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最強聖母伝説  作者: 翡翠
20/23

祈ることをやめました

駄文すぎてビックリ、スランプすぎてビックリ。

気まぐれ更新で本当にごめんなさい!!




「マリア様、おはようございます!」

「はあ…今日もなんてお美しい…」

「マリア様、リジーに髪を結わせてくださいませ!」

「ああっマリア様!そんなことはリジーがいたしますわ!」



まるで女神に使える侍女のごとく、

慌ただしくマリアの世話を焼くエリザベス。

それに苦笑しながらも受け入れるマリア。


見目麗しい少女達が微笑み合う姿は

まるで一枚の絵画のようだった。




しかし……


「ねえ、あいつウザイんだけど」


憎々しげにエリザベスを見つめるカイル。

その赤い瞳は嫉妬に燃えていた。



「まあ、落ちつけカイル。エリザベスの気持ちは分かるだろう??」


マリアの美しさと清廉さは

女神のごとく誰をも魅了する。



「俺にとってもマリアは唯一の主。女神のごとく尊い存在だ。エリザベスの気持ちは分かる」


「神のような畜生とマリアを同一視するなんて、僕には理解し難いね」


マリアは確かに唯一無二の存在だが、カイルにとっては人間の少女だ。


いつか必ず、マリアを自分だけの……



「できました、マリア様!今日は編み込みです」

「ふふ、ありがとうリジー」

「っ、マリア様…!」


女ですら、マリアの側に居させたくない。

カイルは笑顔を作り、二人に近づいた。


「マリア、おはよう」

「あらカイル!おはよう」


リジーはカイルに見向きもせず、自分が仕上げたマリアの髪を愛しげに、満足気に眺めていた。


「邪魔してごめんね。昨日話してた孤児院の運営費の件について話がしたいんだけど……」


しゅんとして申し訳なさそうに見つめてくるカイルに、マリアは慌てて首をふった。


「いいえ、カイル!邪魔なんかじゃないわ。ご免なさい、貴方に任せっきりで…今からでも大丈夫かしら??」


「うんっ!もう資料は持ってるよ」


「そうね、ごめんなさいリジー。少し席をはずしてくれる?あなたへの授業は昼からにしましょう」


「っ、はい……」


キッとカイルを睨み付ける。

それにカイルはキラキラとした笑顔で返した。


「ごめんね?リジー。君には少し難しい内容なんだ」


「くそが…」


「え?リジー、今なにか言ったかい?」


「いいえ?あ、マリア様!昼食を作ってお待ちしてますね」


リジーはニコリとマリアに笑いかけて部屋をあとにした。

扉を閉める直前、カイルを睨み付けることを忘れずに。






「ふふっ、さて、マリア。運営費について僕なりに年間計画を立ててみたんだけど……」


それからカイルの話を真剣に、どこか誇らしげに

聞くマリア。

もう最後は感動でうるうるだった。



「……という感じなんだけど、どう?これでよければ、僕に経営を任せてくれるかい?」


「ええ、ええ!もちろんよカイル!本当に天才だわ!」


こんなに素晴らしい運営の仕組みを考えてくれるなんて、と幸せそうに笑うマリア。



「っ、ありがとう……」


彼女の笑顔のためなら、僕はなんだってできる気がする。



「デヴィットはどう思うかしら?」


「俺には難しくてよくわからんが、まあカイルの考えた仕組みなら大丈夫だろう。コイツの頭脳は異常だからな」


「誉め言葉として受け取っておくよ」


「じゃあ決まり!カイル、これからもお願いね?」


「もちろん、もっと頼ってね。僕は子供じゃなくて君の右腕になりたいんだから」


「……分かったわ。子供扱いしない」

「ありがとうマリア」


しょんぼりとするマリア。

しかしすぐに顔をあげた。


「さあ!これから忙しくなるわね!」


運営方針も定まった、屋敷もある、職員もカイルとマリアとデヴィットの3人だ。

それに姉御肌なリジーがいれば子供たちをうまくまとめてくれるだろう。


きっと、やっていける。






マリアは蕩けるような笑みを浮かべた。

「やっとたくさんの子供達を助けられるわ」


















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