解放に向けて
あの後、当分掛かると報告があったので、隠れ家に戻り水浴びをしてベットに横になっていた。
体がだるい。なんでこんなにもだるいのだろう。そう思っていると
(マリー様、体重く無いの?)
物達が話しかけてきた。
―――重いわよ。いつもなら横になっていると取れるのに、今日は、ひどいほとんどに重いしだるいのよ
(それはそうよ、マリー様体の中に魔力溜めすぎてるんだもの、洞窟に行って出してきたら?)
―――そんなに貯めてないわよ。さっき使ったもの
(使った量より入ってきた量の方が多いいのよ)
―――入ってきた?魔力入れたかな?
(入れたじぁない、向こうで魂のかけら入れたでしょ)
―――あれ、魔力だったの?かけらって言ったよ今
(かけら確かに魂のかけらでも、マリー様の体に入ったら魔力に還元されちゃったよ)
―――そうなの?てっきりかけらとして残っているものとばかり
(かけらの中にあるのが魔力それが還元されて、かけらそのものだけになってるのよ)
―――なら、かけらはあるけど機能していないってこと?
(その通り)
―――わかったわよ、洞窟行ってくる。だるすぎてきついのよ
(それだけ貯めれば当たり前じぁん、相当あるわよ)
―――そんなにいれてないんだけとな。
(一つの魂のかけらに収まってる魔力ってエブァンと同じ分だけの量が収まっているからそうなるよ、ましてや25個も入れたでしょ、そうなって当たり前〜)
(早くしないとここで爆発する勢いで体から放射されちゃうよ、そうしたら私達消えちゃうよ)
―――大変すぐに行ってくる
バタバタバタバタ…
ガチャン
―――痛!もー急いでるのに
ガチャガチャ
―――あれ!なんで開かないのよ
ガチャガチャ
―――開いた‼︎
ギィー、バタン‼︎
(マリー様って少しおちょこちょいな所あるよね)
(あるある、しばらくは出てこれないね)
(出てこれない、これだけ溜め込んでいればしばらくは無理よ、それでもマリー様だから普通の人よりは早いけどね)
(マリー様帰ってくるまでお留守番〜!)
(賛成〜!配下が来たら教えてあげればいいもんね)
(今じぁ、私達見えるようになったみたいだから、今度知識あげないと)
(そうだった、忘れてたよ、マリー様から頼まれていたんだった)
(ちゃんとやらないとお土産くれなくなちゃう)
(それは嫌だよ)
(そうでしょ)
(ちゃんとやろうね)
(うんうん)
―――――――――――
物達のそんな会話をよそにマリーは慌てていた
もっと早く言って欲しかった。感覚だともう少し大丈夫だと思っていたんだけどな。とにかく最深部まで急がないと、あそこじぁないとこの空間ごと吹き飛ばしちゃう。
ふぅー、間に合ったみたい。
空間を3倍に広げてと、巨大な玉?素材は溶岩の塊を球体に加工したものを広間の中央において、あとは、粉、こな!って無いじぁない!
どうしよう!そうだ者達を呼べば、無理だ!
いくらなんでも耐えられないしな。
高速移動しちゃえ、魔力使うから、少しは落ち着くしね。
「キュウ聞こえる?」
「マリー様、会いたかった」
「ごめんね、今はすごく急いでいて、あれ作る粉ある?」
「マリー様ごめんね、今手元にないんだよ。こないだで使っちゃったんだ」
「そうなの!困ったな」
「マリー様、どうしてもいるの?」
「そうなのよ、しかも急いでいるのよ」
「すぐに手に入る所は知っているんだけど、あそこは、かなり危険なんだよ」
「どこ?」
「魔山だよ」
「よりにも寄って、なんであそこなのよ」
「キユウはそこに取りに行ってるの?」
「作ってるんだよ、材料を集めるのに時間がかかる上に作ってすぐには使えないんだよ」
「そうなの」
「魔山のは天然だからかなり強力なのができるだけど、なんせ魔山だからね」
「しのごの言っている場合では、無いわね」
「どうするの?」
「行ってくる、キュウありがとう、また今度ね」
「行っちゃった、大丈夫かな?そうだ、キリウスいる?」
「どうしたの?今、マリー様が慌てて、魔山に行ったのよ、マリー様、粉がほしくて私の所に来たんだけど、ちょうど切らしていて、粉がある場所、教えたら飛んで行っちゃったんだ、止める暇もなかったよ」
「どうして止めなかったの?」
「キリウス、マリー様止められるの、エブァンぐらいだと思うよ」
「ゔぅぅぅ、それ言われると辛い」
