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転生?私の睡眠なくなった先  作者: 小鳥 まどか
異世界編
18/84

地下に向かう為に

 待つことに2時間が経過していた


「エバァンまだなのか」


「そんなことを言っても俺だって待っている、黙って待っていろ」


「そんな言い方はないしなくてもいいでしょ」


「そうだ、俺はマリー様に従っているがお前に従っているわけではないぞ」


「言葉が悪かった、頼むから待ってくれ」


「最初からそう言えばいいのよ」


 配下が混乱し始めている、マリー様はやくしてください。抑えが効かなくなってきています。


!?


 マリーが消えた場所に光が現れたそれと黒い光も混じりながら大きくなってきたそれがだんだんと人の姿になってマーブル状になった人の姿にをした者がそれを破って出てきて、地に足をついた。


 全裸のマリーが現れたのだが、エバァン以外の配下全ての男達はその姿に襲いかかろうとしたが、エバァンと女達にボコボコにされていた。

 マリーの裸は男の理性を飛ばしてしまう、本能のまま抱こうと襲う輩とかしてしまう。


「マリー様、服を」


「ええ、そうだったわね」


「皆さんただいま、まさか本当に襲われるとは思わなかったな」


「だから言ったんですよ、マリー様の裸は男の理性飛ばすんださから」


「でもエバァンは、大丈夫ね。やっぱり私って魅力ないのかも」


「どうしてそうなるんですか、俺の場合理性に魔法を貼って壊れないようにしているだけなんですよ。それこそそれがなかったら俺だってああなりますよ」


「それ、見てみたかったな」


「マリー様、間違いなく俺をボコボコにしたいだけでしょ」


「どうかな」


「顔が怖い、ボコボコにしたいって顔に書いてあります」


「なんだバレちゃったなら、今からでも」


「大丈夫ですから、しないでください」


「つまらないの」


「俺で遊ばないでください、それは置いといて、マリー様体の方は大丈夫です?」


「大丈夫よ、それより知識が多くてまとめるのに大変だったのよ何とかできたしね」


「それならいいのですが」


「なんでみんなここにいるの?」


「当たり前でしょ、マリー様がいなくなればこうなるんですよ」


「エバァン説明しなかったの」


「しましたよ、信じてくれなくて現れるまで待つと聞かなくて、ここで待つのを許可しないと、ここで戦いが始まる所だったんですから」


「あら、大変だったのね」


「大変って思ってないと顔に………もういいです」


「いいの」


「はい、もういいです。諦めます」


「エバァン学っていいわね」


「そうですね」


「あとは皆んななんだけと、このままでは私のお願い滞ってしまうわね」


「!?、マリー様の配下に告ぐ今すぐマリー様の命令の継続を各自、取りかかれ」


「「「は!」」」  あっという間にみんないなくなった


「エバァン、ありがとう」


「中に入りましょう、エバァン」


「はい、それにしてもあの子は、まだ鍛えきれていないのかしら」


「イブリースいるのでしょ、エバァンの後ろにいないで答えなさい」


 さっきのでショックだったのかしら


「は、はい」


「スルトがカミラを同化中とのことでもう時期ここに来れるととの事です」


「それならいいのだけど、イブリースさっきからどうしたの、変よ」


(おい、エバァンなんとかしてくれ、あれが脳裏から離れずにマリー様を襲いそうになる、どうにもならん)


(わかった仕方ないから、俺からマリー様に言ってやる)


(は!なぜマリー様に言う、言わないでなんとかならんのか)


(ならないから言うんだ)


(くそ!)


