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異世界戦争[双子の地球 黒土]  作者: 鯖の味噌煮缶
第1章 小白争奪戦編
14/36

11話 遅刻魔と決着


             1



「ドル、い、今のって...まさか」

『あぁ。おそらくと言うかほぼ確実だ。奴は"硬直化"をしたのだ。そうだろう?』

「ンマァ、ダイたイあっテルナ。ナナワリあッてる」

「7割...?そういや何でお前黒くなってんだ、巨人はそうでもなかったぞ」

「ベツにオマエらニハナスギりはナインダガナ...マァイイカ。今ノオレハ、カイブツノ"イデンシ"をキョウセイ的ニブチコンダ特殊人間、"多重怪物マルティプル"だ」

「まるてぃぷる?」

「オレらノクニハナ、カンタンニいウと、国家騒動員法ヲサイヨウしテイルクニだ。ショウグンニモ、頭脳テキ、育成テキ、ソシテ大キナ戦力テキソンザイにナリ、最前線デカツヤクシテホシカッタンダロウ...」


※国家総動員法→国家の全ての人的・物的資源を政府が統制運用しちゃうぞ!という法。戦前の日本(主に日中戦争辺りから制定された法律)で適用されており、この法により、男女年齢問わずの日本国民が戦争勝利のため戦場に駆り出されたり工場で働かされたりした。


「な、なんちゅう国だよロンリー大帝国...!...えちょっと待て国家総動員法って戦前の日本、大日本帝国が定めた法じゃなかったか?なんでこんな異世界でそんな法が存在してんだよっ!?」

『今そんなお前の故郷の昔話をしてる場合か!?』

「ナカマブットバサレテンノにキンチョウかんがマルデナイヤツラダナ...」

 ゴビ将軍の言う通り、国家総動員法がなんたらという話しのせいで本筋から逸れてしまったが、今の戦況はかなり絶望的なのだ。ついさっきオリバが、硬直化の恩恵を受けて放ったゴビ将軍の拳により、一発KOされてしまっている。硬直化前のゴビ将軍に劣勢だった(殺される寸前だった)浩介が敵うはずもなく、浩介の住んでいた地球で出会った、硬直化した巨人の一撃で身体がボロボロになったドルも、同じくして敵うはずがない。浩介がそんな場違いな事を言っていたのも、ある種の時間稼ぎのためだ。別にホントに緊張感がない奴だからではない。きっと。

(...こんなアホ面引っ提げたバカみたいな真似事をしていても、いつかはやられるんだよなぁ...。どうしたものか)

「マァイイ。デルクイハタタクッテイウシナァ...サッサとアノヨへオクッテやラァ!」

「あっぶねぇ!?」

『しっかり奴の動き見ろっ!今余計な事を考えている時間はないんだぞ!?』

「はぁ!?余計じゃねぇし今あいつの攻撃の対策を考えてただけだし!!」

『嘘つけマヌケッ!』

「嘘じゃねえから!大マジだっつうの!!」

『じゃあ貴様の言う対策を、今、この場で、やってみろ!!』

「……」

『……』




「炎拳!!!」

『貴様何正面突破してんだアホッ!?』

「オワぁッ!?ア、アブねェ!?」

 唐突に浩介が放った炎拳は、間一髪のところでゴビ将軍に避けられた。たとえ硬い防御を備えたゴビ将軍でも、唐突な攻撃には対応できまい、という浩介の咄嗟の思考から考えだされ、実行された炎拳だったのだが、あまり良い結果は出せなかったようだ。それでも一応、衝撃の余波で吹っ飛ばすことはできたのだが。


 だが、あまり、だ。そう、あまり。

(なんだ、あれ…。将軍の真っ黒な身体の中に、更に黒いところが、あるぞ…?)

