第二話~狂い始めた運命~
「なぁ、なんで僕の家に居たの?」
「・・・ ・・・ 知らない人に殴られて・・・ ・・・起きたらここに・・・ ・・・」
「そっか、君仕事なにかしてるの?」
「・・・ ・・・ 情報屋、秘密屋、殺し屋・・・ ・・・」
「へぇー、いろいろやってるんだね」
「・・・ ・・・白猫、血染めの死神、血染めの道化師・・・ ・・・」
「?!それがろんの通り名?」
「ん」
「へぇ、あ、ねぇ、手を組まない?」
「?」
「僕の通り名、黒猫、ナイトメア、白神なんだけど」
「?!・・・ ・・・いいけど・・・お金じゃなくて・・・本がいい・・・」
「了解しました」
「ありがとう)」
「ところで、その左目なんで隠してるの?」
「色が違うから」
「なるほどね・・・」
ぐぅー
「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」
「ご飯にしようか」
この時のふたりはまだ知る由もなかった
まさか、この出会いが運命を狂わせてしまうなんて
~一週間後~
side夜
「ろんー、〇〇って人の情報ない?」
「あるよーーー」
「ありがとう、はいコレ」
「°こ、これは○○さんの本ではないか?!」
「この間の仕事先で見つけたんだ」
「ありがとう、仕事行ってきますー」
「どう致しまして、行ってらっしゃーい」
この時僕はろんを行かせるべきじゃなかったとのちに後悔する
~数時間後~
「・・・ ・・・ ・・・ ・・・」
「おかえ・・・ ・・・ どうしたの?」
「なんでもないよ、そろそろ別々に行動しよう?」
いつかは別々に行動しようっていったけどこんなに早いとはな~
「えっ?あ、うん」
この時の僕はほんとに馬鹿だった・・・なんでもないって信じちゃったんだから・・・この時もっと聞いていればなにか変わったのかな?
ねぇ、ろん?そしたら君の笑顔は歪まなかったのかな?
もし白夜と一体になっていなかったら?・・・白夜と一体になった時からこうなるって決まっていたのかな?
君が黒龍とであってなかったらなんて・・・
~終~
side神龍
ねぇ、なんで?なんでだよ・・・・・仕事先で見つけた本を読まなければよかった
そしたら・・・・・こんなことにならなかったのに
君が白夜とであってなかったら・・・君以外の誰かだったら・・・
なんでこんな運命になってしまったんだろう・・・?
私はだた・・・※※※※※※※だけなのに
・・・ ・・・頭の奥から響いてくる《ニクメ》と言う声・・・ ・・・
ねぇ、うるさいよ?
~終~