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変な、気?
うーん。何言ってるのかよく分かんないなあ。眠すぎてうまく頭が回らないや。
「ギルバートさんは、まだ寝ませんか?」
「……いや、眠ろう。アレッタとも約束したしな」
「はい」
一瞬、なにか考えていたようだったけど、眠ると決めたギルバートさんの顔はなんだかすっきりしているようだった。
ワーカーホリックな人は休息を取るにも一々覚悟が必要なのかな?
手に持っていた書類を簡単に纏め片付けたギルバートさんがのそのそと布団の中へ入ってくる。それを合図にベッドに乗り上げているだけだった私も、掛け布団の下へと潜った。
今日は暴れる体力もないし、お仕置きと言われてセクハラ行為もされたから、おとなしく寝ることにするわ。
しかし、私の歩み寄りとは裏腹に、ギルバートさんは今日も手加減するつもりはないらしい。
「えっ、うあっ…なんで…?」
今日の私のパジャマは昨日と似たようなフリルのある可愛らしいもので、しかし昨日より裾が短くなっている。
ギルバートさんの手は昨日より大胆に服の中に入ってきて、素肌の上を滑っていく。
今日は私、大人しくギルバートさんの腕の中にいるのに、なんで…?
「大人しくしてるということは、同意した、と言うことだろう?」
昨日と同じように、ギルバートさんは耳元に吹き込むように囁く。
その声色は、どことなく喜びが含まれているようでさえあった。
「ち、がぁ…!」
慌てて抵抗の意を示したものの、もはや後の祭り。結局眠気に意識が奪われるまで、ギルバートさんにいいように扱われたままだった。