「とにかくエブァンには知らせておかないと」
「わかった、報告ありがとう」
「エブァン、いる?」
「どうした?」
「今忙しい?」
「いや、殆どの作業が完了して、確認をしてるだけだが」
「それが、キュウから報告があってマリー様が………」
「怒らないから言え」
「もう、怒ってるよ」
「どうしたんだ」
「マリー様が魔山に向かったそうだ」
「なんだと、なんで止めなかった」
「ほら怒ったじぁん、だから言いたくなかったんだよね」
「悪かったよ」
「キュウのところに来たんだけど、粉が無く魔山にしか無いとわかって、止める間もなく行ってしまわれたそうなのよ」
「たく、マリー様にも困ったものだ、とにかく配下を集めろ」
「わかったわ」
―――――――――――
頂上に到着した。
確かキュウが教えてくれた図を見る限りだとこの辺なんだけどな。
ここでも無いし、こっちかな。無いな。
どこにあるのかな。
「おい、お前が探しているのはこれか?」
後ろを振り返ると魔物が話しかけてきた。
「!?、それです」
「これがどういうものなのか知ってて欲しがっているんだよな」
「もちろん、ですが譲ってもらえないのであれば他を探します。それは人間なんかが手にしていいものでは無いことぐらい知ってます。そしてそれは、種になるものだから」
「ほー、それを知っていてそれでも欲するか?」
「はい」
「なら問う、これはなんだ?」
「魔物の魂を砕いたものと50万もの魔物の死体を粉末にしたのを混ぜた物です」
「正解だ」
「もう一つ問う、これを何に使う」
「魔力を溜めるための器にふりかけ膨張しないようにするために使います」
「カッハァァァァハァ」
「お前は、今まで奴らとは違うようだな」
「それはどういう意味でしょうか?」
「お前に嘘がない、人間は嘘をつく生き物だ、どんな人間でもだ。嘘をついたことがない人間を見てみたかったのだが、長くここにいるが一度もない。が、今現れた。いいものが観れた」
「嘘、ですか?嘘をつくほど私は出来ていないからです、そして、私は貴方の敵だと思いますよ」
「わかっている、お前はここを生み出した親にして放置した親でもあるからな」
「!?…………そうでしたか、貴方があの時の」
「気がついたようだな、あの時は世話になった、お陰で魔物の頂点に立つことが出来たよ」
「あんなに小さい魔物がこんなにも、大きくなって、苦労してよくここまでうぅぅぅ……」
「相変わらず、泣くのだな、あの時も泣いていた、俺の生みの親を人間に殺された時もお前は人間をかばうのではなく俺を庇った、ずっと不思議だった、俺の母親も父親も人間は、クズだと言っていた、だから俺もそうだと思っていたのに、お前は違った、人間を追い払い、俺の母親と父親を埋葬してくれていたな。ずっと聞きたかったんだ、いつか会えると信じて、がむしゃらに上を目指した、もちろん人間も殺してきた、魔物だからな。それでも聞きたかった後にも先にもお前だけだった、魔物を殺すどころか助けるなど、俺があった人間でお前だけだ、聞かせてくれその理由を」
「…………」
「助けたいと思い助けた。それだけだった。本当にそれだけだったの」
「なんだ、そんなに簡単なことだったのか、もっと見返りが欲しいとか、守ってほしいとかそんなんじぁなかったのか」
「あの時の私は仲間と呼べるものはいなかったし、友達もいなかった。いたのは私のお世話をする人だけだった、そんな時貴方を見つけた、声をかけようとした時に悲劇が起きた。私の中に怒りと悲しみが溢れてきたの。なんで何もしていないのに殺すのかと。ただそこにだだけなのに、だから、助けたかった。悪いのは人間なんだって、こんな人間なんかいらないってそしたら、私の中から黒いモヤがいっぱい出たのがわかった。それ見て人間が逃げていったの。埋葬して貴方と別れた後、黒いモヤは、自分でも抑えが効かなくなるくらいに膨れ上がってどんどん漏れ出た、私のお世話してくれる人が慌てて私に球体を渡した、そしたらその球体に吸い込まれていった、その時はなんだったのかわからなかった、ただその時にお世話してくれた人の腕がなくたっていたのにはビックリしたのと、私がしたのだとわかって泣き続けた名を覚えているの」
「俺もそれは見てた、助けてあげたくても、黒いモヤが強力すぎて近寄れなかったんだ」
