この世界の事
さて、姫さんをどうにかしたはいいが、これからどうしよう?
「おい」
ビクッ!!!!!
「この世界の事を教えてくれ」
今考えてみると、俺はこの世界の事を何も知らない。
「………ぃゃょ」
「んん?」
「いy「教えろ!」」
「ひっ」
「俺の命令に逆らったら、どんなお仕置きをしようかな?」
「わかりました!わかりました!教えます!許して!」
うんうん。
「分かればいい」
「この世界には、アサマニア王国を含め、5つの大きな国と、たくさんの小さな国があります。大きな国は、アサマニア王国とレオール連邦、ジポング、アーウォーン皇国、そして、天上国の5つです。」
「天上国?」
「天上国はその名の通り、天に浮かんでいます。そこに住む住人は、だいたい天使族の方か、ガルーダ族の方です。」
「して、どのような国なんだ?」
「今、鎖国状態でして、あまりよくわかっていないんです。開国の交渉をしようにも、場所が場所なので……」
「ふむ、他の国は?」
「ジポングという国も、鎖国状態でして、そちらも大洋1つ隔てた所にあり、同じ状態です。
レオール連邦は、主に猫族の人が住む、多民族国家です。アサマニアに多く住む、賢人族はあまりおらず、獣人と呼ばれる民族が多く住んでいますね。」
「賢人族とは、俺らのような種族か?」
「はい」
「わかった。続けてくれ」
「アーウォーン皇国は、皇帝の権力がとても強い独裁国家です。しかし、人民はそれに耐えかね、反乱を起こしており内戦状態にあります。
最後に、アサマニア王国。先程言った通り賢人族が多く住んでいて、とても平和な国です。しかし、それ故軍事力が低下していて、戦争を仕掛けられたら9割負けるでしょう。それなのにみんな平和ボケして、何も対策を取らないからあなたを呼んだのに…」
なるほど、だから俺は呼ばれたのか。
しかし、俺の仮説が正しければ、俺の魔法は戦闘で全く使えないわけではないはずだ。
「少し、あんたの体を使うぞ。」
「ッ!!!!!何をするの!」
「立て」
「あっ…」
「俺の戦い方は、あんたを使うしかない。」
「まさか私に戦えっていうの?」
「その通りだ」
俺の仮説が正しければ…
「あんたは俺が使えば最強の兵になれる」