表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣は特等席  作者: どうざんどうざん
終わりの始まり
3/5

カウントダウン

ものの30分、青年はパチンコ店をすでに後にしていた。




1時間前までのワクワクは何だったのだろうか。



そう思うほどあっけなく青年のなけなしの1万円札はパチンコ台横のサンドに吸い取られていった。




駐輪場でバイクにまたがりながらスマートフォンをいじりながら、店に入った時に買った微糖の缶コーヒーの残りを飲みながらタバコに火をつける。




『クソが…。遠隔だろあんな店。』



ボソリと呟く。

そう思うなら行かなければいいのに。



目の前を歩いているギャンブルとは無縁そうな大学生と思しきカップルに言われている気がした。




もちろんそんなものは被害妄想だ。




財布の中を見ると5千円札が2枚。



『いよいよやべぇなこれ。』

財布の中身を見た。

財布の中身=全財産である。




若干の焦りを感じて年季の入ったバイクで家路に着いた。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