「その黒いモヤこそ魔力、ドス黒い怒りの魔力だったの」
「そうか、やっと聞けた」
「それとお前には返しきれないほどの借りがあるこれがほしいのだろ?やる!お前ならちゃんと使ってくれるだろ」
「いいの?こんなに」
「構わない、もしあの時助けてくれなければ、俺はここにいない、あそこで死んでいたからな」
「ありがとう、これでなんとかなる」
「それは良かった、お前さえ良ければいつでも来るといい、この山くればすぐにお前を見つけられるからな」
「うん、まだ名乗ってなかったね、私の名はアンダーマリーこれからよろしくね」
「俺の名はアリーだ」
「ほら、手を出せ」
受け取ろうとした時だった。
「マリー様に近づくな魔物!」
―――――――――――
「集まったな、マリー様を追うぞ」
「魔物多くない?」
「普段の倍はある気がするんだけど」
「つべこべ言わずさっさと追うぞ、マリー様早いからなとっくに頂上に着いているはずだ」
「なんでそんなに早いのよ」
「マリー様が本気になったら誰もおいつけるか」
「どんどん登るぞ」
「雑魚は捨て置け」
「戦っている暇などないんだ」
「マリー様もなんでこんな所からかな」
「頂上が見えていた、大変マリー様が危ない」
「何」
「エブァン、っていない?どこ?」
「上だ、頂上についてるぞ」
「えぇぇえぇぇえー、さらに加速したの?」
「エブァン!」
魔力が抑えが効かなくなり始めていた
「!?、マ、マリー様?」
「今すぐにそれを引け、私の魔力が抑えが効かなくなっているのが分からないの?」
「はい」
大変な事になるぞ。
「アリー、今日は帰る、これ以上はここの魔物にまで被害が出てしまう。お詫びは後日来るから」
「ああ、お前ならいつでも来るといい、待っているぞ」
配下に向き直り
「今すぐ、持ち場に戻れ」
「は!」
理性保つのもやっとだよ。その場から姿を消した。
「おい、エブァンといったか?」
「そうだ、お前は覚えてはいないのだな」
「――――!!?お前マリー様と話していた魔物か?」
「覚えていたようだな、今マリーは、あの時と同じになっている、だから急いでお前が渡した物と同じ物を作ろうとして材料をここに探しに来ただけだ。俺がそれをあげた。ただそれだけだ、そういう事だから心配するな、またな」
「待ってくれ」
「なんだ?」
「すまなかった、マリー様の事になると周りが見えなくなってしまうんだ」
「わかっていた、あの時も俺に気がついていたから近づかないように結界を張ったのだろう、俺が死なないように」
「なんだ気がついていたのか」
「それがなくてもあれは、近寄れないぞ、それなのにお前はためらうことなくマリーのそばに行ったし、球体を渡したのだろう」
「当たり前だ、それが俺の務めだ」
「なら、安心した、お前もここに来るといい」
「それなら、子供達を登らせたい、そして魔物と仲良くさせたい、マリー様と同じように」
「ほー、それは面白い詳しい話はお互いにまた今度に」
「その方がお互い良さそうだ」
「また」
「またな」
エブァンもその場から消え去った。他のものはとっとと帰っていった。マリーの命令通りに進めるために。
―――――――――――――
ようやく到着した。これを球体にふりかけ、綺麗に伸ばしてと、後は、息を吹きかければ
巨大な球体が宙に浮かび、紫色に変色し光を放ち始めた。
成功した。
やっと開放できる、だかなり漏れ出ている、しかもドス黒いよー。
球体に両手で触れると、魔力制御を解除した。
その途端大量の魔力が溢れ出てきた、だから球体がそれを吸収し始めたのだ。
やばい、この空間持つかな?かなり歪みが生じていた。
歪みが治っていく?誰だ?簡単に歪みを直せるやって言ったら、エブァンだね。それしか考えられない。
それなら大丈夫だね。
エブァンは、物達と異空間に飛んでいた
「物達、まずいぞマリー様の魔力が膨大すぎて空間歪みすぎている。助かるぞ」
(これはすごいね、ここまで歪むの始めてみたよ)
「呑気なこと言っていると隠れ家ごと吹っ飛ばされて俺ら消滅するぞ」
(みんな、やるよ)
(おー)
(エブァン、その調子)
「さすがは物達だな、俺1人だと危ない所だ」
(エバァンも、すごいよ、ここまで上達してるとは思わなかった)
「当たり前だ、それでもマリー様の足もとすら見えてないんだからな、俺はまだまだ弱い方だよ」
