第七話~嘘と真実~
side神龍
やつは、やつはどこだ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
やつを殺さなくては、もうあんな暗闇に二度と戻りたくなんてない!
早く見つけないと、早く消さないと
どこだ、どこに行った!
『そう焦んないでくださいよ』
うるさい、邪魔だ
スパァーン・・・ ・・・グシャッ・・・ ・・・
あぁ、真っ赤だなぁ~
~終~
side夜
・・・ ・・・僕は確か白夜に・・・ ・・・
そうだ!白夜は?!
「白夜!!」
『白夜は死んだよ♪』
しん・・・だ・・・?
「・・・どうして?」
『神龍が殺したんだよ』
「嘘だ!ろんがそんなことするわけ・・・ ・・・」
『そうだね、言い方を間違えた』
「え?」
言い方を間違えた?
それって、まさか・・・ ・・・ ・・・
『彼女は彼女であって彼女でないんだよ』
嘘だ嘘だ嘘だ、そんなことあるわけ無い
『彼女を取り戻したい?』
「そんなことできるの?」
『できるよ』
「・・・ ・・・ 何をすればいい」
僕は、こいつの言うことなんて信じなければよかったんだ
今更思ってももう遅い、もうろんは戻ってこないんだから・・・ ・・・
side狂乱
ふふっ、夜って馬鹿なんだね
神龍が戻ってくるわけ無いだろう?
彼女はもう戻ってくることなんてできない
今の彼女はただの・・・ ・・・殺人人形 ・・・ ・・・