ひとつ。
他愛ない幼なじみーずの1日です。
暇。暇すぎて笑えない。
毎日繰り返す同じような日々に僕はうんざりしていた。
ミト「健斗、暇」
ケント「いや、知らんがな。」
ミト「ひま、ひま、ひまー」
口に出したって、健斗に文句言ったって何一つ変わらないのに。
春休みに入ってから僕はずっと健斗に「暇」と言い続けていた。
ケント「そんなに暇なら俺の課題手伝ってくれよ。美兎、お前勉強得意だろ」
ミト「全然」
なんで暇だからって課題手伝わなければいけないんだよ
ケント「…じゃぁ一緒に考えてくれ。もしくは教えてくれ」
ミト「ごめん今暇で忙しいんだぁー((棒」
ケント「あ゛?…お前もう帰れよ…」
ミト「帰れとか酷いー」
てか家隣なんだけどっ(笑)
ベランダが近いのを忘れたのか、コイツは。
━━ガチャッ
「はろはろっ」
ドアが空く音と共に小柄な少女が入ってくる。
ミト「おお!!空子やっと来たー」
ケント「!?おまっ…!?」
クウコ「ん?私の嫁に『暇だったら健斗の家においで』ってメールもらったからさ」
ミト「にゃはっ☆嫁だなんてうーれーしーいー(笑)」
ぎゅっ…と僕は空子に抱きつく。
クウコ「大好きだー」
ミト「僕も大好きーっ」
ケント「お前ら外で遊んでこいよ…」
ミト「馬鹿め、今日の最高気温を知らんのか」
クウコ「18℃だよねー」
僕は寒いの嫌いなのっ!!
ミト「寒いと死んじゃう(´・_・`)」
ケント「勝手にくたばっとけ」
え!?
仮にも幼馴染だよ!?
ミト「ひどくないそれ!?」
クウコ「そうだそうだ嫁に謝れ」
ミ・ク「「三十路のくせに調子のんなy「黙れ」・・・あん?^^」」
ケント「俺が三十路だったらお前らも三十路なんだよ!」
はっww
ミト「老け顔健斗www」
ケント「うるせえよ!」
なんだかんだいって健斗は以外とモテるのだ。
くそう。
こいつのどこがかっこいいんだか。
平凡なのにね。
健斗のくせにちやほやされやがって。
ケント「あーもう課題わからん!」
アホなのに。
ただのゲーマーなのに。
なんでコイツはモテるんだ、おかしい、この世はおかしい
あれ、なんか僕おかしいね。
ミト「・・・しゃーなし、手伝ってあげる」
クウコ「おお、さすが嫁。やっさしい!」
ケント「おお!まじで!?」
ミト「・・・誰も無償で手伝ってくれなんて言わないよね♪」
ケント「・・・・え」
誰がタダで課題なんてめんどくさいもの手伝わないといけないんだよバァカ
ミト「いちごのタルトよろしくね♡」
クウコ「もちろん、私のもね!」
ケント「安いやつな!」
ミト「不二家のいちごタルトー♪」
あはっ、食べたかったんだよねぇーいちごのタルト!
不二家のってちょっと高いから手が出せなかったんだよねー
クウコ「きゃっ、楽しみっ!!」
ミト「で?何がわかんないの?」
ケント「これとかこれとか」
数学のプリント集を指差して健斗は訴えてくる。
それは高1の問題の応用問題っぽい問題だった。
僕はとりあえず心の中で嘲笑っていた。
こんな問題もわからないのにモテる健斗がウザくなった瞬間でもあったが。
クウコ「えw、私でも解けそうなんだけど」
そんなこんなで僕らの春休みの1日は終わったのだった。
今のところは
美兎&健斗フラグは立ちません。
断固立たせません!!
文才ないです(´・ω・`)




