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濡れ衣  作者: Shiena
4/26

【4話】

4時間目のチャイムが鳴る。


もう私は焦らなかった。


泣いてもいなかった。


ただ、ハルカが話すのをひたすら聞いていました。


「さっきも言ったみたいに、メ−ルが着始めたのはテスト2日前。つまり11月28日から。

 それで少しずつ皆にもメ−ルが送られていって、結果的に今みたいな状況に着いた訳

 なの。」


なるほど。私の中で少しずつ整理されていった。つまり、11月28日からメ−ルが始まり、


最初はK君に、次にY君に、それからタクヤに、そして最終的にハルカとの直接対決と。


犯人は、誰にメ−ルを送るときにも「トキです★アド登録よろしくね♪」と文章の一番


最後に付けていたらしい。そしてそのアドレスのまま、ハルカに嫌味を言ったらしい。


ハルカだけじゃない。K君も、Y君も、タクヤもそいつにいろいろと言われたらしい。


K君は私のことを「殴ってやる」って言っていたそうだ。


はは。殴る?笑っちゃう。男が女に殴るって言った。私はこの状況ながらおかしな話だと


思った。


私は殴られてもいいと思っていた。むしろ、やれるもんならやってみればいいとまで思っ


ていた。私は知っている。そんなの口先だけだっていうこと。いかに世の男が格好つけて


いるかがこれではっきりと証明された。そう、数学のようにね。


話を聞いているうちにだんだんとむかむかしてきました。


なぜなら、私のことを「犯人だ!!」と断定出来る証拠が何一つないからだ。


でもそれは私にしか言えないこと。皆はあのアドレスが何よりの証拠だと言っているのだ


から。あのあからさまに私の名前が入れられたアドレスを信じて・・・・




こうして4時間目の授業も終わり、敵の待つ教室へと戻ることになった。


読んでくださっている方、ありがとうございます。

皆さんのおかげで最近少しずつアクセス数が増え

てきています。これからも頑張りますので、感想・

アドバイス等よろしくお願いします。



感謝をこめて  Shiena

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