 浩介は、ゴビ将軍の身体に、微かに起こった変化を発見した。硬直化をし、鉄壁なる身体を手に入れたであろうゴビ将軍の身体の右腕にある、更に黒い部分を。

 その黒い部分は、ゴビ将軍が動く度に、ポロポロ、ポロポロ、と、崩れ落ちていく。

(身体の色と同化していて分かりにくいが、あれは間違いなく”炭”だ。…一応、俺の炎でダメージは与えられるな。十分な成果じゃないか)

『…どうした、浩介』

「あ?あ、ああ、悪い。ちょっと気付いたことがあってな」

『奇遇だな、私もだ』

「やっぱお前もか」

『うむ。だが、私は更に重要なことに気づいた。それも、もしかしたらそれ次第で奴に勝てるかもしれない、というレベルのな』


             2


 先天性無痛無汗症。生まれつき痛みを感じる神経や発汗機能をコントロールする神経が発育せず、痛みや熱さ冷たさを感じない(感じにくい)、汗をかかないという病気(厚生労働省参照)。

「つまりは、ゴビ将軍はあの硬直化する一瞬のうちに、その、先天性無痛無汗症ってのにかかったってわけか?」

『確定、というわけではないが、ほぼそうだと見ている。なにせ、燃やされていたのにも関わらず、それに気付かず、危ないだの抜かしていたからな』

「でもそれがなんで勝機に繋がるんだよ」

『少しはその脳で考えてみたらどうだ。何でもかんでも私に聞いても、私は構わんが、お前はちっとも成長しないぞ』

「わかった、わかったよ!」

(先天性無痛無汗症は、痛み熱さ冷たさを全く感じなくなる上に、汗をかかなくなる。で、その内の熱さが、身体から汗として排出されず、身体に残り続けるとしたら…?なるほど、そういうことか。ドルはあの症状が起きやすくなると踏んで、勝機に繋がると思ったんだな!?)

「…熱中症?」

『そういうことだ。熱中症の症状の一部にはな、力が入らなくなり、ぐったりする、といった症状があるのだよ。それすなわち、ゴビ将軍の力の大幅な低下に直結する…。だから私は勝機だと思ったのだよ』

 熱中症という、かなり人間たちにとって身近なものが、勝敗を決する鍵となることに少々驚きを隠せない浩介だが、もうそんなに驚いている時間などない。

『とまあ、後はお前が実践でなんとかしろ。火力はお前の方が上だからな』

「ちょっ!?丸投げすんなよ!?」

『前をみろ、前を。もうそこまで来てるぞ』

「は、何を言って


『イキナリなニシヤガンダヨ。アブナカッたじゃネーカ』


 平仮名混じりの多重怪物マルティプルの声を聞き、顔を上げる。そこには、既にゴビ将軍が、浩介たちの目の前まで接近していた。

 無論、ゴビ将軍は、自身の身体の一部が炭と化し、ボロボロになっていることに気づいていない。

『ムダなテイコウハヤメテオキナ。サッキ、オレがアノ大佐ト戦ッタ前、チフコウスケ、テメェハ硬直化前ノオレにナススベナカッタヨナ?』

「まあそうだな」

『ソシテ、硬直化前ノジテンでオレにカナワナイッツウコトはよ、硬直化シタ今のオレニハ、モッッッットカナワネエッてコトダヨナ?』

「まあ……そう、なるよな」

『ツマリ、ワカルヨナぁぁ?』

「んだよ、焦らさないでさっさと言えよ、ったく」

『コ、コイツッ……!マ、マアイイ。ソンナナマイキな面ミンノモ、コレデサイゴにナルからなァァ』

「あ?」

 いまだ焦らしてばかりで、口だけ達者状態のゴビ将軍の発言に対し、生返事を返した直後だった。

『ツマリハコウイウコトダッ!テメェハココデ人生の終いッツウコトダヨッッ!!』

『浩介ッ!!』

 先程オリバ大佐をワンパンでノックアウトした、「黒拳」が、浩介の腹目掛けて放たれたのだ。

 先の戦いで、死に際を漂い、既に身体の隅から隅まで満身創痍の状態である浩介にとって、この黒拳は致命傷に匹敵する。

 しかし、そんなあからさまな攻撃の意志のこもった焦らしを前に、何もしなずに、ただ、呆然と焦らしの終わりと、その先に起こりうる攻撃を知らずに、その場で立ち尽くしていたわけではないのがこの千布浩介だ。

