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幕間 設定公開・セス

 月に一度の令和ダンジョン設定公開。

 今回は欧州聖堂騎士団の聖堂騎士(テンプルナイト)、セスティアン・ヘンリー・グランヴェルウッドです。

 相変わらず本編にはあまり関係ないので、読み物としてお楽しみください。


 18歳男性

 イギリスの伝統ある貴族家出身。


 190センチ近い鍛え上げた長身。金色の癖っ毛はグランヴェルウッド家の特徴です。

 彫りの深いイケメンですが、冷徹な雰囲気で近寄りがたさを漂わせています。


 欧州聖堂騎士団の聖堂騎士であり、カタリーナやパトリスの上司に当たります。

 今はカタリーナ達と留学生という名目で片岡君の学校に居ます。


 イギリスで定着ダンジョン3つを攻略した若手の有望株です。

 魔討士協会の認定では甲の4位相当。



 グランヴェルウッド家は伝統ある武門の家で、かつては騎士、近年はエリート軍人を派出していました。


 家としても裕福でしたが、彼の二代前に投資で大きな失敗をし、そこをフィッツロイ家に支援を受けて救われたという経緯があります。

 その状況は現在も変わっておらず、そのためフィッツロイ家に頭が上がりません。



 ダンジョン発生の初期に貴族の高貴なる義務として素質の診断を受け、弟共々能力がある事が確認されました。

 どちらが志願するかという話になった時に弟が「セスは家長だ、自分が騎士として戦う」と言って志願。

 しかし弟はダンジョンでの戦いで命を落とし、その後、彼が聖堂騎士に志願しました。


 能力的にはセスの方が優れていたのは当初から明らかでしたが、それを強く言うことは弟の自尊心を傷つけると考えて弟の志願を止めませんでした。

 そしてその結果、弟を亡くしたことを深く後悔しています。


 このため、弱い者は戦場に出るべきではない、というのが口癖で、精神論を嫌っています。

 強い口調は真剣さの裏返しでもあります。


 ちなみに、現在の英国聖堂騎士団長であるベアトリス・アッシャーヴァナムは「弱くとも騎士としての志があれば戦うべき、其処で倒れるのは名誉あること、高貴なる献身」という考えです。

 このため、騎士団長には反感を持っています


 といっても彼女も、騎士団の戦力を揃えるためにそう言わざるを得ない部分もあるのですが。

 ただ、その結果、未熟な志願者が増え世俗騎士団に犠牲が増えていることも事実です。


 こんな経緯もあり、自分が出世して地位を上げ、聖堂騎士団を家柄とかは関係ない実力主義の精鋭部隊に改革したいと考えています。



 大柄な体と高圧的な口調で近寄りがたい印象を与えますが、性格は義理堅く仲間思いであり勇敢です。

 自分が望んだものではないとはいえ、自分が能力的にも家柄的にも恵まれたことを自覚しており、それが使命感にもつながっています。


 また、弱い者は戦場に出るべきではないと思っている一方で、強くなるために努力するものや志を持つ者への敬意も持っています。

 そういう者に死んでほしくないからこそ、実力以上の無理をするのを、強い口調で止めているという面もあります。



 能力はフラウリンガムという鎧人形を作り出すこと。 

 ちなみに、フラウリンガムはグランヴェルウッド家のかつての居城の名前です。


 右手に大剣、左手に盾を持つ、装飾が施された青い大柄な西洋鎧のような見た目です。

 関節は青い炎のようなものでつながっています。


 完全に実体化させると4メートルほどになります。

 しかし、これだとあまりに大きすぎるため、片腕だけとか上半身だけのように、部分的に実体化させることが殆どです。


 某幽波紋(スタンド)のように、使い手であるセスの体から生えるように実体化します。見た目は大きいのですが重さはありません。

 鎧人形がダメージを受けてもセスが傷ついたりはしませんが、再構成するためには魔力と時間を要します。


 攻撃そのものは剣で切るという単純な物理攻撃ですが、サイズが大きいため攻撃はかなりの威力を誇ります。

 また、見た目通りかなり装甲が硬いので、その巨体を生かして仲間を守るような使い方もできます。

 

 実体化する時の詠唱は


【Blessed be the Lord and Sir Framlingham our blave , which teaches my hands to war.My goodness and my fortress... my high tower and my shield.My sword, and he in whom I trust】


【神と我がフラウリンガムに祝福よあれ、我が手に戦う勇気をお与えください。主よ、あなたは我が砦にして高き尖塔、我が盾、そして我が剣なり。私はあなたを信じます】


 元ネタは某大作戦争映画でスナイパーが狙撃の時に唱える祈りの言葉です。

 分かる人はいるかな。

 


 趣味は乗馬とバイオリンの演奏。


 美食家でもあり、東京の美味しい店を食べ歩いています。所謂庶民的な店にも気兼ねなく行きます。


 酒好きですが日本だと法に触れるので大っぴらに飲めないのが悩みの種です。

 見た目が未成年に見えないのでこっそり飲んでいることもある模様。 

 面白いと思っていただけましたら、ブックマークや、下の【☆☆☆☆☆】からポイント評価をしてくださると創作の励みになります。

 感想とか頂けるととても喜びます。


 応援よろしくお願いします。

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