(エブァン、それ、比べること自体無理があるよ、マリー様は、俺らよりも強いんだよ、せめて比べるなら僕達までにしとかないと)
「それもそうだな」
30分後
「終わったようだぞ」
(そうみたいだね)
「もどるぞ」
(うん)
でかいだけあってどんどん吸い取ってる。
なんか楽しくなってきたよ。
吸い込む吸い込む、これなら、どんどん行っちゃもんね、
さらに魔力を出した。だんだん体が軽くなってきた、一気に出したいな。
それしたらここ、壊れるかも。
我慢して今のままだし続けるかな、ひたすら出しただけだ。
出し切った。部屋に溜まっていた魔力がなくなった。
紫色の球体は、魔力を吸いきって機能を止めた。
紫だったのが魔力を吸うと薄紫色になっていた。
綺麗になっている。綺麗ね。
やっと正常の魔力量になったので、洞窟を出て隠れ家に戻る
(マリー様おかえりなさい)
「マリー様おつかれさまでした」
(まさかこんなに早く終わるとは思わなかったよ)
「みんなありがとう」
「危なかった、物達が教えてくれなかったら危なかったよ」
(本当だよ、ギリギリだったもんね)
「気力で乗り切った、子供の時以来だったよ」
「マリー様あまり無茶をなさらないで下さいよ、生きた心地がしませんから」
「心配かけました」
「私があげた球はどうしたんですか?あれを使えばよかったのでは?」
「あれだと間違いなく吸いきれないから、でかいの作ったのよ。見に行く?」
「いいのですか?」
「いいわよ」
すぐに移動してエブァンは、驚いたここまで広くて、玉の大きさまでもがでかくなっていた。
玉の大きさが直径4メートルあるか部屋の広さが玉に対して3倍の広さをしていた。
「マリー様こここんなに広かったんですね」
「違うわよ広げたのよ、球体作るのにエブァンが作ってくれたのをベースにして大きくしたの、いっぱい魔力貯めたいでしょだからと思ってでかくしてたら、調子に乗ってたら、でかくなりすぎちゃった」
「にしてもこの球体でかすぎだと思いますよ」
「球体作ったら、部屋がすごく狭くて出られなくなった後に気がついたのよね、だから広げたの」
「ここで集会とか集まりができそうですね」
「それいいね、それなら、この球体真ん中ジァマね、えい!」
部屋の中央の一番奥に移動した
「これでスッキリしたわね、そうだ」
マリーがまた作り始めた。
「これなら、部屋のインテリアみたいで素敵」
球体が収まるほどの穴を開け、木々や花をそこに施した。
「なんか神秘的な感じになりましたね」
「でしょ!中身、岩だけどね」
「マリー様、それ言っちゃいますか?身もふたもない」
「今度からここで集まりましょうね」
「そうと決まれば、外から入れる扉欲しいわね」
「それなら、左側の方に建物を建ててそこに作ればいいのでは?」
「建物ないじぁない、却下ね」
「これから作るんですよ、その間は今のままにしておいて」
「そういうことね、エブァン任せるわね」
「え!おれがですか?」
「そうよ、任せた」
「時間はかかりますからねって」
「わかりましたよ、最近ではマリー様の配下も増えましたし手伝ってもらいます」
「楽しみだな、どんなのができるのかな、ここ森と山に囲まれているからきっとステなのが出来るわね」
(マリー様そうだね、僕たちも楽しみだよ)
あれはもはや聞いてい
「わかりました、すぐに取り掛からせます」
「エブァン、行く前に結界に覆われた者達救わないといけないから、ファティマの様子見てきて」
「わかりました」
(あれ、助けるの?)
―――そうよ
(でも2個の保護されているなって)
―――わかっているわ、かなり危険だからあれを用意しないとまずいわね
(そうだよ、あれが無いとマリー様まで大変なことになる、ちゃんと用意してね)
―――ええ、それにはもう一度地下に戻る必要があるのよね。
(そっか、あの子いないと取りに行けないのか)
―――そうなの、それと同じスキル持ちいないからね
(先に2つの保護を解放するんだね)
―――とりあえずは
(大きいの猛獣どうするの?)
―――あれはクオンの配下にくだらせやうかなって
(それ、勿体ないよ、マリー様の配下にしたら?)
―――そうね、その子に任せるわ
(マリー様、エブァンが慌ててこっちくるわよ)
―――またトラブルかしら一息つきたい
エブァンの到着を待っていた




