地へ
地、ウォンへ向けて、主人が、動きたす。
それにしても、寝ていない事に気がついたのは良かったが、寝てる間私の体ってどうなってるんだろう?そもそも15時間寝ててもトイレ行かないのも不思議だ。たしかに昔から睡眠時間がかなり多いい方なのは、間違いない。
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私が小学生の頃に遡る
学校から帰った私は、宿題を済ませ夕方まで、遊んだのだった。 学校が明日は休みをいいことにいっぱい寝てやるーってよく思っていたけっけな。
食事を済ませ、風呂に入り、布団に入った。ちょうど22時になる頃だった。 布団入ったらすぐに眠りにつく。昼過ぎた頃、母親に"真紀大丈夫?"と体を揺すられたのだった
(もー、今日学校休みなんだから寝かせて)
(死んでるのかと思ったじぁない)
(は!死んでるわけないでしょ⁉︎)
(あのねー14時間も寝て、息もしてるだかしてないんだかわからなかったんだから、こちっちは慌てたんだからね)
(ごめなさい)
(大丈夫なら、いいのよ!お昼だから、降りて来なさい)
(はーい)
いやーよく寝た、爽快感な感じだなーなんてなんて思う。それが小、中学生の間の日常でもある
高校に入ってからはなくなり、3年が過ぎ就職し、仕事は順風満帆とは行かないが、それなりに楽しかった。上司に恵まれたお陰で、よく連れ出されては、朝まで食事だの遊びだのと連れまわされていたのは、懐かしい。その頃の私は、睡眠が劇的に減ってた。1日3時間の睡眠なのだが、ここ4週間ほどほぼ寝ていないのだ。1週間に5時間寝ればいい方だ。 原因は上司なのだから、仕方ないのだ。1週間寝ずにひたすら仕事、上司の付き合いに明け暮れていた。今思うと、よく寝ずにやっていたと思う。
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寝続けるのも、寝ないのもかなり平気なのだとも言えた。
普通どっちも無理なのだけれど、どこかで寝ないと倒れる、そして寝てても同じで、体の機能を低下させる。現代の常識ということ。現代の体だが、異世界から帰ると体の全身が筋肉痛でひどい事になっている。 仕事に支障をきたすギリギリなのだが、まー動かせば、なんとかなっているから余り気にしていないがかなり痛い。
それにしても異世界に行く事ができる。それは理解した、問題はどうやって言っているのかと言う事だ。体は現代に今ある。寝ると異世界の体もある。意識も知識も全てある状態で異世界にいる事になる訳で、それだと意識だけがダイブしている事になるのだ。ただ、意識だけがでは体を動かず事が出来ないのではないかと考え、だとすれば何かがダイブしていると考える。何がダイブするか?答えは一つ魂と意識が一緒にダイブしている結論にたどり着く。魂は寝なくていいことにも気がついたが、現代、異世界の体は勝手に寝ている?死んでる?のか?なんて思うがただそれをここでは、確認できないでいた。唯一エブァンがいるお陰で異世界の体は寝ている事が証明されている。そんな事を考え終えた時に寝落ちしていたのだと、目を覚まして気がつくのだった
異世界にいるのだと
「エブァン、ありがとう」
「お目覚めになられたのですね」
「ええ、自分の意思で寝ることは、出来ないみたいでね」
「そのようですね、ですがなぜなのか不思議ですね」
それについて、エブァンに話していないことに気がついた。説明することにした。実は私は現代と、異世界を魂のみで、行き来してること、現代で寝ると、異世界で目を覚ます、そして、現代の時間が再開する時には、強制的に戻される、というものだ。ただ、それは今私が体験してる事実が元になっているので、この後どうなるかは、わからないというのも付け加えておいた
「なるほど、マリー様は、2体の"体"があり、魂の移動しかもこちらの世界と、現代という世界を渡っている。そして、その先どうなるかもわからないということなのですね」
「その認識で間違ってはいません」
