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第19話 ~転生(え、何かおかしくない?)~

マロン「はい遅刻~~」

クー「………罰ゲーム決定」

ハーマン「ふんっふんっ」

マロン「アンタはアンタで筋トレしてないでちゃんと会話に入りなさいよ」

ハーマン「ぬ?」

 相変わらず筋トレにしか興味が無いハーマンを余所に屍と化している作者を取り囲む一同。


作者「ご、ごめんなさい………。電車が事故で遅れてて……」

マロン「言い訳無用! って事で次回は番外編ね♪」

クー「……やったー(棒読み)」

ハーマン「番外編という事は我のブートキャンプでも流すのか?」

作者「それは只の地獄絵図!?」


 遅れて申し訳ありませんでした。今回も少し次回ですがどうぞ。





「さぁ我が化身『ヘルゼムル』よ。アレ(・・)を食べちゃって下さい!」

「新やめろー!!」

 佐夜の静止も虚しく新は強奪の化身『ヘルゼムル』をアニカに差し向け、そのままアニカを丸ごと飲み込んだ(本当は『マミ』ったと言いたいんだがそれは頭部を喰われる意味なので違う言葉でww)。


 で、新が呼び出した化身『ヘルゼムル』はモムモムと口を動かして咀嚼している。


「あ……あ、あ、新、お前っ」

「あ、いや、ちょっと落ち着いて下さい。さっきのお返しですか? 首をガクガクしないで下さい!」

 助けに来たんじゃないのかと新に詰め寄った佐夜は新の襟を掴んで思いっきりガクガク揺する。


「はぁ、はぁ……。だから言っているじゃないですか。僕は貴女とアニカが近くにいるこの状況を待っていたんですよ」

「あ、どういう事だ?」

 一旦新の襟を話して事情を聞く事に。ちなみに世界喰い(コードイーター)は佐夜の先ほどの福音弾ゴスペルを追加で浴びせたカレー液の影響で地面をのた打ち回っている最中です。なのでちょっとだけ時間に余裕があります。


「その前にアニカを奪い返された事で周りの亡霊達がお怒りの様です。先にあちらを何とかしなければいけません。少なくとも後5分は時間を稼がないと」

「時間を稼げばいいのか? だったら簡単、だ!」

 そう言うと佐夜は刻詠の時計を使用して周りの動きを遅らせるスキル『スロー』を発動し、これまで溜め込んでいたストック玉をこれでもかと言わんばかりに周りの亡霊達に投げつけた。


 ………正直周りの爆音が凄い事になっている。


「さぁ、さっさと逃げるぞっ」

「それはまだ無理です」

「何でだよ。今度は何!?」

 せっかく時間を稼いだのに逃げないとはこれ如何に?


「現在僕はヘルゼムルの特殊作業により動けないですよ」

「は? 動けないって何でだ? つかこの展開を待っていたって言ってたがそもそも何でアニカを喰うんだ?」

 若干佐夜がパニクッている。


「アニカが攫われた時点でこの世界で死んでいった者達の魂がアニカの身体を狙っている事は明白です。正直完全に乗っ取られていたとしても取り返す自信はあったのですが意外にもアニカの自我が強くて安心しました」

 そこで一旦言葉を区切り新は胸を押さえてホッとした表情をする。


「なので僕はアニカに取り憑く様にくっ付い(・・・・)ている(・・・)亡霊達を引き剥がす為アニカを食べました。なので今ヘルゼムルの口内ではアニカと亡霊達の引き剥がしの作業を行っています。勿論引き剥がした亡霊達はヘルゼムルが美味しく頂いています。ですがその作業中、本体である僕はヘルゼムルの作業が完了するまでここを離れられないんですよ」

「え、じゃあ後4分位俺が1人で頑張らないといけないのか?」

 流石にそろそろ在庫が少なくなっているストック玉だけでは無理だ。


「いや、この場からあまり離れられないだけで少しなら動けますし僕も遠距離で攻撃して時間を稼ぎます。なので佐夜さん」

「おう」

「貴女のDNAを下さい」

「おう。………はい?」

 何か凄いパワーワード来た!?


 ちなみに女性が男性に対してDNA(主にR-18的な意味)を求めるのは分かるが、今現在佐夜は女の子だ。対して新もメアリーと融合している所為か性別不明。

 つまり、


 意味が分かりません(何コレ byリオ)。


「こ、こんな時に何言ってんだお前!?」

「? 何で顔を赤らめてるんですか? アニカの為ですよ」

「ふぇ?」

 何故か思わず顔を真っ赤にし、両手をクロスして胸を隠すが逆に新にツッコまれて目が点になる。


 佐夜がちょっとパニクっている為かちゃんとした会話になりそうにないので説明を。


 要はこのままアニカから亡霊達を引き剥がしてその後外に解放しても再び亡霊達や今現在下方でのた打ち回っている世界喰い(コードイーター)がアニカを狙って来る事は明白。

 その理由はアニカの属性が『闇』『半死半生ユイデッド(アンデッド寄り)』『不死者』『喰種グール(種別問わない)』だからだ。

 霊的な物から魔物や魔族、その他の闇系の者達から常に身体を狙われ続けるか弱いアニカを本当の意味で救うにはその属性を抜かなくてはならない。少なくとも『不死者』以外の属性は付いていると狙われる可能性が高い。


 だがそのままアニカから属性を抜き取ると元々の出生が大量のむくろが集まった集合体である(ある意味ゾンビの)アニカは存在意義を失い、やはり死んでしまう。

 なので属性を抜き取って死んでしまうアニカへ白羽の矢が立ったのが佐夜のDNAという訳だ。


「あ、新のエッチ!」

「…いや、話聞いてました?」

 DNAをくれと言われて今現在女の子と化している佐夜は顔真っ赤にして抗議する。可愛いのだが今はそれどころじゃないだろ。


 DNAをくれといっても何も下ネタでも血液でも腕一本でもない。いや最後の怖いな!?


