小走りホラー・四番煎じ
影之兎チャモ様小走りホラーの許可有難うございます、弥招栄様タイトルの使用許可有難うございます(許可とってないけど)。それでは四番煎じのはじまりはじまり〜。
全速力で走りたいけど暑いから汗かくな。でも小走りなら汗かかない!
トイレの前で震えている奴が一言、
「出たんだ……」
「何が?」
「トイレの花子さんが」
言い終わると泣きだした、鼻水も出てる、余程怖いらしい。
「男子校にも花子さんって出るんだな」
ここのレストランあんまり人いないから静かで良いね。だけどよく見てみたら、頭がない人達で満席。
先生が出席をとっている。私は高橋だから、次の次に大きな声で返事をしよう。皆私の事を無視する、だから今日こそは勇気をだそう。じゃないと前に進めないから。
……でもコレは何なの? 机に置かれている綺麗なお花は。
近所のスーパーで特売セールをしている。人多いなぁ。肝臓、心臓、胃腸、安いよ! と店員さんは声をからし叫んでいる。皆安けりゃ何でも良いのか、人間の物でも。
「一枚、二枚、三枚」
誰かが何かを数えている。ひょっとしてお皿?
「四枚、五枚、六枚」
背筋が寒くなった。ヤバい、足が動かない。
「こんなにあったのね、心霊写真」
自分のそっくりさんが三人ぐらい集まった。そしたら皆消えた。
君を愛するが故に殺してしまった。君は逝ってしまったけど、俺への愛は止まらないみたいだね。好きだ、と書かれたメールを一分毎にくれるし。
こっくりさん、こっくりさん、僕は死んだ方が良いですか?
――そうですね。
グサッ。あぁ、心臓らへんに刺されちゃった、ハハ、でも夢だから痛くも痒くもない筈なのに、どうしてこんなに痛いんだろう。
「早く撃ってくれ」
「うん」
頷き、照準を合わせて引き金を引いた。バァン、乾いた破裂音が鳴り響き空薬筴が地面へと落ちた。親友は、額を撃ち抜かれて倒れている。僕は親友を殺してしまった。
「顔はやめてよ気に入ってるんだから」
親友は起き上がった。血を拭いながら。
そこにはバラバラの死体があった。警察官は、接着剤でくっつけられるかな? と呟いた。
「お願いします」
死体の口が動いたような……。
小走りでもやはり汗はかくな。あー暑い暑い。お墓にでも行って涼しくなるか? うん、そうしよう。