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彼は海に溶けて消えた。  作者: よん
2/2

ああああ

「お帰りなさい。桜井さんいらっしゃいお待ちしておりました東京からの移動は遠くて大変だったでしょう?」パタパタとスリッパの軽快な音を立てて出迎えに出て来た母さんはさっきまでの不機嫌そうな顔ではなく接客モードのワントーン高い声に普段であれば少し腹が立つのだが私は少年から私は今だに目を離せずにいた。

桜井と呼ばれるお客さんと母が話している声が右から左でそれ程までに少年から目を離せずに居た、「海香!お客様がいらしてるんだから挨拶くらいしなさい」スパーンと音がしそうなはどの勢いで母から頭を叩かれた「別に叩かなくていいじゃんか。」「すみません、こんな田舎の島には都会に住むイケメン親子なんて居ないもんですから見惚れてしまったみたいで」笑う大人達に私は自分でも解る程に顔が熱くなってしまった「別にそんなんじゃない。」「私たちで夕飯の準備をしておきますんで海香に海風ハウスを案内させますんで。」父はそう言うと母は裏口の方に歩いて行った。


 「入ってすぐ横にある休憩スペースは禁煙なのでタバコ吸う時はお部屋か裏口の灰皿でお願いします。この奥が台所があってそこで食事を取るので時間になったら来てください、反対側はお風呂で時間で男湯と女湯に変わるので」「飲み物とかは休憩スペースの自販機だけかな?」「はい、ウチから五分程度の所に商品店があるんですけど夕方には閉まっちゃうんで言ってくれればお使いに行くので。」案内する私に優しく話しかけるおじさんとは対照的で少年は少し離れてついてくるだけで何も言わない。

2階の案内を終えて奥の部屋の鍵を開ける「ここが部屋になります。他に泊まってる人も居るのでお出かけになる時は鍵かけ忘れないでくださいね。」「海香ちゃんだっけ?これって」おじさんは並べられているカップル布団を指差す。「あっごめんなさいお母さんから2人組で長期宿泊って聞いたからてっきり新婚さんとかかなって思ってすぐに変えるので待っててください。」「何でこんなのとカップル扱いされなっきゃなんねーんだよ」「まぁまぁ大丈夫だよ今日はピンクの方におじさん寝るし要には一日我慢してもらうから。」

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