「あからさまな殺意という名の攻撃に、気づかないわけないだろ?」

『何ヲ言ッテやガル!!コレガ見エネェノカッ!?アのオリバ大佐ヲ、一撃デダウンサセタ黒拳ダゾッ!!』


「誰が、一撃でダウン、だって?…別に死んだわけじゃないんだがな…」


『何ッッ!?!?』

 予想外の声を聞き、本来当たるはずだった黒拳を止めてしまう。なぜならそこには、意識を掻っ攫われたはずのオリバ大佐が、ゴビ将軍のすぐ真横に立っており、その身体に剣を突き刺していたからだ。

「既に一手、打ってたんだよ。オリバ大佐は、さっきお前が黒拳を放つ前に、意識を取り戻していたんだ。勝手に始末したとか思い込んだのが悪かったな」

『浩介、驚かせるな、私を』

「それは普通にすまん」

「にしても………すげえな、コイツ。脇腹に突き刺したつもりなんだがな」

 オリバがゴビ将軍に突き刺した剣を抜く。抜いた箇所からは、何一つ落ちる物はない。

『ハンッ、オレの身体ノ、今ノ硬度ハ、筋金入リダ。ソウ簡単ニハ傷ヲツケレネェヨ。既ニ一手ヲ打ッタトカホザイテイタガ、ソレモ意味ヲ成サナカッタナァ!?』

「いや別に大佐の剣でお前を倒せるとか思ってないし…。本命は()()()だからな」

『ハ?』

「言ってただろ。既に一手打ってたって。それは別に、お前の思った、大佐の剣でゴビ将軍の身体を切り裂くってわけじゃない」

『……ジャアナンダ。マサカお前ノ、炎拳?トカデ俺ヲ倒スッテカ?』

「そうだよ」

 あっさりと即答され、ゴビ将軍は若干怯む。

「お前は気づいていないかもしれんが、さっき不意打ちで放った俺の炎拳はな、お前の身体を抉ったんだよ」

『ナニイッテンダ。俺ハソンナコト一瞬タリトモ感じテナ

「右腕、見てみろよ」

 言葉を遮られ、ゴビ将軍は言われるままに自身の右腕を見る。そこには、自身が今の今まで全くもって気がつかなかった、黒く焦げ落ち、劣化していた右腕があった。

『ナ、ナンダァ…コレハ…』

『貴様は今、先天性無痛無汗症って言う、痛みも感じない、汗もかかなくなるっていう症状にかかっている。おそらく、先の、貴様が多重怪物マルティプルになった際の副作用か何かだろう。貴様は全てにおいて強くなったと思っていたんだろうが、実際は、火力()()が強化され、耐久面とか、使用者の容態は考慮されてない強化だったようだな』

『グ、ウゥ……。マ、マダ、ダ!タカガ右腕一本!ソンナモン、ハンデニモ過ギヌワッ!!』

 それでもまだ、力を、濡れ雑巾を絞るようにして無理矢理立ち上がる。しかし、立ち上がったのも束の間。急に力がふっと抜け、地面に膝をつく。

『まだ、貴様の強化の話は終わっていない』

『ナッ…?!』

『今貴様倒れたろう?それも、先天性無痛無汗症から派生する症状の一つ、熱中症だ。先天性無痛無汗症は、体温調節にも害をきたす。そして、貴様はあの時、浩介コイツの炎の技を受けた。そして、その超高温の炎に触れた。元々、その見るからに暑そうな、その黒い外装に加えて、超高温の熱が足されたのだ。つまりは、貴様は気づかぬうちに、体内に熱中症になるに十分すぎる熱を溜め込んでいたのだよ』

