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第22話 ~最後の一撃(前編)~

作者「すみません……。インフルエンザにかかって遅れた上、長くなったので2つに分けました」

マロン「あー、しょうがないか。インフルは」

クー「……私達はマロンの加護があるから伝染病の類には掛からないけどそんなに辛いの?」

ハーマン「うむ。我も幼き頃掛かった経験があるが、あれは正直死ねる」

マロン・クー「「そんなに!?」」


作者「……んなわけねぇ」


 後、熱でうなされてる状況で書いてるので誤字があるかもデス。

 皆さんもインフルエンザにはご注意を。特に人混みに凸する時は警戒を。 



 シュン──────


『あsdfghjkl!?』

 遥か上空に転送された新が地上で鎖に繋がれたエグゼィに向かって一直線に落ちて来る。一方のエグゼィも新の滑空接近に気付くが全身をこの世界で作られた鎖によって身動きが取れない。


「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお──────────────っ!!!」


 意図的に落下しつつ新は全身をヘルゼムルで包み、雄叫びと共にエグゼィに迫る。




 ドォオオオオオオオオオオオオオオ────────────


 そして新(&ヘルゼムル)とエグゼィが衝突し、物凄い轟音と共に新がエグゼィを潰しに掛かる。


 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガgg───────


『qぜctぶもぃjygrどぁ!!?』

 そして対するエグゼィも潰されまいと必死に押し返し、衝突の際に生じるエネルギーが周囲に撒き散らされる。


 ・・・・・・・・・・・・・・・。


「………おかしい。目測ではとっくに潰れてもおかしくない筈……」

 新の目測では計算上、1~2分もすれば完全にエグゼィを消去する予定だったのだが、既に4分が経過している。


「………まさか、周囲のエネルギーを取り込んでいる!?」

 ふと周囲を見渡した新は先ほど衝突した際、周囲に生じたエネルギーが無くなっている、いや何かに吸収されている事に気付く。原因は言うまでもない。


「拙い、このまま押し続けていたら逆に回復させてしまう────」

 と、慌ててヘルゼムルを引っ込めて距離を取ろうとした新。

 しかし、


 ガシッ───────


「しま……っ!?」

 気付くのが遅れた所為で新はヘルゼムル、更には新本体の両手両足を触手に捕まってしまう。


 つまりこのままヘルゼムル(または新で別の攻撃魔法など)で攻撃しても周囲に撒き散らされるエネルギーを吸収されて回復させてしまい、かといって掴まっている以上、ヘルゼムルを引っ込めた瞬間新はそのままエグゼィに飲まれてしまう。


 つまり、詰みました。(完)













「………やはりこうなりましたか」

「でしょうね」

「っ!?」

 油断したいた訳ではないが考慮が足りなくて窮地に陥った新が上空を見上げるとそこには翼を生やしたアニカとティーナが溜息を付いていた。


================================


 (数分前)


「やはり新さん一人で行くなんて危険すぎます!」

「大丈夫だ、問題無い」

「フラグが立ったなぁ……」

 うっかり定番のフラグを建てる新に佐夜は「多分駄目だろこれ……」と思いつつも結局新は一人で決着を着けに行った。


 その結果がこれである。


================================


「その後、急に目を覚ましたアニカさんの胸騒ぎに招じて来たら案の定ピンチじゃないですか………」

「ティーナさん、お喋りをしてる場合ではありませんよ。早く助けてあげなくては」

「そうね。では「発射」」

 両手両足を掴まれて身動きが取れない新を掴んでいる触手に向かって2人は光&聖なる矢を放つ。それも一応吸収されない様当たったらすぐに消える様に魔力を抑えて放つ。


 ズバババババ─────


「ほ、取れました。─────っ!?」

「ぅぉ、暴れるな!?」

「って佐夜さん!?」

 新とヘルゼムルを掴んでいた触手に矢が当たって触手が剥がれたと同時に新は両脇を掴まれた感触に思わず暴れるが声の主に気付いてビックリする。

 ティーナ、アニカに続き、佐夜は少し前に美里が作った簡易飛行具『タケ○プターもどき』を背負って新の援護に来ていたのでティーナとアニカが新を掴んでいた触手を射抜いて切ったと同時に佐夜がすかさず新を引き上げたという訳だ。


