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車移動(中)
目を閉じてればある程度は楽な気もするしそのまま眠れば暇な道中、暇な時間を夢の中で消費できる。
一石二鳥と気を紛らしてながら私は目を閉じていた
気づくと私は山道を歩いてるような視点になっていた。
枯葉で地面が覆われていて道を歩いてるのか分からない
辺りは木々、雑草など見渡す限り森という感じでこの坂道はどこまで続くのか、ずっと上へ続いてる気がする
その先は薄暗くてよく分からない。
でもこの山道は何処か心地よく感じて私は歩き続ける。
しばらく歩き続けていると何か見えて来たような
そんな気がした時
「約束だよ」
誰かが後ろでそう呟いた。
間髪入れずに私は振り返る
何も誰もいない、先程まで登っていた坂道も木々や雑草も
そこにはただ白い空間があった。
唖然とそれを見渡してると奥に小さな鳥居が微かに見えた。