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悪女の娘  作者: お茶の子
9/21

それからそれから

毎日のスケジュールは勉強と魔法の練習と称した家事と遊びに費し週に1度の勉強会は存在が居ないかのように扱われるが好きな本を読んだりマーサの問題を解いたり後はやっぱりマーサが作ってくれた歴史表や貴族の嗜み入の本をこっそり勉強していく日々

3ヶ月が過ぎた頃に勉強会が無くなる事になった

ジークワルト様が学園に通うのでアナーニア様は個別で勉強される事が決まったそうだ

クロード先生は勉強会の始まる前にジークワルト様やアナーニア様がまだ居ない時に体術や剣術の基礎を教えてくれていたので残念と感じるが仕方ないと納得した


最後の日にシルビア先生とクロード先生とジークワルト様そしてアナーニア様にもお礼を伝える事が出来たので良かったそして安心した

言葉が帰ってくることは無かったがクロード先生とジークワルト様は小さく頷いてくれた


別邸に帰るとマーサから爆弾発言が飛び出して来た

「明日は早めに掃除洗濯を済ませ冒険者ギルドの登録をしますよ」

「はい?え…あのぼうけんしゃですか」

マーサはにっこり微笑んで

「そうですよ あの冒険者です」

「ええぇ」

冒険者ギルドへの登録する理由も隠さず教えてくれた

母であるアナスタシアがダイアナ夫人やその子供達にしてきた数々の嫌がらせと毒殺未遂そしてダイアナ夫人からも反撃としての嫌がらせそして毒物混入されていること

「そういうことだったんだ…もしかしてマーサが守ってくれてたんですか」

「そうでございます」

申し訳無さそうな顔でいうので

「ありがとうございます マーサが守ってくれてたなんてしらなかった マーサはだいじょうぶですか」

ふふふと笑って

「大丈夫です それよりも産まれた時に血の証明をされているので必ず学園に行くことになります そして卒業後は義務は無くなりますのでフレイム家から出される事になるでしょう それに向けて準備を始めようと思います」


学園でいい成績を残せばメイドや騎士等の職につくことも可能らしい 

しかしアナーニア様とは年が近いので学園に通う時期が重なるので自衛手段を持つ事が必要性

その為には冒険者ギルドで登録することが1番手っ取り早い手段らしい

勿論マーサが鍛えてくれると太鼓判を押してくれた

学園は小等部 中等部 高等部とあり小等部は早くて5歳から入学することが出来る

しかし平民も多く利用するため貴族は中等部から入学するらしい

逆に中等部からは平民は優秀者しか入学を認められないそうだ

話を聞いて不安になり入学しないといけないかマーサに聞いてみる

「神殿で血の証明を受けていますからね」

「あのそのちのしょうめいってなに?」

マーサが説明してくれる

産まれた子どもと両親を採血し神殿で祈りを捧げると血の繋がりのある血は発光するので貴族は出生届けを出すときに必ず必要になる

これは昔平民が貴族への託卵が横行したのもあり義務になっているそうだ

そして貴族の子どもは必ず学園に通う事も義務になっているらしい

これは昔貴族が優秀な子どもだけを学園に通わせそれ以外は捨てられてしまう事件が多発してしまったので高等部までは義務教育となっているらしい

高等部まできちんと教育を受けたら最低限の読み書きや計算は出来るし魔法も基礎が出来ているので職につく事が出来ると判断からの決定になるらしい


「ぎむならいかないといけませんね」

「そうです アナーニア様との接触を少なくする方法もありますよ」

「あるんですか」

「そうですよ 学園には寮があるので接触は学園のみに出来ます」

「それはいやだ マーサにあえなくなるよ こっちにはこないのでここからかよいます」

「まあ そうですか」

マーサが嬉しそうにしてくれたので話は終わりその後はいつもと同じく魔法の練習をして明日の為には早めに休む事になった



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