 とはいえアニカの存在意義を維持する為にはそれなりの量がいる。なので、

「佐夜さん。顔真っ赤にして何を考えているのか分かりませんが僕が欲しいのは貴女の髪ですよ」

「うぇ? か、神?」

「字が違います。髪の毛です。アニカの命を繋げるには結構な量を要りますが……」

 そう言って新は佐夜の髪をみる。


 正直佐夜の髪は誰もが羨みそうなサラサラロングの亜麻色髪だ。今はそれをポニテにしているので活発な佐夜にはとてもよく似合っていて、佐夜が髪を切るのを渋りそうですね、と新は目を瞑って苦笑した。


「え? こんなのでアニカが救えるのか? ならホイっ!」

「へ?」

 新が目を瞑った一瞬の間に何か「ズバッ」と何かが切られる音がして目を開くと佐夜は自分の髪をポニテの結んである所から何の躊躇も無くナイフでぶった切り、新に差し出した。


「えっと……僕が言い出した事なのですが良いんですか?」

「何が? 髪だけでアニカが救えるなら喜んで差し出すだろ」

「いや、だって髪は女の命と言いますし……」

「は? だって俺、男だし」

「そんな大きな胸をした男がいますかぁー!?」

「ひゃあぁ!?」

 あれだけ女の子女の子していた奴が「自分は男だ」と言い出したら誰だってキレるわっ。新は正面から佐夜の大きなおっぱいを鷲掴みして揉みまくる。


「はぁ、はぁ……とりあえず貴女の髪は頂きます。後はアニカに『女神』属性を添付すれば抜けた属性の代わりになるでしょう」

「………。………え?」

 何か今聞き捨てならない単語が聞こえた様な?


「ちょっと待て今『女神』って───」

「佐夜さん。もうお喋りしてる暇は無いです。周りの亡霊達と下の奴が動き出しましたっ」

「く……っ。後でその話聞かせろよ」

 詳しい話を聞こうとした佐夜だがその前に怯んでいた亡霊達と下でのた打ち回っていた世界喰い(コードイーター)のエグゼィが起き上がって2人に迫る。



 その後、佐夜は残っていたストック玉を全て使い尽くし更に陽奈々から借りた特殊銃の弾も全部使ってアニカへの添付の施し時間を稼ぐ。新もヘルゼムルが作業の為、その場からあまり動けないが遠距離攻撃で牽制する。



「く……っ。もう弾が無い。魔力も少ないしヤバいな」

「後少し頑張ってください……っ」

 そこから10分間アニカへの作業が完了するまで粘る2人だが、まだ添付作業は終わらず、新とボブカット状態になった佐夜はやや傷だらけで呼吸が少し荒くなる。


『pぉきじゅhygtfrですぁq-!!』

「ぐ……っ。ツッコんでる暇がねぇ!」

 キーボードの『くぁwせd───』を逆から入力したようなセリフを放ちながら新と同じ遠距離で攻撃し続ける(近付くとまたカレー液にやられると思っているらしいので)ツッコミどころ満載のエグゼィのイヤらしい攻撃と物理攻撃が全く効かない亡霊達の鬱陶しい妨害が続く。


『HOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO──────』

「ぅわ、邪魔───」

『くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬjmいこp───』

「まさかの全部言い─────」

 と亡霊からの妨害にエグゼィのまさかのスペル全言いに思わずツッコもうとした佐夜に全方位からの触手が迫り、ツッコもうとした瞬間佐夜の背筋が凍った。亡霊からの妨害に自身のツッコミからの注意不足で触手に気付かなかった佐夜は一気に窮地に陥る。


「佐夜さ───くっ、亡霊達が邪魔っ」

 そんな窮地に新は咄嗟に助けようとするも亡霊達が邪魔をし視界を防いでしまう。これでは迂闊に攻撃したら佐夜にも当たってしまう。


「う、うわああああああああぁぁぁぁぁ─────」

 当然全方位からの触手に魔力が尽きた佐夜が自力で防ぐ事は出来ない故、当然悲鳴を上げる。


 ズバッ、ズバババババババババババッ─────


「「………へ?」」

 新が妨害にあって佐夜の縁後に回れないのに誰かが佐夜に迫る触手をぶった切っり、同時に新を妨害していた亡霊達も何かを恐れて一目散に散って行く。


 バァン─────


「「うわぁっ、何っ!?」」

 すると直後にヘルゼムルが内側から弾け、光がこの暗闇に包まれた空間を照らす。


「い、一体何が───?」

「────え、えぇっ!?」

 光りを直射で浴びた新は目を瞑り、両手をバタバタして「どうなったの?」的な感じでジタバタするが、その強烈な光の発生源を目の当たりにした佐夜はその張本人を見て思わず目を疑った。


 まず、中にいたのはアニカに間違いは無い。


 のだが、まさかアニカが─────


「何で天使(?)になっているんだよっ!?」

 純天使特有の二重の輪っかにこれまた純天使以上に生える二重の翼を見て佐夜は今日何度目かのツッコミを入れた。


「佐夜様、新さん。お待たせしました」

 と、佐夜のツッコミをスルーし、アニカは警護で言う。


 ※:次回に続く。超展開すぐる!?



作者「はぁ、分かりました。次回はクリスマス特別企画をしましょうか」

マロン「いやっふぅ!」

クー「………マロンのキャラが崩壊気味」

ハーマン「そりゃあこれだけ放置されればそうなるわい」


 という事で次回は番外編です。


 ではまた。

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