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第5話

(そうそう、ラーメンが茹で上がる頃だな。)


そう思い、俺は携帯をソファーに放り投げてラーメンのトッピングに取りかかる。大好物のチャーシューは冷蔵庫に常備、さらにメンマと海苔も二週間毎に買い足すようにしている。

チャーシューは最後の一枚だった。


(今日の帰りに買わないとな。)


そう思いながらチャーシューを盛り付ける。メンマ、海苔、たまにはと思い先程茹でておいた卵もトッピングし、これで完成だ。


(これを落としたりしたら今日呪われてるってことだな。)


以前、同じようにラーメンを作った時のことである。トッピングを済ませて運んでいる際につまずいてひっくり返したことがあった。あの日はその後も赤点の答案が二つも返ってきたり、掃除の際にバケツをひっくり返してみたり、担任に夜の八時まで補講を受けさせられたりと最悪の日だった。極めつけに、家に帰ると俺のラノベやマンガが全て捨てられていたのである。「勉学に専念するように 母」との置き紙を見ながら、「勝手に人の部屋漁るんじゃねえよ!!」と叫んだのを今でも覚えている。

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