もう一つ困ったことがある。現代と、異世界の時間の流れが異なること。これについても、エブァンに説明する。時の流れがどちらにもあり、1日の時間が、現代が24時間に対し、異世界が、30時間である。6時間の差が生じている。こちらの時間の流れで16時間過ごすと向こうでは、8時間経っていることになる。なので、現代で寝た時間でこちらの世界にいる時間が決まるということになるのだ。
「状況はわかりました、では今回、現代の体が8時間寝てる間に、こちらでは16時間過ごすせるのであれば、問題ありません」
「問題があるかどうかは置いておくとして、疑問に思うことがまだあるの。私の体は寝ている間どうなっているのかということ、そして呼吸をしているかということです」
「それについては、寝てるだけです!呼吸もしています」
それなら現代で寝ている私の体は、呼吸をするだけの植物人間的な感じになっているってことよね。いや、ただ寝ているだけって事にしておこう。なんとなくわかってきた。だからなのか、体が筋肉痛になるわけだ。 現代の私の体は、激痛に襲われるのにこちっちは、無い、なぜか?それについてエブァンに聞いてみた。簡単な話、この世界に魔法が存在し、魔法で治療していますので、大丈夫です。と答えてくれたのだった。
通りで痛みも苦痛もないはずである。異世界で寝てる時間があまりにも長いせいなのだという。
異世界、そして現代の事がある程度は理解できた
後は外に出てどう言う世界なのか確認する必要がありそう。そうしないといつまでも前には進まないものねぇ
「エブァン、私、ここから出た事ないんだけど、今から外に出られるのかしら?」
「はい、今ちょうど昼15時を過ぎております」
「なら、大丈夫だね!」
「お、お待ちください、そのままの格好では、今用意をいたします。お待ちください」
自分の服装にビックリ、シャツ?ワンピース?とにかく薄々の感じの服を着ていたことに気がついた、ここ最近あまりにも色々ありすぎで、今の自分の格好まで気にかける余裕がなかった。自分の身体がビックリするぐらいにスタイル抜群になっていることに驚いている!そんな事を思っていると、エブァンが、
「用意ができました」
と、声をかけてきたのだった。
「ありがとう」
その場で着替えようとすると
「お待ちください」
と声がかかり振り向くと、静かに部屋を出て行ったのである。
え!なぜ?と思いつつも着替えたのである。
部屋に戻ってきたエブァンに私はなんで出て行ったのか聞いていた
エブァンは、すごい勢いで
「マリー様は、女性です。男性の前で肌を晒すなど、あり得ません、今後そのように男性の前で肌を晒さないでください」
「はい」
それを聞いて、ごもっともと思う私。現代の私は女扱いをするのは、別れた旦那ぐらいだった、人前で着替えるなんて、 恥ずかしいだなんてとっくに忘れていた。そんな感覚とうに捨てていた。言われるまで気にも止めていない
今後から気をつけよ
外に出て驚いた。目の前に広がる異世界に、そして私がいる場所に
木の最上階に私がいた。ここからは地下以外の世界が一望出来た。素晴!その言葉しかない
今ここにはエブァンだけしかいない、それ以外の人に合ったことがないし、ここを目指すものはいなかったのかとも思いエブァンに聞いてみる
「ここは、異空間であり、中に入ることも、触れる事すらもできません。私たちのみが、この場の干渉を許され入ることができるのです。これを可能としているのが"木"でその権利をマリー様が全て受け継いでおいでです。木の能力をマリ様が全て受け継いでおいでです」
また、木が出てきたわね
ただの木ではないとは思ってはいたけど!それに木の能力までもが私にあるとのこと驚きだった
自覚なしだね。間違いない!でもどうしょう、とりあえず"地の都ウォン"に向かおうかなー
って思った時
この世界の時計ってあるのかしら?もしあるなら少し大きめがいいな
私が意識すると、目の前に時計が現れる
ビックリした、あまりの大きさに!だって木の大きさの半分くらいの大きさが目の前に現れたのだから。
それにエブァンも驚愕する
「まさかここまでの力とは」
え!