「マリー様、それについては私から」


「エバァンが?」


「はい、マリー様があんなところで裸になるからイブリースが抑えが効かなくて困っているのですよ」


「あー、なるほどそう言う事ね。なら簡単ね、イブリース私に背中を見せなさい」


「はい」


 イブリースの頭に手を置いて焼きついた映像の私に服を着させた。


「これでどう?私見れる?」


「ありがとうございます。ようやく落ち着きました」


「私も悪かったしね、イブリースは悪魔だから余計なのよね」


「わかっていただいて何よりです」


 ―――――――――――――――



「マリー様、スルトから連絡が入り終わったそうです」


「それなら今から行ってくるわね」


「え!闇の時間までまだありますが」


「イブリース、エバァン私はここから闇に向かうことができるようになったの」


「イブリースと、行ってくるわね」


「エバァンここは任せるわね」


「お気をつけて」



 ――――――――――――



 闇の中をイブリースと共に歩いて行くとスルトの姿が見えた。


「スルト、終わったて言うから迎えに来たわよ」


「お待ちしておりました」


「カミラ、マリー様に挨拶を」


「この度マリー様に頂いた物と同化が完了いたしました。よろしくお願いいたします」


「こちらこそよろしくね」


 悪魔は宿した体の格好のままなのね。

 これは嫌だな。

 これは騎士だったのかな。

 鎧がぼろぼろだし、男だね、多分いや、聞いておこう


「私は、男になりなります」


「わかったわ」


 手をただいた


「いい感じ、好青年って感じになったね」


「ありがとうございます、行きましょうか」


「スルト闇は任せたわよ」


「は!お任せを」


「イブリース戻るわよ」


「はい」


 ――――――――――――


 部屋に戻ると


「皆んな、新しい仲間ができたわよ」


「仲良くして、ここまた狭くなってない?」


「マリー様それは物達が増えたせいかと」


「エバァン、なんでこんなに増えてるのよ。私がいない間になにが」


「マリー様が物達の長になられた事で物達の出入りが自由になったものと思われます」


「こないだ広くしたばかりよ」


「そう申されましても、物達の制限はもともとしてありませんでしたから」


「わかったよ一度皆んなには外に出てもらって。広がるから」


「かしこまりました」


 今度は、人やら、物達やらで多すぎるので全員外へ出てもらった。


「いいわよ、中に入って」


「それと、今回物達は、こっちの扉から入ってそこが物達の場所になっているから」


(はーい、マリー様見ていい?)


「いいわよ」


「他のもの達は左が男、右が女の部屋にしてあるから、各自確認しておいて」


「わかりました」


「エバァン、イブリース、ファティマ、キリウス、クオン、カミラ、アイシェそのもの達は、私の部屋の隣に1人ずつ部屋を用意してあります。そこを使いなさい」


「よろしいのですか、我々にこのような部屋をいただいても」


「ええもちろんよ、今後の働きに期待しています」


「言われるまでもなく」


「マリー様ご報告がございます」


「キリウス、見つかったの」


「はい、1人見つかりました。女性と子供50人ほどです」


「子供50人!?」


「はい、それが身寄りをなくした子供達を集めて育てているそうです。その為50人もの子供がいるとのことです」


「いや〜見るとは言ったけど、ここまで多いいとは思わなかった」


「エバァン、その子達を川の向こう側で面倒見れないかしら、あそこなら食料には困らないし、守りきれないなら、クオンの配下を回しても構わないから」


「わかりました、では子供達が過ごせるように建物を建てておきます」


「クオン、手伝ってあげて」


「仰せのまま」


「失礼します、お話中」


「あら、水の長あれ?名前あったわよね。昔からそうやって呼んでいたけど、あったわよね」


「はい、幼かったマリー様は、私の名前をなかなか覚えていただけなかったので諦めておりました。私の名はブァディー」


「ブァディー、ごめんなさいね、今度からそうやって呼ぶわね」


「ありがたきお言葉」


「川の近くだからブァディーも子供を見てほしいわね」


「わかりましたわ」


「これから、子供達を学民にします、これから子供達を育成し、間違った事を次にしないように育てないといけません、あなた達はそれが出来るのです、エバァンは、自分の配下に指示を出してここへ戻ってきなさい」


「マリー様のお望みのままに」


「行きなさい」


「は!」


 各自散っていった。


「エバァンが戻るまで自室で休みます」


 部屋に戻る。現代は、あれから35時間が経っていた。向こうも片付けないといけないのだけど、異世界が忙しくて行く気にはなれない。脳は繋がっているし、体も動かしてるから話してる内容も、いつもと変わらないしね。

 追跡用の魔法陣あ!そうだった。

 作らないと。

 そそくさと作り始めた。


 手のひらサイズの魔法陣を出して、ってあれ?

