17 賑やかになった研究室
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あれから1週間。
二度目の実験をしに向かった。いつも通り門番さんに話しかけ、協力者の札を胸につけて研究室へ門番さんと共に向かう。
門番さんに案内?してもらい、いつもの何倍も賑やかな研究室の扉を開ける。
「こ、こんにちはー」
「いらっしゃいー!待ってたよーー、みんなースライムくんたち来たよー」
じゃあ、中庭に向かっちゃって☆と出迎えてくれたアリス先生に言われ中庭に向かう。
小綺麗になった研究室を横切って中庭へ向かう。
「うわっ」
小綺麗になった研究室とは裏腹に牛、猪、ラビビットがのんびりとご飯を食べる小さな農場になっていた。
「おはようじゃよ。まだ朝だからじゃのお。」
「あ、はい。おはようございますマグワースさん。凄いことになっていますね。」
「まあの。若い者主導でやってもらっておるから進みも速いんだよ。」
「マグワースさんは何もしないんですか?」
「わしのやることは手続きとかの書類仕事と研究結果のまとめ。主導ということは責任はわしにあるということだからの」
「へー」
あの宣言にそういうことまで含まれていたとは・・・。
「おーい、マルコくんが来てるから準備を早めるよ!」
「フランくん、生き生きとしていますね」
中庭で指揮をとっているフランくんは輝いていた。いつもの気弱な彼がいなくなって少しだけ寂しくなった。
「あの子は頭の回転は早いんじゃが覚えるのが苦手でのお。それに魔力も多くてコントロールしづらい。それが学園には合わないだけじゃよ。」
「大変なんですね。」
「城に勤めるようになれば頭角を見せ始めるタイプじゃろうな。」
「先生っぽいですね」
「先生じゃからの」
「ていうか、こうなるまでは真面目に協力してくれる気はなかったですよね」
それまで話していたマグワースさんは笑いながら歩きだし俺は生徒さんたちに呼ばれた。
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今日は人数も多くなったので食堂へ行ってお昼ご飯を食べた。俺は先生たちと食べていた。今日は猪(肉食)のステーキ。ガッツリとしていてワイルドだぜえ。ただし臭みが強いからか香草の匂いがして好き嫌いが分かれそうな感じだ。
「そういえば、牛とかに襲われなかったんですけど何でですかね?」
「ん?どういうことかな?」
「あれだろ。契約してないテイマーが相性の悪い奴に近づいて興奮させたんだろ。」
「そうなんですか!?」
「牧師から聞いていないのか。」
「あぁ、はい。」
あのやろーー!!何も言ってなかったぞ!
「今はマルコくんがいるから大丈夫だね☆そういえば、2人の出会いのお話聞きたいなー」
「それはですね、今年の春に・・・」
あれから学園の農場に譲ってもらったモンスターはどうなっているのかというと・・・
研究の過程でマルコよりも早く進化したグランドカウと進化してない牛。同じく進化したグランラビビットとラビビット。
進化した組は餌に薬草を。進化しない組には肉と餌を。同じモンスターなのにおかしいということで生け捕りからのテイムされた猪(肉食)の2頭も同じように実験されていた。
そして、中庭は軽い農場と化していた。あんなに綺麗だった芝生はなくなり土と屋根と柵があった。
短いというかお話回。
毎話2000字言ったらいいなーと思って書いてます(ほとんどいってないと思う)
入れたかった話を全て打ち込みました。大満足




