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幕間 設定公開 エルマル・バートリー

月に一度の令和ダンジョン設定公開。

 今回は異世界アイディール・スラヴァーネの国であるサンマレア・ヴェルージャの少年魔法戦士、エルマルです。


 相変わらず本編にはあまり関係ないので、読み物としてお楽しみください。

 続きはもう少しお待ちを……プロットは考えてあるので書き始めてはいます。

 13歳、男性。


 身長は150センチほど。

 サンマレア・ヴェルージャの騎士団のうち中位である鷹の位階に属する騎士です。


 顔だちは整っていますが、金髪の波打つような癖のある短髪と目つきの悪さもあり、ちょっと柄の悪い子供にも見えます。



 土や石を操る能力を持つ槌鉾(メイス)を使う魔法戦士です。

 石を飛ばして攻撃したり岩で壁を立てたり、石を集めて槌鉾(メイス)にくっつけて破壊力を増したりすることができます。

 魔法も補助魔法を中心に何種類かですが使用可能です


 この土を操る能力は、風を操る能力の鎮定を持つ片岡君と能力の系統は似ています。

 エルマルの方がより高い打撃力を持つ反面、柔軟性や射程距離では劣る感じになります。


 強力な能力ですが、エルマル自身がまだ若く戦士として未熟であるため、能力を使いこなせているとはいいがたい状態です。

 まだ武器の能力に依存している段階と言えるでしょう。


 とはいえ、その才能だけで戦っているのにこの若さで中位層まで出世できるあたりは、潜在的な能力の高さを示しているともいえます


◆ 


 父親は騎士団の副団長格であるイズクラ・バートリー。

 バートリー家は何世代にも渡ってサンマレア・ヴェルージャに騎士を輩出してきた名家です。

 少年時代から父の後を継ぎ騎士になるべく訓練してきました。 


 名家の生まれで本人の能力も高いため将来を嘱望されていましたが、そのせいかエリート思考に染まっている部分もあります。

 我儘で人のアドバイスを聞かず、態度も結構高圧的です。父親の言うことだけは素直に聞きます。


 一方で、貴族、騎士の義務として弱い者のために戦い部下を守り、強敵であっても立ち向かう強さと責任感も持っています。

 年齢がまだ若いこともありますが、人格も能力も発展途上なタイプです。



 サンマレア・ヴェルージャは小国ながら優秀な魔法使いや戦士が多い国です。

 ソルヴェリアに近い最前線に位置し長く戦い続けたためか独立志向が極めて高い国でもあります。


 サンマレア・ヴェルージャの騎士は位階によって異なる仮面をつけて戦います。

 一番上が竜、二番手が鷹、三番手が山羊です。

 魔法使いは梟の仮面をつけます。


 優秀なものは年齢や性別を問わず出世できますが、優秀であるならば地位と引き換えに責任を負うのが当たり前と言う空気もあります。

 そういう意味では過酷な環境とも言えるでしょう。


 ちなみに、エルマルの同期には同じ年で市民階級から抜擢された魔法使いの少女がいましたが、戦場に出て半年でソルヴェリアとの小競り合いで亡くなっています。


 エルマルは彼女が名誉ある地位を得られて嬉しいだろうと思っていましたが、彼女自身は戦いに向いた性格ではなく、魔法使いとして戦うことを望んではいませんでした。

 彼女はエルマルと共に戦ってソルヴェリアの兵士に倒されたのですが、戦いたくなんてなかった、魔法使いの御屋敷も仮面も要らなかった、父さんと母さんと一緒に居たかった、と言い残して彼の手の中で亡くなりました。


 その言葉は彼の価値観を揺さぶる一言であったのですが、まだ彼の中で整理されていません。

 本人に自覚はないものの、そのやり場のない感情を戦いに向けています。

 こんないきさつもあり、ソルヴェリアの獣人達には敵愾心を燃やしています。

 面白いと思っていただけましたら、ブックマークや、下の【☆☆☆☆☆】からポイント評価をしてくださると創作の励みになります。

 感想とか頂けるととても喜びます。


 応援よろしくお願いします。

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