっ、いい顔すんじゃねえか。
歯あ食い縛れよ?」
〜〜〜〜
安藤達が青春しているその時
ミライは中庭で沢山の女生徒に囲まれていた。
通常クラスの生徒も混じっている
「きゃあ、ミライ神様よ!!」
「わあ。この方がそうなのね」
「いつも、尊さの供給ありがとうございます‼」
少し離れた所で志穂が親指を立ててこちらを見ている
後でしばく
ミライは心に誓った。
なんでも、志穂から色々と話を聞いた同志達らしい。
最近は特別クラスの校舎に来る通常クラスの女生徒も多い
(別に来ても良いが今までは怖くて近寄れなかったそうだ。)
安藤とツバサ、ユアンの絡みを見たいらしい。
キャーキャー言ってる
女生徒達を見てミライは思った。
安藤しねっ!!
とばっちりである