『クッ、クソォォ!身体ガ重いッ動カネェ!?』

「もう、その高火力で、驚異的な拳を振る事はない。この司令部は潰させてもらうぞ」

 やっと、ついに、ゴビ将軍に引導を渡す時がきた。そう確信した浩介は、右手に炎を宿し、炎拳の構えを取る。

『最後に何か言いたい事はあるか?』

『―…ダ』

「あ?」

『―…ノハ…ノ方ダ』

「あー…すまん、ちゃんと喋ってくれ。じゃないとトドメ刺した時に嫌な感じが残るからさ」

 ダンマリ決め込むゴビ将軍に、頭を掻きながら、最後の言葉の確認を取ろうとした、直後だった。


『ナメテンジャネェゾ小童ガァァ!!!俺ハ、コノ小白戦線ヲ任サレタ、ゴビ将軍ダッ!!死ヌノはテメェノ方ダッ、クソッタレガァァァァあぁァァ!!』


「ぐッ!?」

「まずいっ!千布浩介ッ!」

『しまった油断した!!』

 どこからその力が湧き出てきたのかは不明だが、最後の賭けと言わんばかりに、ゴビ将軍が浩介に、その硬くなった身体を浩介に突きつけたのだ。急な動きに反応できず、浩介はなす術もなく、後方に吹き飛ばされ、仰向けに倒れる。そのまま将軍は一気に浩介へ詰め寄る。


『テメェの敗因ハナァ、ソノ油断ダ!タシカニ、テメェは強いカモシレナイガナァ、戦場慣れシテル俺ら軍人ト、マダ戦ニすらマトモにシタコトがネェ、テメェ。練度ッチュウやつノ差ガ違うンダヨナァァァァ!!!』


 黒く、殺意の籠った拳が、浩介に迫る。もう逃げ場はない。いや、そんなものは、この戦いが始まって以降、なかったのかもしれない。

 戦争は、負けたらおしまい。一国の歴史の幕を閉じ、他の国による統治が始まる。ただ、「負けちゃいましたーwww」の一言だけでは済まされないのだ。当の浩介だって、そんなこと分かっている。だからこそ、逃げ場がないことが尚更怖い。だが、そんなんじゃあ、一人では何もできないのでは、この先生きていけないのだ!!



「ッッッッ!!!」

『ハッ!!勝っタッ!!コノ勝負、貰っタァァァァ!!!』

 黒拳が浩介の肋を捉える。骨の砕けるような鈍い音が身体の中で轟く。だが、ここでは終わらない!!


(逃げ場がないのはあの時もそうだ!友達も、先生も、ましてや家族もッ!誰も俺から遅刻魔のレッテルを剥がしてくれなかった!だったら!誰も助けてくれないのならッ!)


「自分でなんとかしてやらあァァァァァァ!!!!!」

『コイツッまだッッッッ!?グオァ!?』

 今度は、力を絞りに絞って出した決死の炎拳が、ゴビ将軍の全身を炎で包み込む。

 過去の炎拳をも越える、史上最高温度の極熱が、ゴビ将軍の身体のありとあらゆる臓器や器官を焼き尽くし、超高温の熱を更に溜め込ませ、ついに、やっと、将軍に打ち勝つことができたのだ。