 これ小さくするの知ってる、そうか物達が言ってたね、知らないことがなくなったって。


 試しに作ってみた。おー、これはわからないぞ0.001ミリのができた。って見えない。

 できてるの?拡大魔法を目に施し見てみたらあった。

 これなら気がつかれるわけがない、いいのが出来たね。


 配下いっぱいになったな、木が切り倒されたら各都市で争いを始め出す。

 その前にもうすこし配下欲しいな。

 何が起きても対応できる方がいいもんね。


 試している間に地下に向かうのにここに来たのだと思い出し、準備を始めた。

 いつもならエバァンに頼むのだけど、今は川の向こう側で作業をしているからだからね。

 子供達を迎えるために準備をしないといけないからね


 ブレスレット、ネックレスは、つけておかないとね。


 両方ともみんなとの繋がるアイテム、連絡用なのだけれどもね。

 ブレスレットは、属性を持つ者達との、ネックレスは、配下6人と繋がるアイテム。

 あとは隠れ家から出すからいいか。


 ―――――――――――――――


「ただ今戻りました」


「はや!手を抜いてないでしょうね」


「めっそうもございません、全ての配下総出で建物、家具類を仕上げたので、この速さなのですよ、子供達も迎えに行き、向こうに到着済みです。あとはマリー様がお越しくださるのを待っている状態です」


「全員使ったの?」


「当たり前です、マリー様の配下ならば当然最優先で事を進めますから」


 呆れた、まさか全員使うとは。

 私が指示出したの10万のはずが、25万人の配下が動いたなら当たり前に終わるわね。

 エバァンの言うこと聞いたと思う。

 通りで隠れ家が静かだと思った。

 物達まで行っていれば静かよね。


「マリー様、私の言うことを聞いたのはマリー様直々、私に命じたので、そのまま他の配下に伝えたいだけです、それだけで、全員動きます」


「私の考えでた事よくわかったわね」


「長く見てきましたから、マリー様の考えが大体わかるようになっていますよ」


「子供達の元に行きましょう」


「は」


 エバァンと共に子供達の元に現れた。


 配下全員が集まりマリーの前に跪き出迎えた。

 子供達は、配下に圧倒されているようね。


「貴女久しぶりね、約束通り迎えに行けてよかった」


「キリウスさんから話を聞きました。まさかとは思いましたが、皆さんにお会いして考えを改めました」


「あれ?貴女もしかして学民の魂のかけらあるわね、向こうの時には、感じられなかったのに」


「多分それは、学ばない民と、学民のハーフだからですよ」


「私の父が学民の所から出て、母と夫婦なったからなんです、父が言っていたのは、学民は外に出る事を許されてはいたが、外での生活は、許されなかったと言っておりました。そこで父は、自分が学民である事を隠し母と生活をしていたそうです、それを知る者は私と母父だけ、私も母がなくなる直前に知らされ、子供達の事もあり、自暴自棄になっていた時向こうへの話が出たのです」


「そうだったのね、ここは貴女と子供達を受け入れる場所になるように作られた、これより子供達の学民にしていきます。貴女に課せられた課題それは子供達を学び導く為の教師同じ過ちを繰り返さないようにする為にはどうしたらいいかを考え、学び、次へとつなぐ力、知識なのです。貴女はそれを望んだ、それに私は少し手を貸しただけ、あとは貴女次第なのですよ」


「マリー様には、感謝しかありません。必ず子供達を立派にしてみせます」


「楽しみにしているわね、子供達の安全は、私の配下が守ってますし、もちろん教師として手伝いもしてくれます、何があれば配下に伝えてくれれば私につながります」


「ありがとうございます」


「それでは始めますね」


「お願いします」


「みんなこんにちは、私はマリーこれからみんなで仲良くしっかり学ぶ為に必要な事をしていきます。私からの贈り物をみんなにあげたいと思います、それは心が暖かくなるものです」


「ねぇ、それ痛い?」


「痛くないわよ」


「怖いことするの?」


「しないわよ」


「辛くなったりしない?」


「しないわ」


「他にはある?答えるわよ」


「マリーは、誰?」


「全てを知る者」


「なんでも知ってるんだ」


「そうよ、いいことも悪いことも、いっぱい知ってる、知ると言うことは素敵なこと、悪い事を知るのも大事な事、悪い事をしたら、次はしないようにする事も素敵な事それを全て知っているのが私」


「マリーは、すごいんだね」


「すごくはないよ、まだまだ学ばないと死ぬまで学ばないと素敵な私にならないものね」


「質問は、大丈夫かな?」


「うん」


「始まるね、みんな手を空に向けて手を上げて」


「これでいいの?」


「そう、それで合ってる。そのまま、私がいいよって言うまで上げててね」


「うん」


「魂に刻まれし記憶 包まれた物へ 私は魂と共に学 育む物 刻みし魂の記憶 レッミモァ」


 光が子供達の手のひらに1人一個ずつ吸い込まれていった。


 これで大丈夫かな、確認をするとチャちゃんと魂に刻まれていた。

 学民の魂のかけらが入り込んでるね。


「みんないいわよ」


「貴女名前は?聞いていなかったわね」


「私の名前は、カミーユ」


「素敵な名前ね」


「エバァン、あとはお願いね、私隠れ家に帰るから」


 マリーの前に跪き


「かしこまりました」


 その場から消えるように隠れ家に戻った。それにしても、魔法陣出さなくても移動出来るようになったのは大きいわね。

 自室に戻って地へ行く準備を済ませた。

 ベットに横になって現代の私を確認していた。

 まだ動きはないようだね、ちょうど子供が帰ってきた。子供も変わりがないみたいで良かった。ご飯の支度して、いつもと変わらない行動をしている。特にはこれといって変わらないみたいだね。


