表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪女の娘  作者: お茶の子
19/21

ゴブリンの巣2

次の日ギルドに行くといつもより騒がしさがあった

「おはようございます」

「おはよう 昨日大変だったわね」

「はい ゴブリンですよね」

「そうそう アニーちゃんにも特別報酬が出るからね」

ゴブリンの巣の発見に協力したので貰えるらしい

「でもギルバートさんについて行っただけですよ」

「いいのよ ゴブリンの耳の数を見れば評価されて当然よ あの耳は1人で討伐したんでしょう」

「そうですけど…ギルバートさんの方が何倍も討伐してましたよ ギルバートさん凄く強かったです」

「そうね あれでもギルドマスターだからね」

と笑って「貰えるもんは貰っときなさいよ」と声をかけてくれた


掃除を済ませて訓練場で走り込みとトリスタンさんの訓練を終わらせ 食堂の野菜のだ皮剥きをどんどん進めていく

アリーナさんが来たので材料を調理台に移動させていく

「おはようございます これ終わってます」

「おはよう もう終わったの 肉もお願いしてもいいかしら」

「はい」

スープ用の肉を先に終わらせてアリーナさんの所へ持っていき ステーキ用や野菜炒め用を切り分けていく

昼は職員や休みにしてる冒険者しか利用しないのですぐに用意出来るから夜の仕込みも纏めて行う様にしている


ゆっくり休んだ冒険者は早めの昼食に降りてくるがアリーナさん1人でも対応出来る為夜の準備を進めていく

材料を切り終えると下げられた器が洗い場に溜まっているので洗い物を片付けていく

食器洗いもクリーンを使えば手間が掛からないので本当に助かる


人が疎らになって片付けが終わるとアリーナさんと休憩に入る

私はいつものお弁当だ


「昨日大変だったでしょう」

「はい 久しぶりにお風呂で少し寝てしまいました」 

「まぁ 疲れたわよね でもギルバートがアニーちゃんのお陰で早く発見出来たから被害が出なくて済みそうって言ってたわ」

「いえいえ 私はギルバートさんについて行っただけなのでギルバートさんのおかげです」

「まぁ なんていい子なのかしら うちの子に聞かせてあげたいわ」

2人の子どもさんの話を聞いた

男の子が2人いてどちらも成人して下の子どもは結婚して今度孫さんが産まれるそうで世話をするのが楽しみって言ってた

上の子どもさんは冒険者をやっていてあまり連絡が来なくて心配らしい

「便りが無いのが元気な証拠ってマーサが言ってましたよ」

「それもそうね 怪我したら連絡来るしね」

ちょっと元気になったなら良かったのかな


それからは受付の手伝いに入ることになった

昨日の夜からゴブリンの討伐依頼で報酬が上がっているのでほとんどゴブリンの耳を数える作業だった

ある程度集まったら裏の焼却場で燃やして処分する

ゴブリンは買い取りしてもらえる部位はなく確認の為の右耳なので全部処分だ

上位のホブゴブリンやゴブリンアーチャーは魔石を持っているがそれ以外は焼却だ

ゴブリンキングやゴブリンクィーンの牙や爪や皮は強度が高いので買い取りされるようだ


昨日の買い取り金額を確認したら報酬が2倍になっていた

通常ゴブリンの右耳5個で3000ギルで銀貨3枚

労力を考えればファーストエイドかクリーンの依頼で3回と同じと思うと釣り合わないなと思う


それからは1週間のゴブリン祭りが終わるといつもの日常に戻った

Aランクのパーティの2組があつまってゴブリンの巣を片付けてくれたみたい

受付のお姉さん達とウエイトレスのお姉さん達が色めき立っていたので話は沢山聞かせてもらった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