「ハァ…ハァ…。この…勝負。俺の…勝ちだ…」

『炎…カ』

「あぁ…。さっき言った通り、お前は、自身の強化と引き換えに、身体に熱を溜め込みやすくなった。さっきからの熱の備蓄も相まって、…もう、そう長くは保たないだろう」

 浩介の言う通り、将軍の体内では、許容範囲外の超高温の熱が溜まりに溜まって、身体の限界と共に、死に近づいているのだ。

『……ナア、最期ニちょっとイイカ』

「なん、だ?」

『オマエ、黒土ノ人間ジャ、ナイダロ』

「……想像に任せる」

『…別ニ悪い意味デ聞いたワケジャネェよ。タダ、一つダケ気にナッタンダ』

「なんだよ」

『黒土ノ人間じゃねェノニ、何故、ソコマデ、身体がボロボロにナルマデ戦うンダ。スワーム大共和国と、オマエとの繋がりハないハズダロウ?』

「…それか……。それはな…」

 思い返す。そもそもなんで自分はこの場にいるのか。自分がどんな覚悟をして黒土に来たのか。


「スワーム大共和国から笑顔を取り戻すためだ」


『…ナルホドナ。要するニお前ハ馬鹿ッテ事だな』

「はぁ!?んなわけ、ゲホッ、ねぇだろ…。俺は本当にスワームの人たちを助けたくて!」

『ジャア、遺言ニモ……ナッテチマウガナ、反論サセテもらうぜ…千布浩介』

「あぁ!?なんだよ……」



『オマエ、相手国ノ状況モ知らずニ、俺らノ国も笑顔ガ消えていルノモ知らずニ、ヨク……そんな、事…言え………ルナ…』

「なっ!?お前、それはどういう事だ!?!?」

『……』

「くそっ!後味悪いなぁッ、もうっ!」

 将軍は、浩介たちの知らない、敵国のほんの一部の事情を語り、息を引き取った。

 そしてその事情は、浩介の心に、戦争への疑問を少しだけ残したのだった。



             3


「ったく、無理しやがって」

「すまん、大佐。こればっかりは何も言えないわ」

 司令部を破壊し、通信網を絶つことに成功した一行。だが、想像以上に受けたダメージが大きく、特に浩介へのダメージは尋常ではなかった。というわけで、現在は、浩介の応急処置をしているといった所存である。

『…にしても、予想以上だったな。将軍は』

「そうだな…。なんだっけか?マルティプル?あれヤバかったよな。正味マジ危なかった」

「ほぼ無傷の俺を一撃でだからな」

「『いやそれはお前の筋トレ不足だろ』」

「…まあ今回ばかりは否定できんな。結局のところ、俺とドルはほとんど何もしてないからな」

『さらっと私を含むな。大佐、貴様は途中から気絶していたろう?それすなわち戦力の低下なのだから、貴様、かなりの戦犯だぞ。結局貴様がしたことと言えば、将軍と低レベルの口喧嘩して、それでマルティプルになった将軍にぶっ飛ばされて気絶しただけじゃないか』

「…言葉にしてみるとホントに何もしてないな、俺」

「まあ結果だ、結果。今こうして全員生き延びてんだからさ。それでいいじゃねぇかよ」

『それもそうだな』

 そう。まさに浩介の言う通りなのだ。相手は将軍。その軍の最高位の軍人を相手にとって、全員が生き残れたのは奇跡と言っても過言ではないのだ。

「よしっ、応急処置終わり!…歩けるか?」

「あぁ、大丈夫だ。ありがとな」

 とりあえずの応急処置も終わり、いよいよこの司令部がある街、"フト"にも用がなくなってきた。

「……さて、まあ長かったが、これでようやく小白戦線の戦況を大きく変えることができる」

「…あれ?そもそもなんで俺ら、国境跨いだこの街にいるんだっけか?」

『敵側の小白戦線司令部を潰せば、小白にいる敵軍の連携が乱れ、勝利に導けるって話だったな』

「そう。だから、今から俺らも小白に援軍として戻る。…覚悟はいいな?」

「任せときな、ちょっと俊敏には動けないけど、遠くから炎ポンポン出しときゃあ勝手に敵軍は崩壊するでしょ」

『右に同じだ』

「っし、大丈夫だな。それじゃあ行くぞ、俺らが奴らを蹂躙するぞッ!!」

『「おう!!」』


~ 第二戦 千布浩介vsゴビ将軍 もとい 千布浩介、オリバ、ドルvsゴビ将軍  


―勝者 浩介一行 ~








 一方その頃…。とある地球。

「ハァ…学校だ、しかも新学期。浩介もいないし、俺はどうすればいいんだよぉぉぉぉ…」

 浩介の唯一の友人の元に、一つの異変が起きようとしていたことを、浩介は知るよしもなかった。

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