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よくあるTL小説  作者: かなりあ
2章:要塞での生活
17/31

2-5

 この部屋での仕事は終わったので、隣の部屋へと向かう。


「アレッタ先輩はどんな神様の加護をいただいているんですか?」

「わからない。私は愛されていないから。」

「そう…かな」


 突然来たネガティブな発言にうまく返すことができなかった。

 もしかして地雷だった、のかな。

 きっとそんなことないよ、って言ってあげたい。加護があるってことはイコールで愛されてるってことだと思うし。


 でも、これ以上掘るのも傷つけるだけな気もするし、なにか別の話題に方向転換しよう。


 話をしながらも、シーツ交換にお掃除の仕事は進んでいく。


「…私ならどんな神様に加護をいただけるかなあ」

「サクラは加護無いんでしたか。」


 アレッタ先輩はそういえば、と顎に手を当ててそう漏らした。


「多分…。そういえば、先輩は私が違う世界から来てること知ってるんですか?」


 先輩は私の身元について、どこまで知っているんだろう?


「明確にそうとは聞いていませんが、生まれが普通ではないかもしれないとはギルバート様から聞いています。」


 今朝はそんな話しているようには見えなかったし、私が気絶してる頃にしてたのかな。だとしたら、ギルバートさんのお見立てはすごい。


「そうなんですね。せっかく魔法のある世界に来たし、使えたらいいなあって思ってるんですけどね…。」

「なら昼食休憩の時に試してみたら?」

「そうします!」



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