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異世界無双禁止規定(ステージ オブ グラウンド)『緩』 ~歌姫神と称された少年のあれこれ~  作者: 浅葱
第8章 I WANNA THE WORLD ELEVEN
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第25話 ~抜かされたルナティック~

剛「………。つか別にここで何か話す必要あるか?」

作者「いや別に?」




「………え、もう『ルナティック』攻略しちゃったの!?」

「ええ、中々やりがいのあるアイワナだったわ(ふんすっ)」 

 何故ここにマロンがいるのかを聞いたリオだったが、まさか単独で1つのステージをクリアしちゃっていたらしくストレスを発散したかの様にドヤ顔だ。


 何でも本当はみんなが来るのを待っていたらしいのだが、艦内のモニターに『ルナティック』前に映る物陰を発見したらしく、それがステージ内に入っていったのでそれを追って入って行ったらしい。

「それでその入って行ったって人は誰だったの?」

「食堂でご飯食べてるわ。もう戻ってくるんじゃない?」


 ガシュー(ブリッジの扉が開く音)。


「んを? 何か人増えてね?」

「っ、君ってもしかして!?」

 ブリッジに入って来た謎の人物を見てリオがギョッとした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 その約1時間後、マロンが勝手に来て勝手に1つのステージをクリアしていた報告はそうすけ達を外に連れて行ったメンバーにより、レボリューション内にいる佐夜達にも伝えられた。


「───えぇ!? もう『ルナティック』終わったん!?」

「………どこの方言だそれは?」

 予想外の人物の登場に動揺したのかどこかの中途半端な方言を放つ佐夜にるながツッコむ。

 だって報告が来るちょっと前まで健太やるなと「これ攻略してもあと1つあるのかぁ。大変だなぁ(超棒読み)」的な面倒臭さを出しながらも「あっちはどんなネタで来るんだろう?」みたいな楽しみを期待しつつ想像し合っていたからだ。まさか予想外の人が勝手にクリアしちゃうとか誰が想像出来る?


「はぁ……。じゃあ何か? ここを攻略したら尾張って事じゃん」

「誤字」

「それは東海(多分?)」

 やる気が無くなったのか誤字を直す気も無い佐夜に2人も短くツッコむ。いやそこは作者が直せばええやん(何故か補足文も関西弁)。


 ティウン、ティウン、ティウン─────(エコー)


「っていうかいい加減、この死亡音がウザくなってきた」

「そうか? 『デュクシュ!』よりはこっちの方がマシだろ。死んだ時周りが血みどろになるし」

「アタシは血は見慣れているからこっちがウザいね。毎回ティウンティウン煩い」

「血は見慣れているって………流石ヤンk|(小声)───ごはぁっ!?」

「ナニカイッタカ?」

 健太がボソリと小声で悪口を言うがバッチリ聞かれていたらしく思いっきり横っ腹を打ち抜かれた。勿論デスらない様に手加減してある。

 ちなみにさっきからデスっているのはデス数の少ない機関オルガン組達。ボスまでの道中はこの人達が初見殺し&孔明に引っ掛かりながら進んでくれるそうだ。


「も、もう嫌っす! 無駄に無理矢理罠に投げ込まないでくださいっす!」

「だったら自分で掛かってこいやww」

「もっと嫌っす! 何でわざわざ罠だと分かっているのに掛かるバカがいるんすか! 普通に行けば良いじゃないっすかっ」

「? これがいつもの普通じゃないか。何言ってんだ」

「アンタが何言ってんすか!?」

 で、いつものパワハラ……というかイジメ(?)みたいにやすしがグラスを引力&斥力で罠っぽい所に投げつけている。一応普通死ぬリスクがある場合は流石のやすしもグラスに無理はさせないが、ここでは千回まで死ねるのでここぞと言わんばかりにグラスを使い潰していく。


「……あれってパワハラじゃね?」

「まぁ、あれも1つのスキンシップらしいよ」

 傍から見ればどう見てもイジメ&パワハラなのだが、実はアレ、やすしも大のケモ耳好きなのだがホモではない。なのでケモ耳少女ならともかく同年代の野郎を正面からモフモフする訳にはいかないので引き寄せて投げる一瞬だけ頭や耳を触っているらしい|(勇治郎談)。

 「いやそれならニケをモフればいいんじゃね?」と勇治郎に聞き返したのだが、ニケは猫。懐いていない者にモフられるのは好きじゃないので基本ニケは佐夜以外の男には耳を触らせてはいないらしい|(医者以外)。


「おーい。そろそろボス部屋に着くぞー」

「分かったすぐ行く~」

 すると遠くから伸二の声が聞こえ、佐夜達は安置が確保された道を辿ってみんなの後を着いて行く。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「……え? ステージは全部で11個じゃないの!?」