エブァンに振り向いた私は自分が驚いているにもかかわらずエブァンまでもが驚いている事にさらに驚かされる
「私時計を見たかったなって思ったら出てきたの。出てきたのはいいけどこんなに大きいとは思わなくて、ビックリしちゃった」
「驚いたのはこちらです。時計とは、この世界の時間を管理するためのもので、時計は誰でも出せるのですが、大きさは、大小様々。時計はその人の魔力の大きさを表します。それこそ、ここまでの大きさを保有しているのがすごいのです」
「見てわかったのだけれど、時計の大きさ、変えられるのよ!少し大きめがいいなと思ってのも事実なんだけど、少しではない気がするのよ」
「は!え、ええー!!で、ではこれが最大ではないということですか?」
「そうなるわね」
時計をしまいたいと願うと時計は姿を消した
「ちなみに、ちょうど15時間たった頃みたいだし、1時間後には、また寝てしまうから部屋に戻りましょう」
部屋に戻りマリーはベットに横になる
この人についていけば全て上手くいくのだと、こんなにも暖かいなにかをくれる人、時計が現れたとき、時計から祝福の光と音が世界を巡っていたのだ
その頃世界では各地で大騒ぎになっていた、天空を全て覆い尽くすほどの巨大な時計が出現し、あんな大規模の時計を出すものが出現したことを意味しているからだ
世界の都は、調査におもむく人々であふれ各地が木に向かって準備を整えている頃、私はなぜか感覚で知ってしまっていた。いや、知らされたというべき出来事でもある
マリーは、また寝るとのことをエブァンに告げるのだった
目を覚ますと朝だった。戻ってきたのだ現代に。日常がまた始まるはずだった。そうだと思っていたのに、現代は、それを許さなた
子供が大きくなっていた。たかが8時間だと思っていたからなのだが、実際は違って、子供は、20歳を迎えるところだった!待て待て!えーっと時が4年も過ぎているって事!
私は、病院のベットで植物状況で、4年もの間をベットで過ごした事になっていた、目を覚ました事に病院職員たちが大慌てで私のところにやってくる、体のあちこちを調べらる
いい加減にしてほしい。寝ることも許されず、魂だけが行き来する。異世界をやっとの思いで理解したのに、現代に戻ったら、この有様。なぜこうなっているのか疑問しかないだが、それよりも今進行しているの今をなんとかした
子供は私に、"ママお帰りなさい"と声をかけてくるそれも泣きながら
「今から検査にいきますね」
「はい」
検査を終えたその夜
私は、身体が動くかの確認をしている
手、足、首、肩、寝返り、起き上がり、一通りの動作確認をしてた後は立つだけとなった。
座位も保ててるね
ゆっくりと立ち上がっててみると
あれ、不思議な感覚が体を襲う
普通に動けた!どちらかという身体が軽い感じが体を襲う、4年寝てたとは思えないほどに、それなことをしていると、朝になり、自分が歩いている事に看護師達は慌てている
たしかに、昨日目覚めたばかりの人が、普通に歩いていれば、慌てるのも無理はない。慌ただしい1週間後には退院できたのである。さすがに仕事は、やめさせられていた
家は、あると
保険のおかげなのだから、備えあれば憂いなしで、子供もそれのおかげで、学校に行けているのだからありがたい。休養しながら、そういえば寝ていない事に気がつく
寝てるっていうよりも体を寝かしていると言った方が正しいかな?
退院してままない体を寝かしてあげる事にした。家事を済ませて、子供の世話をして、布団にはいって寝た
目を覚ますと、エブァンが"おはようございます、"マリー様"そう声をかけてくれる
「エブァン、おはよう」
「こっちは、変わらない?」
「変わったことは、特にはですが、マリー様向こうで何かあったのですか?マリー様が寝言を言っておられたので、向こうで何かあったと推測します」
「ええ」
そこで向こうの出来事を話した。エブァンは、少し考えたあと話始めた。
「マリー様もしかすると、その影響をおよぼしたのは時計ではないかと推測します」
あ!なるほど理解できた。唯一変わった事をしたと考えるのであれば時計を出したことぐらい
時計を出さない方がいいのだとも思ったその時、部屋の一冊の本が光った。私はあれを手にしないといけないとそう思う
なぜかは自分でも分からない。でも触れないといけない気持ちでいっぱいになり、光る本を手に取った瞬間、私の中に知識の真髄が流れ出した。流れる知識の波が私の細胞に刻まれていくのがわかる、考えたことが全て魔法とかす、そうしたいと望めばそれが魔法に変わる。それを全身で理解したのである。
マリーの姿を見てエブァンは、驚いた
あれは世界の真髄を記載した本。普段あれを手にしても、何も書かれていない本。そのものが認めない限りそれを読むことも手にすることもできない、目の前にあるにも関わらず触れる事すら許されない
光を浴びてマリー様はその本に触れた。光がマリー様を覆いただ、見守るしかできなかた。しばらくすると、光はマリーの中へと吸い込まれていき、細心の注意を払いながら話かける
「マリー様?」
「エブァン、大丈夫です。心配かけました。 ですが今回、現代に影響与えたのは、やはり時計でした。 私が出した時計は、現代の時計。そのため時間が進んでしまったのです。なので、戻します。これから小さな時計を出しますから、安心してくださいね」
「は!」
それって戻すことができるという事は、全てをやり直す事が出来るということではないか?