『mんbvcxざsdfghjkl&───────!!!』

「うゎ、怒ってる怒ってる」

「殺気が凄いですね」

「いえ、どちらかというと私の方が超怒っているのですが?」

「こっちも凄い殺気!?」

 エグゼィが激おこなのに対し、アニカも殺気を放つほどの怒気を放ち、事情を知らないティーナがビクッとなる。

 ともあれ何とか新を救出し、4人して上空に佇む。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴg────────


「この感覚って………」

 するとその時、地震とは違う何か世界そのものが崩壊する様な前振りな感覚が皆を襲い、以前これに似た感覚を自分の世界で感じた事がある佐夜は鳥肌に震える。


「拙いですね。もう時間が無いです」

「これが滅落ですか。空気が薄くなってますね……」

 当然これが示すものを知っているティーナは少し焦り、アニカも何かを感じ取り思考に浸る。


「だったら話は早いです。とっととアレを倒せばいいんです!」

「ってちょっと待て。今行ったらさっきの二の舞になる!」

「ぐえっ!?」

 滅落時刻が迫っているという事でまたエグゼィに何の策も無いまま向かおうとする新の襟を掴んで止める佐夜。


「何ですか佐夜さん。早くアレを倒さないといけないのに……こほっ」

「だから焦るなってば。そもそもアレはもうお前一人で倒せる物じゃないだろ」

「じゃあどうするんですか。アレだけ自分でケリを着けると言っておいておめおめと「やっぱり自分じゃ無理です」といってあの人にお願いすればいいんですか!?」

「……何かやけに流暢に喋るな。そうじゃない、1人で戦わなければいいんだ」

「え?」

 少しキレ気味に言う新を宥めつつ佐夜がそう言うと新はきょとんとなった。


「その為に俺達は来たんだからな。な」

「はい」 

「不本意ですがお父さんからも「恐らくあいつはアレ相手に1人では勝てないだろうから手伝ってやれ」と言われていますから」

「あぁ、やっぱり勝てないって分かってたんですね……」

 最初から新には勝ち目が無いと見透かされていた事にようやく気付き、新は気落ちする。


「確かにあの人なら余裕で勝てるだろうけど、あの人は言ってたぞ「俺の手を煩わせる事無く勝ったのならそれはお前の勝ちだ」って。つまり俺達に自分の力で(・・・・・)勝ってみろ(・・・・・)と言ってるんだ」

「………そうです、ね。確かに目的はアレを倒す事で僕一人で倒す必要は無いんですよね」

「そうだ。そこが何か引っ掛かってたんだけどそれは後で聞くとして、今はさっさとアレを倒すぞ!」

「はい!」

「ええ」

「行きましょう!」

 ガシャガシャと太い鎖を解こうとするエグゼィに向かって4人は攻撃を再開する。


「しかし佐夜さん。僕達4人で勝てるんでしょうか?」

 佐夜と共に再び落下する新は疑問を問いつつヘルゼムルの力を溜める。


「その心配は無用だ。言ったろ、1人で戦わなくてもいいと。つまり他にも協力してくれる対アレについて有効な人がいるって事さ。誰が来るかは時間が無かったから知らないけど俺達は今はアレを正面から倒す事だけ考えればいい」

「……分かりました。貴女には色々と世話になってますから信用します」

貴女(・・)って言うな」

「?」 

 やけに誤字に煩い佐夜に新は首を傾げる。


 

「最後の最後に出番が回るなんてね」

「活躍出来ていいじゃないか。アタシなんか最後犬神○だったんだぞ?」

「何だそれ?」

「お喋りはいいから早く位置に就け」

「うむ。あ奴等が待っているからな」


 そして再びエグゼィに迫る2人に対し地上に転送された5人がそれぞれ援護の位置に就いた。


※:後編に続く(長いから分けました)



作者「……とりあえず早くインフルを治して7章を終わらせたいと思います」

マロン「とりあえずお見舞いの栗をあげる」

クー「……マロンだけに?( ̄ー ̄)」

マロン「バレてる!?」


作者「……騒がしい」


 というわけで決着は次回に回します。すみません。


 ではまた。


 インフルには本当気を付ける様に(本人は十分気を付けた上で病気に掛かっています)。

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