第24話 ~色々混ざっとるがな~
マロン「ふ、ふははははー」
剛「おい、何か怖いんだが?」
作者「まぁ、本文の最後まで見れば分かるさ」
今回は少し短いです。
「や、やっと倒した………ze」
「お、乙かれ」
超危機回避スキルを持つ健太がヘロヘロの状態で入り口から戻って来る。どうやらボス撃破と同時にデスったのだろう。
え?
前話の最後でボスなんかいなかったって?
………いたんだよ。ヒントは既にあったんだ。
そう、【ミッション・コンプリート】←これ。
この文字が落下する。つまり文字が敵(当たり判定)扱いするという事はボス部屋にあった『準備中』と『KEEP OUT』の文字そのものがボスだったという訳。
おまけにここまでのボスとは違い、攻撃方法が某アイワナと同じ『乱数』『自機』『追尾』『突進』『全体』の針・リンゴ攻撃なのですっかり変な攻撃に慣れてしまった皆(健太・月はウェルダンをやっていたのでそれ以外)はすぐに対応出来ずに超苦戦する。
それでもレボリューションの下層の面。見た目とは違ってかなり難しく、超危機回避スキルを持っている健太でも避ける事が出来ずに何度も死にながらやっと攻略できた。
ちなみに3組が来る前にここに居た1、2組でデス数に余裕があった者達は既にデス数が千を超えた為、イオンやその他先輩達は皆、艦に強制転送された。
「で、人数が半数以上減ったがようやく次に進める。が、その前に一度外に出る必要があるな」
「え、何で?」
すっかりこの場の仕切りが板についた勇治郎が腕を組んでそう言うと佐夜が聞き返す。
「俺達がここに来てから既に5時間は経っている。んで、お前達はどのくらい潜っていたんだっていう話だ」
「「「「「「あ」」」」」」
デスりまくっているから体調はともかくアイワナ時空と化している為、時間の経過が曖昧になっている故、自分達がもう何時間ここに居るのか考えていなかったのだ。通常なら何時間も起きていれば身体が疲れて休むとか1度撤退するとか考えるが、1度デスると一応完全復活するので眠気も吹っ飛ぶのだ。
なので体力的には全然問題無い佐夜達だが若干2名、既に眠りこけている者がいる。そう、デスる事が許されないそうすけとひろしだ。この2人は元NPCから自我に目覚めたのでアイワナの影響は受けていないので目覚めてから既に30時間は超えている。体力的にも精神的にも限界だろう。
ちなみに同じく自我に目覚めているであろう阿部さんはそうすけやひろしの様な普通の男ではないのでおそらく自力で脱出出来るだろう。銃も普通に使っていたし(そうすけとひろしは撃った反動で腕が痛いらしい)。
という訳でここからは残りデスれる回数が少ないリア達やここまで残った先輩達はこの2人を護衛しつつ、入り口まで歩いて戻る事にした。戻るだけなら『スタート』で戻れるがそうすけとひろしには無理なので自力で戻らないといけない。
「では佐夜さん。また外で」
「ああ、またな~」
わざわざ佐夜に挨拶に来たリア達を見送りリア達は6面に戻って行った。
デュクシュ!