だからこそ、質問をする
「それでは、全てやり直しすればいいのではないでしょうか?」
「いいえ、今回のは、かなり力を使って戻しますが、それはあくまでも今回だけ。これは、異世界にいる時にだけしか使えず、現代に戻っても使えない。それに、現代や異世界の時間を変えてしまうのは良くないと思うの、この世界だけでも戻したとしても同じことを繰り返すだけ、私が生まれた理由がきっとそこにあるんだと思うの。木がこの異世界を4つに分け、世界は繰り返さないようにしたのにもかかわらず同じことを繰りかえす。それは、この木が原因だと思うのです。異世界は、一つ一つの都市があり、別々の道を生みださなければいけないのに、それを木は、許さなかった。たしかに平和を願う木のあり方は間違ってはいないが、それだけでは、それを維持することなどできないというのにね。それをわかったということは、変わっていけばいいの。それには戻すだけではダメ」
エブァンは、あーマリー様に全て知識が流れたのだと、木に本当の意味で全てが託されたのだと
「は!」
エブァンは跪く
現代の私の時間戻さないと、このままだとあの結末は、子供に良くないしね。
エブァンの目の前でマリーは、時計を出した、前回出したのとは、思えぬほど小さな時計を。その時計は、あまりにも危険すぎるほどに絶大な力を秘めているのだけはわかる。マリーは、その時計を手にとると、裏のネジを回し出した
1時間後
作業は、無事に終わり時計は、再びマリーの中に戻るのだった。
「ふぅー、これで大丈夫ね」
と、いいつつ次の作業を始める。小さな水晶を引き出しから大量に取り出し、なにかを唱え出した
「大地の地、天空の天、中央の中、地下の下、闇の闇 マリーの名において力を授ける シャイン」
水晶は、輝き出した
「各神殿におもむき最強になり得る魂に宿りなさい、いけ!」
その瞬間、大量の水晶達は一瞬で消え去った
「これでしばらくは大丈夫でしょう」
そう言ってエブァンに言う
「エブァン、そろそろ戻る時間です。眠りにつきます」
そういうと、寝室に行き眠りにつくのだった。
目を覚まして、よかった成功している。体が筋肉痛で動きにくかったが、だいぶそれにも慣れ始めている。仕事を終えて、帰宅した時
疲れがたまっている。仕方ないか、魂の私は、寝ていないのだからね。日常が続くのだと思っていたが、少し違ったことが起きた。びっくりなことに魔法が使えたのだ。物を取ろうとして、届かず体を動かすことなく、物が飛んできたら楽なんだけどなって思ってしまった、思ったことで、飛んでくる。焦った、子供が投げたのかと周りを見たが学校だったことに気がついた。
もしかして、魔法が使えた?ってことだよね。試してみると 物を浮かばせる、飛ぶ、などなど!いやーびっくりだった、もしかしたら時計出せるかもと、異世界の時計を影響が出ないように慎重にしながら出してみる
おー出てきた
で影響は、、、大丈夫そうだね!
こっちでもできるのね。現代では、使うことはできないか
でもこれが他の人にバレたら?
それこそ、モルモットになり大騒ぎになるもんね。真紀の普通の日常はこれでなくなってしまった
そろそろ、異世界に行かないと、体と寝かせることにする
目覚めると、エブァンよりいつもの様に"おはようございます、マリー様"と言われる。
「おはよう、エブァン、今日は、地の都市ウォンに向かいます、準備お願いしますね」
「は!」
とうとう、マリー様は動き出すのですね。これからがとても楽しみです。エブァンは、ワクワクと至福を胸に抱きながら準備をするのだった。
今回で、旅立つ予定だったのですが、書きたい事多すぎた感じになってしまいました。
ご意見ご感想よろしくお願い申し上げます。