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動く

作者: 人間詩人

動く

人間が

驚くほどに

動いている

人間って

素晴らしい

体を

犠牲にしながらも

動く

疲れたと言って

休み

また

動き始める

そうなんだよな

人間は

動いて

自分の物語を

たくさん作る

それも自動的に

たとえば

自分の生き様を

全撮影できたら

おもしろいと

思うんだ

しかも

動画で保存

ものすごい

記憶容量になるだろうね

それでも

最後に

見返せたら

なんて素晴らしいことだと

思うんだ

全記録なんだぜ

有り得ない話しかも

しれないが

自分が

自分を

見えないぶん

外側から

カメラで

代役してもらえば

自分が

だんだんと

分かるのじゃないか

せっかくデジタル世界なのに

なんとかならないものか

赤ちゃんの頃の動き

小学生の頃の動き

中学生の頃の動き

高校生の頃の動き

大人の頃の動き

そして

高齢の頃の動き

すべてを

保存しつみたい

もしかしたら

あとの世代に

残せるヒントが

見つかるかもしれない

人間は

単に動く

しかし

せっかくの動きも

自分も

他人も

記憶などしてはいない

もったいないじゃないか

人間の貴重な動き

捉えて

残したい

思い出は

永遠にというが

まさに

そうだと思うんだ

動きは

瞬間瞬間で

消えて行く

ほんの数秒でだ

いくら人間が

優秀でも

全記録は

無理

不可能だ

人間の動きには

無駄はないと

思う

それは

なにかの行動を

起こしているからだ

食べる

寝る

歩く

笑う

泣く

怒る

考え中

運転

買い物

飲み会

思えは

きりがない

無限ではないが

膨大な動きになる

ひとつひとつ

見ていたら

本当に

楽しいだろう

誰か

開発しておくれ

人間の一生の記録装置を

そして

最後に

近づいたら

見返せてみたい

自分の全記録を

あー

こう言う人間だったんだと

感慨深く

見入るだろう

そして

自分よ

ありがとうと

心から

感謝できるだろう

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