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第1話

第一章


 俺神田四角は鏡の前の自分を見つめていた。別に自分にみとれているのではない。そんなことはテレビに出てくるような有名人でもしないだろう。ただ単に寝ぐせを直しているだけだ。


(これでいいな。)


俺は思った。時計を見るとまだ六時二十分。学校の集合時刻は八時半だからまだあと二時間以上ある計算だ。せっかくだからと思い、俺は生まれて初めて"ワックス"というものをつけてみることにした。


(い、意外と難しいもんだな…)


つけたはいいものの、髪の毛があちこちに飛び跳ねこれまた憎いことになっていた。これでは先程の寝ぐせのままの方がまだマシだ。


もう一度水で頭を洗い流す。頭を乾かすところからやり直しになってしまうがこれだけは本当に仕方ない。何が仕方ないのかは知らないが。

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