 ―――――――――――



「マリー様、ただ今戻りました」


「そろそろ次の街に行こうと思っているのよ、着いて早々悪いけど準備してほしいわ」


「ただいましてまいります」


 エバァンが準備をしている間に3人を呼び出した


「イブリース、ファティマ、クオン急に呼び出して悪いんだけど頼みがあるの」


「なんでしょうか」


「3人に配下がいたわね、その者達をここに呼びたいのよ、3人それぞれに直属の配下いたでしょ」


「たしかに私の直属の配下おります」


「俺は、スルトがそうなのだが」


「俺も直属の配下はいます」


「そっかイブリースは、直属の配下スルトだったわね、それなら直属の配下作ればいいわね」


「マリー様その者をここに呼ぶのですか」


「そう、もちろん、貴女達の居場所のかんりを任せていない者ね、いないのであれば、作ればいいだけよ」


「わかりました、それは早急に必要な事なのでしょうか?」


「ファティマ早急にではないけれど、私とエバァンが地から戻るまでの間に連れてきて欲しいのよ、出来るかしら」


「してみせます」


「仰せのままに」


「任せてくれ、闇には、沢山の者がいるからな探すだけだ」


「それなら、今から早速行ってちょうだい」


「は!」3人は急いで向かうのだった。


(マリー様、急だね)


(それがね、木が倒れそうなのよ)


(そうなの)


(少し急いだ方が良さそうだから)


(みんなは死なないし、見守る物だからね、しっかり見守っていて)


(はーい)


(少しずつ配下を増やさないと、これから始まるであろう戦いに勝てないからね)


「マリー様準備が整いました」


「行きましょう」


「マリー様歩いていくのですか」


「もちろんよ、せっかくなのだから全てを見ておかないとね」


「わかりました」


 隠れ家を南西に向かって5時間ほど歩いた所に大きな洞窟が見えてきた。

 洞窟の左右に10人の人が立っていた、どうかしたのかしら?

 近づくと10人が私達の前に立ちはだかった。


「君達は、この先に用があるのかな?」


「そうなの、地ウォンへ向かうためにここに来たのよ」


「それなら、試験を受けてもらわないといけない」


「どうして?」


「ここから先には、街もあるんだがその前に街を守るために猛獣が放たれている、そいつらに見つかれば食われるようにしてあるんだ、その為攻撃をかわしながら前に進める力が必要になる」


「そうなのね、その猛獣倒したらダメなのかしら」


「それは構わないが、まず無理だろう。それこそ大勢でかからないと倒せないからな」


「どのぐらいの猛獣を解き放っているの?」


「役500位だが、繁殖もいているから大まかな数でしかないよ」


「試験を受ければいいのね」


「そうだ」


「なら、始めましょう」


「決まりは一つ、俺たちの攻撃をかわしながら、背中にある旗を全員取れば血ウォンに向かうことが出来る、それと通行書を発行できるから、頑張ってくれ」


「1人ずつ試験を受けるの?それとも一緒にいいの?」


「好きな方で構わないが、2人の時は難しくしている」


「エバァンの好きな方を選ぶといいわよ」


「選んでよろしいのですか」


「いいわよ」


「それでしたら、1人ずつでお願いしたいです」


「わかった」


「3.2.1.0で試験開始にする、自分でカウントダウンをするといい」


「わかった、3.2.1.0」


 エバァンには、簡単だったみたいね。跳ね返しの魔法陣を手のひらにつけて、物理攻撃、魔法攻撃を跳ね返し、旗をとっていった。


「これでいいか」


「見事だ、あとで通行書を発行するから待っていてくれ」


「わかった」


 次がマリーの番になるのだった。

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どうだったでしょか?感想をお待ち申し上げております。 これから先、主人公を取り巻く状況をお楽しみくださればと思います。読んでいただき誠に有難うございます
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