 アイワナ世界に降りる前に佐夜に作ってもらっていた作り置きのプリンを食べながらリオがマロンが連れ帰って来たアイワナの主人公キッド風の少年【ヒット】に聞き返す。

 ちなみにヒットは3人兄弟の長男らしく次男が例のキッド君らしく、末っ子がテッド君というらしく、3人共、父親から貰ったマントと愛用の銃を携帯している。

 ※:あくまでこの小説内での設定で、実在する他の作品の設定とは一切何の関係もありません|(強調)。


「ああ、俺はこの『ルナティック』というステージしか入っていないが、その前に色々とこの世界を見て回っていたんだ。そしたら驚愕(?)の事実が分かった」

「きょ、驚愕?」

 食堂でご飯を食べて爪楊枝で歯を「しーしー」していたヒット君だったが、流石に行儀が悪いと透に注意され、渋々爪楊枝を捨て神妙な顔つきで驚愕の事実を話す。


「驚愕ってアレでしょ? ハワイとアラスカと北海道とカナダの間にある『闇渦』よね?」

「ぅおいっ。俺が今言おうとしたのにっ」

 自分の足で真実を見つけたヒットに対し、外界から観察出来る人からしたらマップを見ればすぐ分かるので、透がつい口を挟んでしまってヒットが「セリフ取られた!?」と情けない顔になった。


 本来の物質界にはある筈の無い謎の台風みたいな謎の真っ黒の渦がモニターに映る。どう見たってアレが怪しい。超怪しい。


 それも各ステージをクリアする毎に渦が大きくなっていて先ほどウェルダンをクリアした時やルナティックをクリアした途端、2段階大きくなり一掃怪しくなった。多分残っているレボリューションをクリアすれば全容が明らかになるだろう。


「っていうかさ、アタル君。弟達はどうしたの?」

「あ、アタル君!?」

 いきなり渾名で呼ばれたヒットは、「あ、ああ自分の事か……」とヒット=当たり⇒アタルと名前が変換された事に気付き、すぐさま話題に戻る。


「弟達は俺がここで目覚めた時から既にいなかったんだ。一応探してはいたけど見つけられなかったしここに来てから(世界の)外からも探してもらったけどいなかったらしいから恐らくこの世界にはいないんだろうな」

「た、達観してるね……」

 自分の家族がいないのに達観しているヒットを見て逆にリオが戦慄した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「これで………終わりだぁ!!!」

 何故か止めを刺したのが協会でも機関メンバーでもなくコメゾウだというのはさておき、やっとボスのハゲ(ロボットの方)を例の『ショットガン』でぶっ飛ばしクリアとなった。


 ボス突入の前に一応隠し要素的な物もクリアしているのでこれでこの面もクリアとなった。


 ………っていうかこの面、機関オルガン組がやっていたので殆ど実況やっていないから短く感じるな。どうでもいいけど。




 WARNING、WARNING、WARNING────────




「「「「「「「っ!?」」」」」」」

 すると突然不穏なブザーな鳴り響き、背景が真っ赤に染まり、まるでこの世の終わり的な雰囲気に染まる。同時にWARNINGの文字が頭上に表れ、危険を表している。


「な、何が起きているんだ!?」

「分からん! 分からんがとにかく早く脱出するぞ!」

「アホ! ワープも出てないからどこから出るんだ!?」

「お前が阿呆だ。『スタート』で1面の入り口に戻ればいいだろ!」

「あ、そっか………」

 健太とルナがバカな事を言いつつスタートで戻る。ちなみに本当はみんな『スタート』で戻れば良い事をすっかり忘れていたのだが、るなの台詞で思い出した様だ。


 って事で『スタート』で戻るのだが、今思えば先にそうすけ達を戻しておいて正解だった。だってあの2人はアイワナ要素が皆無で『スタート』で戻る事が出来ないのだから。もし残っていたら確実に詰み死していただろう。


 シュン────────


佐夜「え………何この光景?」

コメゾウ「……まさに世紀末って感じだな」

健太「ついユーはショックって言いたくなるぜ」

るな「その世紀末じゃないだろ」

ティオ「自分ではなく他人がショック受けてどうするんですか……」

 みんなで外に出るとそこには上空に真っ黒な渦を巻いた巨大な物が出現し、辺りは真っ赤に染まっている。まるで幻想郷の最初の異変みたいだ。


「さややー!!」

「リオ!? 何でここに?」

 すると突然艦から転送してきたリオがマロン達を連れてやって来た。というか抱き着いて来た。よく見ると横にはキッドらしき人物もいる。


「マロンさん。アンタがここに居るって事はまだアイワナ時空が解除されてないって事だよな?」

「ええ、そしてここにはアイワナのプロもいるわ」

「プロてww」

 いくらアイワナの登場人物とはいえ弟程活躍していないヒットは苦笑するしかない。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴg────────────


「お、おいっ。何かアレ、大きくなってきてないか!?」

「確かにな。しかも渦の回転も速くなってきている。……こりゃあいよいよ大詰めか?」

「そうね。ここまでくれば総力戦も辞さないわ」

 コメゾウが最大限に警戒をし、勇治郎とマロンが上空を見上げて言う。何だか余裕がありそうだが、実際は何が起きるのか分からないから警戒はしている。


「っ!? う、嘘だろ………」

「? どうした急に狼狽えて?」

 すると上空の渦から何かを察したヒットは急に狼狽え始める。




「あの渦から親父の気配がする………だと!?」

「「「「「「「………は!?」」」」」」」

 その狼狽える理由に一同衝撃を受けた。





「ん~~~。さややぁ~~~~~」

「緊張感無いのかお前はっ」

 その一方でリオは佐夜に抱き付いたままグリグリとお腹に顔を埋めていた。



ハーマン「ふんふんっ」

作者「ぅゎ、暑苦しい!?」

ハーマン「………ぬ?」


ではまた。

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