第六話~殺し合いとそれから~
side神龍
私は今ある力を使いこなせるように練習している
その理由は白い神に復讐するためだ
そのためには黒龍と、一体になる必要がある
そして‘死神の裁き’を白い神に
やつを殺し、夜を取り戻してまた笑い合うんだ
~数週間後~
やっと完成し・・・ ・・・ ・・・
あれ?なんで?
なんで真っ黒なの?
あっ・・・ ・・・やだやだやだやだ
やめてやめてやめて、来ないでよ!
やだやだやだやだ
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
~終~
side黒龍
あぁ、やっと完成した
やつを消せる技が、今までありがとう主
そしてさようなら(ニヤッ
我の心の中はどうですか?
暗いでしょう?怖いでしょう?
おや?おやおや(笑)
どうやら我の怨念が主を飲み込んでしまったようですね?
なら、我が死んでも主が祈願を叶えてくれましょう?
待ってろ白夜、すぐにお前を消しさってやる
そしてお前の器に最高級の絶望を・・・ ・・・
~終~
動き出した白い神と黒い神、彼らはまるでなにかに導かれるようにとある場所へと向かった
そう、すべての始まりの地・・・ ・・・
god's territory へと・・・ ・・・ ・・・
~全てが始まった場所にて~
あぁ、来たようだよ?
「白神ィィィィ」
シュッ・・・ ・・・ ・・・
おやおや、随分ご乱心だ
そんなに大鎌を振り回して、危ないじゃないか
でも、そんなんじゃ白い神は死なないよ?
[ウルサイゾクロガミ]
シュルッ・・・ ・・・ ・・・
おや?こちらは武器が変わっているね
なるほど、暗器か・・・ ・・・
殺す気満々だねぇ~
「白神お前をこの世から消しさってやる」
ザシュッ・・・シュッ・・・
うーん、イマイチだね
動きが単純すぎるよ死神さん♪
[オマエヲコロス]
シュルッ・・・シュルシュル・・・
どっちもどっちか、ちゃんと使いこなせてないな
ん?・・・ ・・・ ・・・
へぇ、《彼》も来たんだ
さてさて、《彼》はどう動くのかな?
お手並み拝見だよ♪僕をがっかりさせないでね?
『白夜さん、黒龍さんやめてください』
ん?あれあれ?止めちゃうの?
「誰だお前は!」
[ジャマヲスルナ]
『僕はあの物語を書いたものです』
ふーん、ばらしちゃうんだ
つまんないな~
「お前が?!」
[・・・ ・・・ ・・・ ・・・]
『ずっと貴方達に謝りたかった』
ぷっ・・・ ・・・
[黒龍・・・ ・・・ 済まなかった]
おっと、仲直りでhappy endかい?
泣ける話だねぇ?・・・ ・・・ ・・・なんていうわけ無いでしょ?
させないよ、確か黒い神の器はもう染まってるんだよね?
「我もすまな(グサッ」
[なっ・・・ ・・・ ・・・ ・・・]
『・・・ ・・・ ・・・ ・・・』
いいね、その絶望に満ちた顔
でも、まだまだこれからだよ?
[よくも黒龍を!]
『ちょっと、狂乱さん』
ん?なんだい?邪魔しないでくれよ
『ひどいじゃないですか!』
なにが?俺なんかしたっけ?
『僕がやろうと思ってたのに』
あ〜、だって闇都の計画つまんないんだもん
happy endにさせちゃうなんて・・・ ・・・
『これから面白くするところだったのに(ムスッ』
まぁそう怒るなよ、ちょっと計画が早まっただけじゃん
『・・・(ムスッ』
[ど、どういうことだ!?]
こういうことだよ、この状況でわからないなんて馬鹿だね
side白夜
黒龍が殺された
やっとあいつと戻れると思ったのに
?なんだ?生きているのか?
[ぐっ・・・ ・・・黒龍・・・・・・]
首をしめられた・・・ ・・・こいつは黒龍じゃない
あぁ、意識が・・・ ・・・
[我は・・・ ・・・]
『そいつは君の敵だ、そのまま殺しちゃいなよ』
くそっ・・・ ・・・せめて主だけでも・・・ ・・・
~終~
side狂乱
おや?・・・ ・・・白夜が器を切り離したようだね
馬鹿なやつだ・・・ ・・・お前の器には何もできないよ
「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」
あぁ、そうだ・・・ ・・・ ・・・面白いこと考えた
この二人に戦ってもらおう(ニヤッ
そうと決まったら準備しなくっちゃ
夜を連れていこう、あぁ楽しみだな~
こんなヘボい戦いより面白くしてやるよ
やっと謎の男=狂乱さんを出せました
そろそろ物語は終わりに近づいています
是非見届けてあげてください