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濡れ衣  作者: Shiena
25/26

【25話】

翌週の水曜日


私は今学習室に独り座って待っていた。


今日は男子達話す予定だった。


怖くてなんどもため息をついた。


そして、男子3人と、鈴木先生が教室に入ってきた。


『じゃぁこれから始めるわね』


私はうつむいたまま返事をしなかった。


『じゃぁ、とりあえず一人一人トキさんに謝って』


とりあえず・・・・?


タクヤ:《いろいろ疑ったりして、すみませんでした》


Y君:{疑ってすみませんでした}


K君:〔疑ってすみませんでした〕


皆、同じ言葉しか言わなかった。


でも、Y君だけは{す−い−ま−せ−ん−でぇ−し−たぁ〜}という態度だった。


私は頭にきて、


「あのさ、Y君は別に悪いとか思ってないでしょ」


顔をあげないまま言うと


{ああ}


なんともそっけない返事が聞こえ体中が怒りに燃えた。


「だったらここにいなくてもいいよ」


{そ?あぁじゃぁ帰っていいんすか?}


そういうと先生に視線を向けていた。先生は何も言わないでただ下を向いていた。その


態度でも私は怒りを覚えた。だから自分が返事をした。


「いいよ」


そう私が言うとエナメルバッグをさっそうと持ち上げ、乱暴にドアを開け教室から去って


いった。


涙が出てきた。


どうして?


だってあんたが悪いって証明されたのに、あんたは他の2人みたいにちゃんと謝ってくれ


なかったから。


もう悲しいことはごめんだ。

投稿が遅くなってしまってすみませんでした。

読んでくださってありがとうございます。



感謝をこめて  Shiena


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