「あ、誰か死んだな?」
「早!?」
どうやら警戒用トラップが作動して誰かデスったらしい。
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「………で、何ここ?」
「どう見てもアレだねぇ」
そして8面に着いた佐夜達が見た光景はどう見ても近未来的な周りが金属で出来たステージ。そしてこれまた分かりやすく下には針が敷き詰められている事から多分この面はアレをモチーフにしているのだろう。
「という訳で出番だぞグラス」
「え………」
何が「という訳で」なのか分からないが、やすしが引力でグラスを引き寄せ捕まえるとグラスは嫌な予感がした。
「アイワナ特有の隠しブロックが無いかいっちょ飛んで行って出してこいっ」
「い、嫌っす!」
「え、おわぁ!?」
毎度の事ながらやすしに囮に使われそうになったグラスはやすしが斥力で床に針が並ぶ剣山に自分を投げつけようとしているのが瞬時に分かってしまったので咄嗟にやすしの腕を錬成術で剥がれない様に掴み、グラスに腕を掴まれたやすしは慌ててスキルを解除しようとしたが時既に遅く、そのまま2人は開店したまま床の針に一直線に飛んで行き、
ティゥン、ティゥン、ティゥン─────(エコー)
「「「「ロッ○マンか!?」」」」
アイワナの『デュクシュ!』ではなく某・アンドロイドゲームの死亡音と共に飽和状でデスっていった。
ちなみに事前に友里恵でセーブ済みなので無問題なのだがまさかここに来てロ〇クマンが来るとは思わなかったのかあのゲームを知っている面々(主に男性陣)が一斉にツッコんだ。当然一応男性である佐夜も知っています。
「一応とか言うなっ」
「………誰に言っているんです?」
思わず上を見て吠える佐夜にティーナが怪訝な顔をする。
補足文(?)にツッコむなよ………。
「で、だ。ここがあのロッ〇マンステージだとして、問題はボスが昔の奴かXかって事だけど……どっちだと思う?」
「博士じゃね?」
「Xのロボだろ。ハゲの奴」
「いやどっちもハゲだから」
「………キリ無いからどっちの可能性も視野に入れるか」
あのゲームを分かっている男性陣がボスは誰か予想するがキリがないのでどっちの可能性も視野に入れる事にした。
何故ならXの方のハゲ|(笑)ならロボなので普通に倒してもおKだが、昔の奴の人間のハゲ|(笑)ならそうすけ達と同じくNPCの可能性がある為、迂闊に殺せない可能性があるからだ。なのでボス戦時は気を付けないといけない。
「おーい! ルルセナが隠し部屋で何か見つけたらしいぞー」
「早!?」
「もうか!?」
「まぁ、あのゲームを知らない人からしたら普通のアイワナだしな」
男性陣の会話に参加しなかった女性陣達はアレコレ話し合う男達を放っておいて散策に回っているとニケに呼ばれて例の隠し部屋に向かった。
・・・・・・・・・。
「………おい、これって」
「……ああ、アレだな」
「俺は別ゲーでの見た事ある……」
ルルセナが隠し部屋で見つけたのはカプセルに入った女性型のアンドロイド。しかもどう見てもどこかで見た事のある恰好なのでそれを知っている奴等は「まさかだろ? 世界感メチャクチャ……」と、頭が痛いのか額を抑えた。
プシュー!
「え………お、おいっ。何で起動させた!?」
「え、だってスイッチがあったから……?」
「あったら押すのか!?」
すると突然、芹佳が勝手にカプセル解除&起動スイッチのボタンを押してしまう。そしてゆっくりと中に入っていた女性型アンドロイドが起き出して立つ。皆、その女性(?)が敵かも知れないと黙って警戒する。
「……あえて聞こう。そなた等が私のマスt─────」
「「「「「うわぁー!?」」」」」
「むごっ!?」
黙って警戒していたらその女性型アンドロイドがゆっくりと口を開き、言葉を発したが、その発した言葉がまさかのあのテンプレ台詞だったのでそのセリフを知る者達は慌ててそのアンドロイドの口を塞いだ。
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「や………っと終わったぁー!!!」
そしてその頃リオ達は遂にウェルダンの完全攻略に成功した。
当然裏のボスと言えばあの人【裏・ミク】さんであり、その鬼畜と言える乱数と自機狙いのオンパレードに安置は殆ど無く、更に避ける時にはドット調整をしてから出ないとちょっと掠ってしまってすぐにデスるので1人当たりもう何百回デスったか覚えていない。
「という訳でもうさややの所に行っていいよね!?」
「それはいいが少しは休め。もうここに来て50時間は経ってるんだぞ?」
「え……そんなに?」
ウェルダン攻略が終わり、早速佐夜の所に行こうとしたリオだが東島の指摘に思わずスマホを取り出して時間を確認する。確かにこの現場に着いて既に2日以上が経っていた。それでも疲れが出ないのはアイワナの『デスったら全快する』機能が働いている所為だ。
精神的な疲れは個人差があるが肉体的疲労はデスれば眠気も吹っ飛ぶのでその所為でこちらでも時間の概念がすっかり抜け落ちていたのだ。
なので佐夜の所に行きたいリオの気持ちは分かるがここは皆を一旦艦に戻して休ませるべくリオは渋々指示に従って艦に戻る。
・・・・・・・・・・・・・・・(艦に転送中)。
「あ、やっと戻ってきたわね」
「「「「「……え、ええええ!?」」」」」
艦内のブリッジに戻るとそこにはイニシエにいる筈の理事長マロンが暇そうにしていた。
剛「なるほど。ようやくの出番でおかしくなったと」
マロン「おかしくはないよっ」
作者「まぁ、本当に久しぶりの出番だったからね。気合も入るさ」
ではまた。




